■夜学バー日報 2026年■
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2026年1月
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2026年2月
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2026年3月
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2026年4月
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2026年5月1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
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2026年6月
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2026年7月
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2026年8月
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2026年9月
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2026年10月
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2026年11月
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2026年12月
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●2026年1月
2026/01/01(木) 休
2026/01/02(金) 休
2026/01/03(土) 休
2026/01/04(日) 17-24さく
2026/01/05(月) 17-24さく
2026/01/06(火) 18-22みつきち、-25j+OJT
2026/01/07(水) 13-22みつきち、13ー18まちくた、18-31カモメ+OJT feat.かなみ
<カモメ>
2026年の夜学バー初めだった。冬休みスペシャルということで、みつきち氏とまちくた氏が13時からお店を開けていた。私はもう大学の授業が始まっていたので、いつも通り夕方からの参加。
元々18時にまちくた氏から監督業務を引き継ぐ予定だったが、なんだかんだいつも通りの17時に店に行った。ダブル監督体制でお得。そのあと2人組のお客さんがきて、みつきち友がきて、2人組が帰った。しばらく3人で話していたけれど、みつきち氏と私が急にお腹が空いたねとなって、夜学バー近くにある中華料理屋「竹子」に出前の電話をした。キムチチャーハンとチャーシューチャーハンを頼んだ。電話して10分くらいで届いて、どんなキッチンシステムを構築しているのか本当に疑問。せっかくだったので、みつきち友に従業員からお裾分けをして3人で食べた。
ちょうど食べ終わったくらいに、カモメ友人のA君がきた。軽い雑談を挟んだあとに、ある特定の話題になった。この話題がみつきち氏にとって全く共感できない類のものだったのか、面白い方にしようとしている感じがない上に、乱雑に話を流しているように見えた。時折私があいだに入って、みつきち氏ならそこでどう思うのか、なぜなのかと問いを投げかけたりしたが、なかなかうまくいかなかった。普段は非常に聡明で、常に新しい方へ行こうとしている彼女が、なぜあれほど思考を放棄してしまうのか(放棄していなかったらごめんなさい)疑問であった。まあ考えてみれば、この時すでにみつきち氏は稼働9時間目に突入していて、単純にかなり疲れていただけかもしれないが……。
ただ、話が別の話題に移った時に、あるキーワードが場に飛び出して、そこからは夜学バーらしく場を展開できていたとは思うので、最初の方はかなりもったいなく感じていた。
のちに、かつての従業員で、新潟で「喫茶みずのみば」を営んでいるかなみさんがいらした。このあたりでOJTの方とカウンターをチェンジ。
しばらく話しているうちに、25時くらいからカウンターに立つ流れになったので、「これは自分も夜学にいた方が面白いかも」と思い、朝までいることを決意。結局24時半ごろからカウンターに立つことに。
閉店したのは31時ごろだったが、そのあいだに、さく氏と男性1名がいらした。どちらも26時ごろにはお帰りに。みずのみばのことだったり、新潟のことだったり、夜学バーのこともたくさん聞いたし話した。夜学の思想を持って自分で店を開いている人からは絶対に学べることがいっぱいあると思っていたので、実際に考えていることや気をつけていることを聞けて、有意義な時間だった。
日が昇り、明るくなったので店を閉め、そのまま1限の授業を受けに学校へ。大学近くのネカフェでシャワーを浴びて、そのまま授業を受けた。授業の記憶はほとんどないけれど、行っただけでえらいと思います。
<尾崎>
31時すごいですね。かなみさんが(ですよね?)カウンターに立つ流れも含めて。「面白そう」というだけで進んでいく場、本当に大好きで、それでこういうお店をやっているのです。
みつきちさんについては、ぜひご本人の考えも聞いてみたいですね。
夜学バー公認出前店「竹子」は、いつの間にかとても特別な存在になっておりますよね。黒電話ジーリジーリと回して「夜学バーで」って言ったら持ってきてくれるの。これが本当のレトロだ!(口癖)
2026/01/08(木) 18-23モエ、-29j
2026/01/09(金) 18-25j
2026/01/10(土) 18-23まちくた、-25j+OJT
<まちくた>
今日は従業員としての反省とかレポートではなく、本当に個人的に思ったことだけを書いてみます。今日は私の知り合いが3人同席している時間がありました。行動上では、夜学のお客さんにたいして知り合いであるとか知り合いではないとかは気にせずいま共に場を共有している人たちとして受け取りその場が良くなるように努めます。
その一方で、個人的に抱いた感想として、まったく違う経緯で知り合った3人がその場で意気投合!とまで言っていいかわからないけど、かなり同じ場を共有していたことに感慨深くなりました。1人は、小学校と中学校の同級生で、もう1人は高校生の頃、お互いの音楽好きが高じて知り合った1歳上の友人で、もう1人は大学に入ってからサークルで知り合った1歳下の後輩でした。出会った時期も私との関係性も微妙に違うし、今日夜学バーにきた動機も異なるはずなのに、音楽の話題で通じ合ったり、場での話題に自然に参加していたりしているのをみて不思議な気持ちになりました。それと同時に自分はずっとこんなことがしたくて夜学バーをしているし、夜学バー以外でもいろいろと行動しているよなぁと思いました。私の知り合いに限らずとも、普段別々に生きている人たちが、それぞれの動機で同じ場所に居合わせるということ、またそれにより起こることが、不思議だし、好きだから夜学バーをやっているし、いろんな人と関わって生きているんだなぁと思った日でした。
<尾崎>
そんなさなかに僕は入室したわけですが、たしかに良い空気が流れておりました。まったく別の背景を持つ初対面同士だとは思えないような。そういうのを僕は人為的な奇跡(矛盾?)だと思うし、そのハブとして自分やお店がある、と実感できると嬉しいですよね。そういう瞬間のためにやっているようなところが僕にもあります。
2026/01/11(日) 17-24さく
2026/01/12(月) 17-24さく
2026/01/13(火) 18-22みつきち、-25中立
2026/01/14(水) 17-23カモメ、-25中立
<カモメ>
この日はボウズ(
2025/03/13(木)の日報にて解説)でした。ちょっとしたきっかけがあり、学内イベントのキャッチコピーを考えていました。途中途中でコーヒーを淹れたり、本を読んだりしながらひたすらノートにアイディアを書き込んでいました。
がむしゃらに考えるのは大事ですが、目的とゴール、どんなものを求めていてそれにどんなアプローチから近づいていくのかが考えられていないといいものを作るのは難しい。これはコピーだけでなくどんなことにも通じていることだと思いますし、夜学バーのカウンターに立つ行為においても大切だと感じます。
なんとなく会話をしてドリンクを作るのではなく、相手の言葉や場の空気を考えた上で最適な振る舞いができるように応用していきたい。
<尾崎>
カウンターに立っているとき「コピーみたいな一言」がスッと言えた時には自分でも「オッ」となりますね。もちろん「コピーっぽい言い回し」という意味ではなく、「短いのにターゲット(その場にいる人たち)への訴求力が高い」という意味。そういう言葉を常に探っていきたい。
2026/01/15(木) 18-25ギン
<ギン>
OJTを除くと初出勤。1人で待つカウンター内が存外に寒く、ヒーターをガンガンつけてウトウトしながら待つ。9時過ぎにお一人ご来店。「今日初出勤で」と話しかけようかと思ったが、言い訳をしているように感じやめる。少し沈黙が続き考えあぐねる。その後「木曜飲みに行く人は多いのかどうか」→「宅飲みの頻度」→「酒飲みのコロナ禍事情」などと話が進んでいるうちにお二人目。夜学バーのHPをかなりチェックされている方の初来店、そのような歴史的瞬間に立ち会えて光栄でございます。ジャッキーさんがラーニングしてきた種々のオリジナルカクテルに興味を持っていただく(たしかに夜学バーのメニューの豊富さ・希少さは、意外と来てみないとわからない要素かも)。初めてのカクテルを緊張しながらサーブしつつ、酒飲み談義が続く。その後ジャッキーさん到着。さらに3人目ご来店。ジャッキーさんの進路について話しているとあっという間に時間が過ぎ、26時半頃閉店。
ひとまず、つつがなく営業を終えられて良かったです。初出勤を見逃さないでくれた皆さんありがとうございました。またお会いしましょう。
<尾崎>
「少し沈黙が続き考えあぐねる」これです、これが夜学バーの夜学バーたる所以です。考えねばならんのです。ただ、考えていたら「お会計で」と言われてしまうこともあって、そんな日は落ち込んで胃に灯油を流し込む花子なのでした。「考えあぐねる」ことと「思い切って踏み出す」ことのバランス。未だに鍛錬してます。
初出勤ありがとうございます。記念すべき日に記念の文章が残ること、なんだか神神しく感じます。
2026/01/16(金) 18-25j
2026/01/17(土) 19-25j
2026/01/18(日) 17-24さく
2026/01/19(月) 17-24さく
2026/01/20(火) 18-22みつきち、-25中立
2026/01/21(水) 17-23カモメ、-25ギン
<カモメ>
21時半ごろに男性が1名でご来店。メニューについての質問を受けた時の語尾が関西弁っぽかったので、関西に関わる話題で会話の糸口を探ってみようと、次の5月に京都に旅行に行く計画をひとりごとのようにしてみた。
最初よりも固くならずに会話できるようになってきたが、体感で京都出身ではないと判断。そこで、「京都に行くなら大阪も行こうと思うんですけど、もし知ってたらおすすめの場所とかありますか?(意訳)」と聞くと、お客さん自身で大阪出身と打ち明けていただいて、色々教えてもらった。
そこから話が弾んで大阪の地理について教えてもらい、大阪人の商魂の強さについて実体験を交えながら話してもらった。他にも京都と東京の川の違いなどなど、ただの地元トークではなく、そこから一歩進んだ感じの話ができた。
最初に直接関西出身なのか聞くこともできたが、いきなり出身地というプライベートなところに踏み込むのは違うなと思いあえて遠回しに。他人から強制的に開示されたのと、自分から言っていただいたのでは心理的に大きな差があると思います。ただ過去に遠回りしすぎて失敗したこともある(
2025/04/16(木)に記されています)ので今回はもっと直線的にしてみたけど、これはこれであと1cmで答えのところまで踏み込んでいるような気がしてずるい感じがするな。そこらへんの塩梅も勉強しなければ。
ひとまず、過去の反省を活かして今日の営業に繋げられたのは嬉しいなと感じます。
<尾崎>
>カモメ
「ひとりごとのように」これは勇気がいりますよね。でも使いこなせるとめっちゃ有用です。言葉なんてすべてひとりごとですから(極論)。京都から潰していって大阪で当てる、みたいなワザも技ですね。いいと思います。
いきなり出身地に踏み込むのではなく、やや遠くから攻めて自白を煽る(言い方)のも上手。たしかに若干「アーおれが関西イントネーションやから関西の話してんねやな」と思われるおそれはあるし、「あと1cm」というのは小狡い感じもあります。あとはまさにその塩梅で、ここは経験が大事だろうなと思います。
ともあれそのように考えて動いてくれていることは嬉しいし、その線で洗練させてくださると嬉しいッス。
2026/01/22(木) 18-23モエ、-25中立
2026/01/23(金) 17-24さく
2026/01/24(土) 18-20j、-22中立、-25ギン
2026/01/25(日) 18-22ギン、-25j
2026/01/26(月) 17-24さく
2026/01/27(火) 18-22みつきち、-25j
2026/01/28(水) 17-23カモメ、-25j
<カモメ>
みつきちさんがいらして、(
2026/01/07)の何が悪かったのか、わたしからみてどんなふうに感じたのかを聞きに来てくれました。こういう学びに貪欲なところは本当に見習わなければいけないと痛感します。
その話が終わって、受験勉強の話をしていたら男性1名のご来店。3人で一緒に教育や受験について議論を交わし、2時間ほどでどちらもお帰りに。
しばらくして、2人組の男性とわたしの大学の先輩が。2人組の男性が何やら受験の話をしていたので詳しく聞いてみると、某有名私立大学に入学したも、別の国立大学を諦めきれずに受験し、大学3年生に上がるタイミングで転校をしたとか。もっと複 雑な経緯もあるんですが、それはナイショ。
途中で新たに1名加わり、5人で30分くらいはなした。最初にいらした2人組がお帰りになり、3名に。話の流れで大学の学部とか専攻の会話になり、実は全員同じ大学かつ学部もほとんど一緒だということが判明。今日は中身は違えど全部大学の話に帰結するなあなどとも思う。まあそんな偶然もおもしろい。
この時すでに22時45分あたり。ジャッキーさんが23時ギリギリに来て交代するもなんだかんだ30分くらいみんなで話した。
そのまま先輩と夜学を後にして、錦糸町で夜を明かす。始発で帰り、30分だけ家で寝て1限のテストに行った。
<尾崎>
ってことは僕も同じ大学ってことでしたね。奇縁。上野だとあんまりそういうことは多くないのでいいですね。いつもそうだと怖いけど。
交代後はとあるお客さんと差しになり、うーん、これは久々に「テキスト」内にまとめて長文書こうと思っている内容なんだけど、色々話した。この方はとある従業員とちょっとゲンカ(そういう曲がある)しちゃったそうで、それはどっちが悪いでもないんだけど、本当にすごく大事な問題がそこに横たわっていると思うのだ。
簡潔にのみ書けば、「夜学バーにおいては精確な理屈を用いてその場で相手の理解を得られない限り、個人の不快感は正当化されない。なぜなら一対一空間において互いの言い分は常にイーブンで、常識や店の方針、ましてや個人の感想、感情などは暗黙には意味を持たない。それが俎上に出された時にのみ当事者間で検討されるのみである」ってこと。
深夜。すっかり酔っ払った出戻りのお客さんが。帰巣本能! 巣っていうか止まり木だと思ってもらえるのは嬉しいことです。
2026/01/29(木) 18-25j
2026/01/30(金) 18-23まちくた、-25ギン
2026/01/31(土) 19-25j
●2026年2月
2026/02/01(日) 18-25j→中立→ギン
<ギン>
J後頭部を打ち帰宅。急遽交代。既にいらっしゃった物書きのお姉さんと、お芝居って精神的不安定性と直結してないか?みたいな話をした。しばらく凪いで日付回る頃1人来店。店主の無事を祈る。
<尾崎>
本当に死ぬかと思いました。おふたり駆けつけてくれてありがとうございますありがとう。当日お医者にかかろうと思ったのですがたらい回しにされなかなか受け付けていただけなかったので翌日CT取りました。異状なし。よかった~。詳しいことは個人ホームページの日記に書いています。従業員ページ等からどうぞ。
「お芝居って精神的不安定性と直結」という話、気になります。今度教えてください。
2026/02/02(月) 18-24さく
2026/02/03(火) 18-22みつきち、-25j
2026/02/04(水) 17-23カモメ、-25ギン
<カモメ>
ノーキャク。集客力......
日報書く、普通の日に顔出すなどもっとできることはあるのにやらないのは怠惰なのでちゃんとやる。
<ギン>
【実績解除】お茶挽き
<尾崎>
そんな日もある。
店に求心力がないせいでもある。遠心力が強いとこうなるのだ。ジレンマ!
よき場ーテンダーになるにはともかくよい客になることなので、夜学バーはもちろんいろんな場所に足を運んでみてほしい。その点ギン氏は店師、場所師をめざしてがんばっているようでとても頼もしい。
2026/02/05(木) 18-25j+中立
2026/02/06(金) 18-27さく
2026/02/07(土) 18-25j
2026/02/08(日) 18-24さく
2026/02/09(月) 18-24さく
2026/02/10(火) 18-22みつきち、-25ギン
<ギン>
お客さんの1人と政治談義した。選挙の話から国家や民主主義の理念にまで。その後二組来訪。うち1組は画廊をやられている方で、今まで訪れた大富豪の自宅のトンデモエピソードで盛り上がった。お金を持っている人がちゃんとダメなことやってると何故か安心してしまう。
<尾崎>
バーでは政治の話は禁止!という考え方もありますが、夜学バーでは構いません。もちろん推奨しているわけではなく「他の話題と等価」。面白ければいいのです。でも、面白くなかったら政治の話と下ネタとゴシップは徹底的に面白くない(個人の感想)ので、気分が良くはなりません。※店主の感想
2026/02/11(水) 18-25j
2026/02/12(木) 18-25中立
2026/02/13(金) 18-25j
2026/02/14(土) 18-25j
2026/02/15(日) 18-24さく、-29j※庚申の日
2026/02/16(月) 18-24さく
2026/02/17(火) 18-22みつきち、-25j
2026/02/18(水) 1830-25中立
2026/02/19(木) 18-25j
2026/02/20(金) 18-28j
2026/02/21(土) 18-25j
2026/02/22(日) 18-25j
2026/02/23(月) 18-23まちくた、-25j
2026/02/24(火) 18-22みつきち、-25j
2026/02/25(水) 18-25中立
2026/02/26(木) 18-27さく
2026/02/27(金) 18-28j
2026/02/28(土) 18-25j
●2026年3月
2026/03/01(日) 18-25j
2026/03/02(月) 18-24さく
2026/03/03(火) 18-22みつきち、-25中立
2026/03/04(水) 17-25ギン
<ギン>
体が会話するモードに入っていないというか、その場の時間の進みかたと自分の時間の進み方にズレがあって上手く応答できなかったと思える場面が複数あった。反省。
<尾崎>
コンディションの差は当然ある。大切なのはその日の自分のコンディションを見極め、それに合わせた動きをすることでしょうな。
お客さんにもそのことをわかってもらわなければならぬ。ただし初対面の相手にも「今日はコンディションが悪くて」と言い訳せよというのではない。そのとき、自分は「そういう」人間なんだと自覚して、相手の前に「そういう人間」として立ち、それについて違和感を抱かせないということである。
ン、なんか偉そうに書いてしまったが、ともあれコンディションが悪い日は絶対にあるし、何をやってもうまくいかない「デス日(ディスティニーデイ)」は巡り来る。逆らうのではなく身を委ねたほうがいい、というか、委ねるしかないというのが今のところの僕の経験則。
会話するモードに入ってないことをいかに逆手に取れるか、みたいな話。んなこたわかってまサァね。できりゃ苦労はないのだ。精進しか、ぬ。
2026/03/05(木) 18-25ギン
<ギン>
まず2人1組来店。うまく会話に入れなかった。その後バーが初めてという大学生がいらっしゃり、いろいろお勧めした。途中もう1人大学生らしき人が来たのだが、お金を忘れてきたらしく、申し訳なさそうにサッと帰られてしまった。どうにか引き留めたかったと劇しく後悔。いくらでもお金貸すのに。
<尾崎>
劇後悔メンですね。げきこうかいめん。単数だから劇後悔マンだけど、語感が面白くない。劇後悔面? 劇後悔麵とすればたぬき用語(?)で「麵」が「メンバー」を指すから「劇《はげ》しく後悔した(夜学バーの)メンバー」ということになるので成立。
参考文献:山口貴由『劇光仮面』
わかります、金を貸してでも勇気出して(?)来てくれた若い人には居てほしいですよね。また、最近はキャッシュレス支払いもできるようになっているので、スマホあればたいていなんとかなります。(早く公式アナウンスしないと……キリがいいから4月かな。
でも手数料を考えたら可能な限り現金がいいです。その次が楽天Pay。あとはだいたい同じくらいですね。3~4%。けっこうかかるんですよ、消費税が10%から14%になったくらい違います。現金乞う仮面。
2026/03/06(金) 18-28j
2026/03/07(土) 18-25j
2026/03/08(日) 17-24さく
2026/03/09(月) 17-24さく
2026/03/10(火) 18-22みつきち、-25ギン
2026/03/11(水) 17-23カモメ、-25中立
<カモメ>
足首の重度の捻挫をして2月2週目から今までおやすみさせていただいた。事故とはいえ、1ヶ月もカウンターに立つことができなくなってしまい、本来夜学で得られたであろう学びを捨てないといけなかった。クヤシイ。とてつもない機会損失である。
回復してさあやるぞ!と意気込んでいたがグランドスラム。
<尾崎>
店に立てないくらい重度な捻挫、まことに痛ましいことです。がんばればほぼ座って店をやることもできるので店に座れそうな日は出てきてもよいですよ。僕もしんどい日は9割座ってやってます。お客さんも事情を伝えれば同情しつつ面白がってくれます。
2026/03/12(木) 18-23モエ、-25ギン
2026/03/13(金) 18-28j
2026/03/14(土) 18-25j
2026/03/15(日) 18-25j
2026/03/16(月) 17-24さく
2026/03/17(火) 18-22みつきち、-25中立
2026/03/18(水) 17-23カモメ、-25j
<カモメ>
前半1名、後半2名追加の3名でした。今まで考えて意識していたことが少しずつ自然とできるようになってきている感じがする。自分の過去の日報を読んでみると、「考える」ことや「意識する」ことばかりやっていて、そこで終わってしまっているなと思った。これではなんとなくそれっぽい感じになって終わりそうだなと焦った。
その分今日は、考えてぐぬぬとなる時、ひとりごとがひとりごとになってしまうとき、うまく繋がって思考を噛ませた会話ができたときが全部あって、今まで思考してきたものが形になったりならなかったりだった。まだ全てをやるのは難しかったが、トライして修正していくことでよくなっていくはず。
<尾崎>
未熟だった頃は僕もよく「思考にとどまってしまう」に陥っていた。覚悟キメて歯食いしばって一歩踏み出して動くしかない。やってみるしかない。
覚えている、18歳で大学1年生の時、友達の友達から無茶振りされて何も応えられず固まってしまったことがあった。友達がフォローしてくれたのだが、「この子、瞬発力はないから」というもので、まったく強くプライドを傷つけられた。そうか僕って瞬発力がないのか。瞬発力があればもっと面白いヤツになれるのか!と奮起、それからひたすらに「瞬発力」を意識して磨いた。今はかなりのもんだと思っている。何事も積み重ね、そして負けん気。
23時にカモメ氏と交代、する少し前に到着。名古屋は那古野のバー「パプリカ」の店主加藤さんが初めて遊びに来てくださって、「店主呼び出しボタン」で呼んでくださっていたのだ。光栄。感激。そしてカモメ氏、かなりの知識人かつ同業のプロである方を相手にするのは大変だったろう。
加藤さんは演劇の人で、バーは彼の運営する小さな劇場に併設されている。僕も高校時代に名古屋で演劇をけっこうマジメにやっていたので共通の知人がけっこういる。名駅西の喫茶「リバー」の堀江くん(他校の同級生)とか、劇団「少年王者館」の小林夢二さん(この方とは東京で知り合った)とか。意外と岸田メル(他校の一個上)はご存じなかった。このあたりは僕にとって「最初期の青春」なので、話せる相手がいると本当にエモーショナルだ。
パプリカは名古屋で余裕があれば積極的に立ち寄るとてもいいお店。名古屋駅から歩けます。おすすめです。ぜひ。
2026/03/19(木) 18-25j
2026/03/20(金) 18-23まちくた、-28中立
2026/03/21(土) 17-29さく
<さく>
17時開店。
介護予防の運動トレーナーの方がいらっしゃったこともあり、介護の話を軸に場が進んでいった。
どうやら、要介護度が重ければ重いほど国から貰える支給限度基準額は増えるらしい。だから施設が収入を増やすためには要介護度が重い人を受け入れた方が収入が増えること。
そのため、介護度が軽い人に対して改善のトレーニングをする施設が昔はほとんど無く、現在でも数少ないらしい。となると介護度が軽くなって改善していく方が施設にとっては損という構造になっているのか。
また、無闇に延命治療をすることによって残された家族が不幸になってしまうこともあるから、そうならないために親が元気でいる間にしっかりと意思を確認しておいた方が良いということを、実際にその状況を経験された方が仰られていて言葉の重みを感じる。
そして29時にお店を閉め、30時の新幹線に乗って新潟へ。
新潟旅行に関してはまた別の場所で。
そしてこの文章もほんぽーと新潟市立中央図書館でただいま(3月24日15時)パチパチ書いている。席がたくさんあるしパソコンが思う存分使える場所もあって良い図書館。遠くの場所だと文章がすんなり出てきて、数ヶ月サボっていた夜学バー日報が書けた。
<尾崎>
知らんことをお客さんから教えてもらえるのは本当にありがたいことですよな。そしてそれを別の場面で役立てる。それをくり返していくと「なんとなくうっすらいろんなことを話せる人」ができあがるのでございます。
2026/03/22(日) 18-25j
2026/03/23(月) 18-25j
2026/03/24(火) 18-22みつきち、-25ギン
2026/03/25(水) 18-25中立
2026/03/26(木) 18-25尾崎(j)
2026/03/27(金) 18-28尾崎(j)
2026/03/28(土) 18-25尾崎(j)
2026/03/29(日) 18-25尾崎(j)
4月1日からできるだけ日報を埋めようと思っている(意志!)ので、リハビリとして30日から書き始めます。ずっと沈黙していてすみません。
遠いところから始めます。ジャッキーさん(尾崎=僕)には兄がおります。小さいころその兄が浅羽通明という人の本を読んでおりました。大学に入ったらその方が非常勤講師として授業を持っておりましたので受講してみました。いつしか私淑し夜学バーを開いた際には星新一作品を読む会を定期的にやってもらうことになりました(現在その会は四谷四丁目の「あひる社」で行われています)。そこに毎回参加してくださっていた男性が、あるとき中3の娘を連れてきて「自分には手に負えないのでジャッキーさんを紹介しようと」とおっしゃいました。その娘は高1になって本当に夜学バーに通うようになりました(5年経った今も定期的に来てくれております)。その娘がTxitterのスペース機能で中学3年生をナンパし、その人も夜学バーに通うようになりました。その中3が高2になって同級生を夜学バーに連れてきました。その友達は一人でも通ってくるようになり、あるとき「留学に関する集まりでさっき知り合った」と同い年の友人を連れてきました。そしてその連れてこられたほうの高2が18時すぎに今日一人で現れ、「ここに友達を連れて来たい」と言ってくれました。えー。世界に広げよう友達の、輪!……やっぱりどうしてもすべてが長くなる。長くなるから日報が滞る。どうしたらよいのでしょうね?
何が言いたいのかといえば、まぁそのように人の縁は繋がって、僕やこのお店は実に幸せだということです。僕→兄→浅羽先生→父→娘→中3(当時)→その友人→その友人→未来。
人づてと言えばそのあとにいらっしゃった二人連れはstaffカモメ氏から聞いたとのこと。またそのあとに来た方はたぶん近隣のお店がキッカケで知ったのではないかな。
そのあと、二度めの高2氏と二人きりに。学校の人間関係の中ではできないような話とか、受験についてなど。ふだんいる世間から離れて話せる場というのはとても貴重で、だからこそ「ここ」を世間にはしたくないと思う。人づてに来る人はそれなりに多いけど、人づてに来た人どうしはまったく初対面だったりして、その出会いによって生じるエネルギーがこのお店の本質。淀まぬようにしたい。
誰もいなくなって大掃除を始めたところでstaffみつきち氏登場。「すでにお風呂に入ったのだが、このままでは何もしないし何もできなさそうなのでとりあえず洋服を来て家を出てここに来ました」と。えらすぎるので、褒めた。何もできなくて何もいいことが思いつかないような停滞した時間には、とりあえず外に出てしまうのがいい。もうすぐで川に出るはず!
夜学バーの冷凍庫は無理やりキャスター付きの荷台に載せてカウンター内を可動するようにしてあるのだが、そのキャスターが一つ壊れてグラグラしていた。中身を出して裏っ返して(正確にいえば大きく傾けて)ビスを打ち直す。インパクト(ドライバー)があれば5秒で終わるのだろうが壊れて捨ててしまったので人力。だいぶ手こずったが修復完了。「えらすぎる!」とみつきちさんが褒めてくれた。褒め合うの本当に大事。
こういう「見えない作業」ってふだん誰にもいたわってもらえない。このお店で働く人たちは無言で色々少なからずやってくれているのだが、面と向かって褒める機会は少ない。基本的には誰もいないときにやることなので。心の中でお互いに「えらい!」と思い合っているのだろうとは思う。そういうものなのでそれでいいのだが、機会があったら思い切り褒め合いたい。
北海道在住の初来店の方と、鹿児島在住の大学生くる。これもかなり夜学バーらしいというか、夜学バーとして恥じない誇らしい事態。大学生は「また6月くらいに」と帰っていった。
北海道の方はいわゆる推し活の遠征だそうで、執事喫茶の話をたくさん伺った。ほとんど知らない世界なので興味津々にあれこれうかがう。僕も最近はまった大衆演劇を持ち出して共通点や共感できるところなど話す。素晴らしい時間だった。こんど執事歌劇団のフリーライブを見に行ってみよう。もし興味ある人、ないし詳しい人がいたらティーサロンのほうにも行ってみたい。(むろん一人で行ってもいいのだが……。ちなみに5000円とか7000円とかかかるそうです。ヒェー。)
2026/03/30(月) 18-25尾崎(j)
昨夜遅く湯島で火事があった。たまに行くガラージパブトーキョーというお店があるビル。心配である。
僕はわりかしゲンをかつぐのでそのせいもあるんじゃないかと思ってしまう、今日は静かな月曜日。お客は2名、すべてノンアル。我ながら平和で良いバーだ。お一人はまったくお酒を召し上がれない体質で、それでも繁く通っていただいている。もう一方は健康診断までお酒を抜くと。肝臓は再生するのである。「ジャッキーさんは飲んでください」と言われたので僕だけアルコールを入れる。どんな店だ。
小山ゆう先生の『がんばれ元気』というボクシング漫画で、厳しい減量に苦しむ山谷さんが元気を連れて食堂に行き、「きつねうどんとてんぷらそば」を注文、ダメだよ減量中なんだからと元気がたしなめると、「元気ちゃん食べて!」と。自分は食べられないから、せめておいしそうに食べている姿を見せてくれと。名場面。名場面しかないのでぜひ読んでください。
2026/03/31(火) 18-22みつきち、-22-24カモメ、-25尾崎(j)
<カモメ>
みつきちさんの監督、のち24時まで引き継いでいました。監督と言いつつも端の方で軽く作業をしながら基本的には会話に参加しています。
この日は推し活や恋愛などといった個人の感情や価値観に強く依存するものが話題の大半を占めていました。夜学内に
2026/01/07の時に居合わせた方しかいなかった時間もあったので、この日からの考えもみんなで混ぜ込んでいました。途中この日にいなかった方も来たので、簡単に一般化して説明するなどもして、さらに客観的意見がうまれていたのはとてもおもしろかったし、新しい視点が出てきたのでまたみんなでふむふむとなっていた。
ただ今日話したこれらの話題は個人の価値観が強く影響するものだと分かっていながらも、少し強めな言葉を使いすぎてしまったかなと。反省です。
<尾崎>
よく行く殺人的酒濃い酒場でいつもより一杯多く飲んだら頭痛くなった。いつもは生ビール→レモンハイで終わるのだがレモンハイおかわりしてしまった。普通のお店ならまだ何倍か飲めるのだがとにかく濃い。酒と氷とレモン(まるまる一個を自分で搾るスタイル)を入れたらソーダ(瓶で提供される)の余地が2cmくらいしかない。水を頼むと粋じゃないような感じがして頼めない。そしてその店が好きすぎてついペースも上がる。ストゼロってこんな感じなんだろうな。
23時ごろ湯島到着時点でだいぶ弱っていたので1時間ほど公園に座る。冷静に考えると今日コーヒーもお茶も飲んでないのでカフェイン離脱との相乗効果で頭痛が起きているのではと整理。短めの電子書籍一冊読み切った、偉い。24時寸前にお店に入り交代。お客3名あり、ありがたい。staffギン氏が雪国(とてもつよいカクテル)を注文し「ジャッキーさんも」と。ここで飲まねば粋でない。無理をするほうが愚かだが賢さよりその場の粋をとってしまいますよナ。ちゃんと50度のウオッカでつくった。おいしかったが正直味が正しく認識できる脳の状態ではなかった気もする。
お客いなくなったあとオーディオの調整。理論上少し音が良くなったはずなのでハイレゾ音源など再生して大音量で浸る。kbpsが4桁だとかなり良い気がする(9000くらいのやつはさすがに良く聞こえる)が、3桁だと聴き劣りする、ような気がする。
ちなみにヤガクバーではカウンター内が最も音が良く、客席は二の次に設定されている。スピーカー置く場所がないってのがいちばんの理由だが、まず自分が気持ち良い環境じゃないといい店は作れないという発想でもある。
アニメ『一休さん』少し眺めて、歩いて帰宅。
●2026年4月
2026/04/01(水) 18-25尾崎(j)
9周年当日。水商売の「周年」は1,3,5,7,10と祝い、偶数と「9」は避けるものらしい。ゲン担ぎ。夜学バーは開店当初から「花見とバーベキューと周年イベントはしない」と豪語していたが、2024年5月11日に「7.11周年」を初めて実施しその禁を解いた。8、9は慣例通り見送り次回は10周年、これは盛大にやります。よろしくお願いします。ちなみに11周年以降は毎年やってもいいらしい。これについては迷っている。
18時台から来客あり。1名ずつ3名。しばらくこの時間が続く。それから深夜まで増えたり減ったりで1名~5名くらいの状態で推移。そんなもんです。雨が強かったからってのもあるけど、平日だし。順張りしてくださった皆様ありがとうございます。いや、雨だけど来てくださったのは立派な逆張りか。どっちでもいいナリ。ありがとうございます。
0時すぎ「1時ぐらいまでに着きますので開けておいてください」と連絡が来る。その時お客は2名、1名はやがてお帰りになって1時になろうという時点でお客1名。そして連絡をくれた人はまだ来ないし、連絡もない。こちらから呼びかけても返事もない。困る。
そこまでの来客は合計9名。ありがたい。うち高校生1名、学部生3名、この日から院生になったのが1名。春休みの夜学バーって感じで良かった。
1時ちょっと前に「3名入れますか」と初めてのお客様方が。平日の真夜中、こういうイレギュラーな動きのあるのが夜の街の面白さ。「一階下のゴハットというお店に行ってみたが閉まっていた。雨が強いのでこのビルの中で飲もうかと。」ありがたいことである。しかしゴハット、看板は出ているのに開いていないとは奇っ怪な。「もったいない、3人もトリノガシタのですね。」「僕らのほかにもちょうど入ろうとしていた人たちがいたので、合計5人トリノガシタです。」
2025年1月、かつて夜学バーのあった301号室に「スケッチィ」というガールズバーのようなスナックのようなコンカフェのようなお店がオープンした。そのオーナーが「もう女の子を使う店はやりたくない!」と一転、リニューアルして始めたのが「夜スイーツ ゴハット」である。2月にできたばかりなのに貴重な5名をトリノガシタのは痛かろう。「きっと外出してただけです、ぜひこのあと行ってみてください」と宣伝しておいた。
こんな平日の雨の夜中に5人も同時にやってくるということは、「夜スイーツ」の需要は一定あるということ。どうか3年くらい我慢して続けていてほしい。
1時半くらいに「1時ぐらいまでに行きます」の人が登場。よく考えると「1時ぐらいまで」ってなんなんだ。ぐらいまでとは。わかるけど。
その彼は4月1日に正社員として入社すると同時に、大学8年生になるそうだ。「卒業かないませんでした」と。そんなことあるんかいな、と思っていたら、スイーツをタベノガシタ方の一人が「あ、わたしも単位逃して卒業できないまま就職しましたよ」と。こんな狭い空間に二人もいるとは、もしかしてありがちな話なのか?(そんなわけない)
結局朝まで営業。チカレタ。
2026/04/02(木) 18-25尾崎(j)
緩やかな営業、お客は5名。新卒就職2日目に来店した方「今日来ないとしばらく来られない気がして」と。忙しい職種なうえ、地方転勤が前提。会える時に会いたいですよね。
真夜中、「先日無銭飲食したのでその分を支払いにきました」という方が。え? 僕は知らない人。無銭飲食された報告を僕は誰からも受けていないのだが……。この独特の報連相感、これこそがヤガクバー、なの、かも?
2026/04/03(金) 18-28尾崎(j)
オザキ怒濤の9連勤(31日は深夜のみ)最終日。こっからしばし休みます! 休みつつ仕事は無限にあるので、常人の3倍の速度、3倍の密度でやるしかないです(偉大なる実兄がとあるインタビューでこのようなことを言っていて恐ろしかった)。
合計で10名を超える来客あり、時間差はあったが3人連れが2組あったりしてタイミングによってはそれなりに忙しかった。しかし「ぼくはなれてるから、あわてないのだ。」(ドラえもん2巻「恐竜ハンター」より)
実際ワンオペで9席(めったに埋まることはないが)はけっこう大変なのだが「両の手で常に別の動作をする」という奥義を会得しているため作業効率はおよそ2倍、それを2倍の速さでこなせば実質4倍。あしたのジョーのトリプルクロスカウンターみたいな計算ですが要するに手際がよいということです。さすがに10年も20年も水商売やってればそうなります。
9周年を意識して来てくださった方もいたかもしれませんがそれ以上に新年度のテンションが大きかったのではないかな。数ヶ月、あるいは半年ぶりくらいという方が多かった印象。ただ夜学バーでは来店が数ヶ月空くのはフツーで、数年ぶりになってようやく「わー」って感じがしてくるので通常運行。何年空いてもみなさま遠慮なくおいでませ。もし僕がすべてを忘れていそうだったら何かエピソードを与えてください、だいたいすぐ思い出します。
ハイライトは15年前の教え子(当時中2)からの離婚報告。前からいろいろ話は聞いていたので思わず「おめでとうございます」と拍手してしまった。そしたらその場にいたお客さんたちも拍手してくださった。こういう共犯関係が成立するのは楽しい。そのためには僕と教え子との信頼関係がまずあって、「ここで拍手して笑いにしてもいいよな?」「ええ構いません」という暗黙の了解が事前に結ばれている必要がある。それは報告した時の表情や声色によって伝わる。「その言い方で、その声で、この場で大っぴらにするってことは、もうネタにしちゃっていいってことだろうな」と受け取って、実際にそうしちゃって問題ないってのがマア友達同士の信頼関係というものだと思う(たまに失敗することも当然あり、その時は謝るしかない)。そしてじゃあ拍手しちゃうってときに、ほかのお客さんたちがドン引きしちゃってたらマズいんで、「僕とこの人のあいだにはネタにしちゃえるような関係や経緯があるんですよ」ということも暗黙に伝えなければならない。コミカルな空気を場に置く。その時、僕と彼女が「共犯」であるということが誰にでもわかるようにしなければならない。そういうのはもはや芸能のようなものだと思う。間とか、呼吸とか。
で、「その楽しそうな共犯関係、乗った!」と直観した人は、「おおーっ」とかいって乗っかってくる。
ちなみに実際には「○○(旧姓)になりました」といきなり言われた。なんのことだかすぐにはわからない。僕も1秒くらい考えて「そういうことか」となり、また1秒考えて拍手に至った。しかし「おめでとうございます」と言っただけだと結婚か離婚かわからない。そして我々の関係がどのくらいのものかも伝える必要がある。そこで僕は「出会った頃は○○でしたよね」と言葉を継いだ。それで彼女は「○○→××→○○」という流れを説明し、ここで完全に「離婚」であることが確定、そして話しぶりから「それについて話すこと自体は少なくとも問題なさそう」ということもわかる。正確には覚えていないが確か2回目の拍手をどこかのタイミングでして、その時におおむねすべての人が「共犯」になってくれたと記憶している。
「なんか知らないがいろいろあったのだろうし、突発的なことではなく、本人の話しぶりとジャッキーさんの反応からしてそれほど深刻にとらえることもないのだろう」と、その場にいる人は思って、安心できる。大事なこと。
もちろん悲しくさみしいことでもあっただろうし、苦しいことや面倒なこともたくさんあっただろうから、深刻と言えば深刻なはずだ。しかし僕は彼女の言い方から「大丈夫です」を受け取ってしまったから、いっそ冗談にしてしまった。むしろ深刻に返していたら僕らしくないし、相手も気を遣うだろうと思うのだ。
もうちょっと専門的?なことを言えば、公共の場(夜学バー)に話題を提出するからには、公共に理解できる形にしなければならない。そして可能なら、その形は面白いほうがいい。いい間合いでやれた気はする。
2026/04/04(土) 18-25中立
2026/04/05(日) 18-24さく
<さく>
18時開店。
ボート部に在籍している方がお越しになる。
一般的にボートはオールを漕ぐことで水を動かして進むものだと思われがちだが、実際のところは水を固定してボートを動かすらしく、話を聞くだけでは分かったようで分からなかった。身体知。
水を固定しているとボートが止まってしまうので固定しつつ掴んで動かす、という動作も必要と仰られていて、ハンドスピナーを一層早く回すためには回っているハンドスピナーよりも早く回そうとしないといけないのに近いのかなと思った。
夜学バーも立ち続けることで得られる身体知が多い。例えば「ここでこういう体の動かし方をしてカッコよく振る舞おう」とか「これくらいのスピード感で話してみよう」とか。
その話を交えながら、身体を自覚的に動かすことについてを基板に場が積み重なっていった。
<尾崎>
こちらも3/21の日報に続いて「知らんことを教えてもらう」ですね。それを受けてこちらも「自分ならではの話題」で返せたのはすばらしい。
いい文章の真髄とは「自分にしか書けないことを、誰にでもわかるように書く」ことであるが、人と話すときも同じかもしれない。そこにはもちろん体の動かし方も含まれている。
2026/04/06(月) 18-24さく
<さく>
2週間ほど前(3月末)、新潟に行った折に会ってお話した方に興味を持って来ていただいた。
その方は新潟出身で今は東京在住なのだが、この日に思い立って朝東京から新潟まで新幹線で行き、夕方に新潟から東京まで帰ってきてそのまま夜学バーに来たらしい。新潟で何をしていたのかと聞くと散歩していたとのこと。パステル画を描く方なのでその素材集めということもあるのだろう。にしても狂?そ褒!
新潟といえば日本海がある。海の表情についての話をした。
僕も宮古島に半年間ほど居た時はすぐ近くに海があり、よく海を見ていて思うこととしては日本海の海と、そして沖縄の海は表情が全然違う。
砂も違うそう。新潟のあたりの日本海の海は海底の砂がドロドロしている。
同じ新潟県にある佐渡島の海はまた全然違った顔を持っているらしい。行ってみたいな。
開店すぐから時間が経つにつれてお客さんの数が1人→2人→3人と段々と増えていき、それに伴って肩の力がだんだんと良い具合に抜けていった。
1日の営業の中で、話題や頭の使う部分にグラデーションがあり、それが途切れることが無かったのが嬉しい日だった。
<尾崎>
「2週間ほど前(3月末)、新潟に行った折に会ってお話した方に興味を持って来ていただいた。」どういう意味? やりなおし!
「よく海を見ていて思うこととしては日本海の海と、そして沖縄の海は表情が全然違う。」これもなんだかへんだな。
がんばれば解読できるとしても、余計な負担を読み手にかけるのは感心しない。
「日本海の海は海底の砂が」の「海の海は海底」、これは僕好きですね。たまにやります。谷崎潤一郎は文章について「視覚的要素と音楽的要素がある」と言った(『文章読本』)が、これは視覚的にとても面白い。
2026/04/07(火) 18-24さく
"No cacだったので
ホームページ制作をポチポチ進める。初出。
これまでnoteに書いていた文章や日記もこちらに更新していく予定。日記のページは夜学バーの店長である
ジャッキーさんのホームページを大いに(ほとんど全部)参考にさせて頂いた。ありがとうございます。
夜学バーに立つことと同じように、続けることに意味が宿るはずなのでちゃんと更新していきたい。
<尾崎>
ホームページやば。個人サイトからリンクしますね~(そのうち)。参考にしていただいてありがたいです。僕も高1のとき、当時高3だった先輩のサイトを大いに参考にしました。受け継がれる魂!
高1から今まで継続しているというのは我ながらすごい。意味、ものすごくあるのでぜひ!
2026/04/08(水) 18-22みつきち、-25ギン
2026/04/09(木) 18-25中立
2026/04/10(金) 18-28尾崎(j)
水曜から長野県に行っており、帰京しそのまま営業。前半は鉄道の話に花が咲く。「コスパ移動鉄」を自称し18きっぷと「どこかにビューン!」をこよなく愛する女性、時おりこうして情報交換がてら雑談に興じる。楽しい。
東京から新潟を経由して会津若松に至り、郡山から水郡線、水戸から常磐線で東京に戻る、という一筆書ききっぷを構想し、「小出から只見線に乗るべきか、新津から磐梯西線に乗るべきか話し合う。なんのこっちゃ。
初来店の男性2人。お一方が席につくなり岡田淳さんの『図工準備室の窓から』を手に取り、「こそあどの森の人」ともう一人に説明する。僕はこの児童書作家が大好きで、小学生の時から講演会などにはよく通っている。一番好きな作家。お目が高い、と反応すると、「この方の講演会を主催したことがある」と。まさかと思って「どの講演会ですか?」とたずねると、思ったとおりだった。「僕それ行きました」かような奇跡がありましょうか。
奇跡は実は知らずにたくさん起こっている、きっと。気づくかどうかなのだ。今回この奇跡が発覚したのは店中に岡田淳さんのにまつわる何らかを僕が散りばめ、仕込んでおいたからである。気づきたい奇跡を絞り込み、環境を整える。
先日、そういえばこのお店には夜麻みゆき先生(漫画家)の痕跡が一切ないと気づいた。やや反省、これでは奇跡が起こってもわからないではないか。好きすぎて少し怖いんだろうな。でも勇気、今度なにか持ってこよう。
「ほらあの写真、その時に岡田さんと撮った写真です。」もう10年以上前のもの。壁に貼っているのだ。「本当だ、ウチらの大学の教室ですね。」
それからお客ひとりずつふたりふえ、よもやまに話す。多岐にわたる。
個人的な収穫として終盤、在庫の棚卸がめんどくさいという話をしたら、「棚ごと写真に撮ってGeminiに銘柄と値段を調べさせればいいのでは?」と提案を受けた。なるほど! 一枚の写真に10本おさめれば信じられない速さで事が進む。試しにやってみたらバッチリだった。ありがたや。
序盤、中盤、終盤、スキがなかった。雨の金曜日10時間営業でお客は6名、ゆったりと実りのある話ができた。朝方下水のトラップを掃除。かなり大変だった。
2026/04/11(土) 18-25尾崎(j)
開店してわりとすぐ来客あり、「先日は失礼いたしました」と神妙に仰る。えっ、何も悪いことされてないけど?と思ったら、僕にとってデリケートな話題に触れたことを気にしていたらしい。それは夜麻みゆき先生の『レヴァリアース』というマンガに関することだった。幼き僕はこの名作を読んで初めて「大切な友人を失う」という経験をしたのだ。30年近く前のことだしとうにその傷は癒えているのだが、そのキャラクターはこれまでに失ってきたすべての友人たちと二重写しになる存在であって、彼のことを思うことは死んでいったすべての友人を思うことに近い。重たいと言えば重たく、デリケートといえばデリケートな話題なのだ。
わざわざ謝罪してくださったその方はこのことを理解して、気遣ってくれたのである。そのことが本当に嬉しい。言葉を選ばずにいえば、これはたぶん「幼稚なオタク」にしかわからないことなのだ。
もちろん僕は何も気にしてなどいない。むしろ死んだ友達の話ができることはとても嬉しい。思い出せることが喜ばしい。死んだらそれっきりだ。もう会えない。だからこそ、思い出すしかない。悲しかったり苦しかったりもするが、その痛みがどこかあたたかいのである。これはキャラクターだけの話をしているのではない、すべての死んでしまった大切な人について。
お客が増えて、話題が移り変わってゆく。内容のある話がいろいろできた。さらにお客が増え3人になる。すこし前においでになって、2度目とのこと。その人がかなりくだらない冗談を言ったのに対して、それまでかなりマジメな話をしていたほかの3人がスッと乗っかってくだらない冗談をかぶせていったのがとても良かった。これぞ夜学バーという柔軟な場であった。
その後、店先の看板と名刺を見て「面白そう」と登ってきてくださった二人連れ。僕の書いた冊子を褒めてくださった。う、う、うれしい。そこへstaffギン氏来る。みなでいろいろ話す。最後ギンのみになり、彼の旅行の話など聞く。
「今回の旅行で店士レベルがだいぶ上がりました」と。僕は「店師(店を見つけ、めぐるのがうまい人)」を自称しているのだが、彼もその力を磨いているらしい。「まだ店師ほどの実力がないので店士です」とのこと。スーパーマンとパーマンみたいなものか。
2026/04/12(日) 18-25尾崎(j)
前半1名、後半1名。静かな日曜日。
夜学バーには「受注」というシステムがある。それを使って「土浦のこのお店に行ってレポートしてください」という依頼あり。やるしかない。がんばります。みなさまも僕にしてほしいことあったら言ってください。たとえばこれまでには「指定された橋本治の著作について講演する」というのを2回やりました。楽しかった。
40歳とか50歳になると人はブレていく。というより、ブレることができなくなって固まり、そのまま中心点が少しずつズレていく、というのが正しいかも。どうしたもんですかね、というような話をした。なんとか対策していきたいものです。
2026/04/13(月) 18-25ギン
<ギン>
何度かお見かけしている方(確か中野あたりにお住まいの、アニメ関連会社の社長さん?)がご友人の画家さんを連れていらっしゃった。あと自分の大学の先輩もいらっしゃった。ジブリ作品の話を結構した。そこから派生して創作に関する話や、各人の人生観の話をした。
内容としてはそこそこ深く面白い会話が繰り広げられ、先輩も後で「普段こういう話を人としないから楽しかった」と言ってくださった。しかし今日の会話は遠心的なものではなかったと思う。営業中の感覚としても、場が閉じ切ってしまうギリギリのところをなんとか切り抜けたという瞬間が多々あった。3人のお客様は本当に満足してくれたという手応えもあるし、こっちが勝手にやきもきしてるだけなのだが…難しい。
<尾崎>
「普段こういう話を人としないから楽しかった」←これはまさに夜学バーのような場の需要ど真ん中。ここまでができた日はひとまず及第と言えましょう。「場が閉じ切ってしまうギリギリのところをなんとか切り抜けた」←これもわかります、がんばってようやくそこまで行けたという感覚。もっと行けたかも、面白くできたかも、という悔しさがどんどん次をよくしていくはず。みんなでがんばろう。
2026/04/14(火) 17-23カモメ、-25尾崎(j)
<カモメ>
映画好きな女性と話す時間が長かった。自分の周りには結構映画好きが多くて、よくそういう話題になるけどついていけないことが多かったので映画の歴史とか、好きな映画について教えてもらった。たくさん質問しても一つひとつ丁寧に教えていただいてありがとうございました。
途中、映画好きな人はよく映画を連続でみるけど疲れないのだろうかと聞いてみたら、このシーンはそんなに大事じゃない、逆にここはしっかり見ておこうなどと無意識にシーンを判別しているのかもしれないとのこと。要は力の抜きどころを理解しているかどうかというわけだ。
よくよく考えてみれば、大学の講義も100分間ずっと集中するのは本当に疲れてしまう(できるならもちろんした方がいい)ので自然と聞き流している時はある。講義と映画、力の抜き方は大きく変わらないはずなので映画にも応用できるようになりたい。
<尾崎>
23時にカモメから引き継ぎ。お酒をすすめられるが胃が痛すぎて固辞、かわりにほうじ茶をいただく。なんとお優しい……。
胃、本当に痛い。いま15日土浦からの帰り道にこれを書いているが動くと激痛。明日の朝イチ病院かな、念のため。詳しいことはたぶん個人のウェブ日記に書きます。さがしてね。
胃の痛みをおしての営業、23時すぎてもうお客はないかなと思いきや前半カモメ氏の時にいたという方がお戻りに。こういう場合二度目の来店は木戸銭いただきません。お気軽にどうぞ。
ボトルキープ制度いちおうあります。いちおうというのは置く場所がないし、常連概念撤廃してるので取扱注意なのだ。しかし「お金はないけど夜学バーでたくさん学びたい」という方にはぴったりの仕組みで、そのことは2017年の開店時からホームページにも書いておりました。食い詰めてるか、定期的に必ず来て枯らしてくださるなら大歓迎。よろしければ僕にも分けてください。胃腸の調子が良いときに……。
2026/04/15(水) 18-22みつきち、-25中立
2026/04/16(木) 18-24さく、-29ギン(庚申の日)
<ギン>
24時にさくくんと交代。ジャッキーさん急病につき緊急で店を回す。見たことある人や見たことない人や大学の先輩がいらっしゃった。最終的に見たことある人1人が残り、ずっと漫画を読んでいた。たまにちょっとだけ会話しつつ時間が過ぎ、朝5時に漫画を本棚に戻したので「お帰りかな?」と思ったら「今日ジャッキーさんだったら話したいことがあったんだけど」とだけ言われてめちゃくちゃムカついてしまった。めちゃくちゃムカついてるのを頑張って隠して「ちなみに何を話したかったのか差し支えなければ教えていただいても」と聞き、そこから1時間半ぐらい話した(内容忘れてしまった、「心を動かされること」みたいな話だったかも)。この会話が全然噛み合わず、疲弊した。6時を過ぎ会計の記録も撮り忘れたし、ゴミ収集車も通り過ぎてしまったので、追いかけてお願いして受け取ってもらった。デスティニー営業日。この日の自分は偉かった。
<尾崎>
>6時を過ぎ会計の記録も撮り忘れたし ←報告しなさい システムの都合で三日以内に処理しないと経理がめちゃくちゃ面倒くさくなる じきに改善させるつもりだがなかなかその時間がとれない すみません(ここまで業務的私信)
ところで、後で詳しく書くがこれこそ「知らんがな」である。この文章の読者のほとんど全員が「6時を過ぎ会計の記録を撮り忘れた」という言葉の意味を理解できない。なぜ「撮る」なのか。これが「取る」なら一般的な表現になるので問題はちょっと減るが、それでもなぜ6時を過ぎたことが会計の記録と関係あるのか(あるいはないのか)ということはスタッフでなければわからない。↑で僕がやったように「業務報告」的な注釈があれば読者は「ああ、ここはわからなくていいのね」と理解できるが、それすらないので文章が閉じる。身内にしかわからないものになる。すると読者は疎外感を得る。
めちゃくちゃムカついてしまったのわかるし、その人はちょっとヘンな人なので(付き合いが長く、こう言ってカドが立たない関係です)仕方ない部分はある。それでもこういう公式の場でお客について「ムカついてしまった」と書くのは、度胸ありますねえ。その人に対してはそれでよくても、これを読んでいるほかの人は「自分もムカつかせたらこういうふうに書かれるのかな……こわ……二度と行かんとこ」とか「うわっ、客に対してムカついたりするんだ。しかも別に直接的な暴言とかでもないのに。よほど面倒くさい店なんだな」と思われてもおかしくない。よって、たとえば「なぜムカついたのか」という心の動きについてもっと詳しく説明をするとよかったかもしれない。いまのままだと「なんか知らんけど客にムカついてる人」でしかない。一応、よく読んでよく考えれば何にムカついたかの想像はできるが、それを読み手に委ねて読解の負担を押しつけるのは怠慢であり、悪文の見本のようなものだ。第一所詮想像にとどまる。
偉かったのも非常にわかるが、この書きぶりだと読み手は「知らんがな」となる。文章が読み手に対して開いてないからそうなるのだと思われます。日報は自分のためのメモではないし、スタッフだけで共有されるわけでもない。夜学バーに興味を持つ人間のすべてに読まれうるし、切り取られて拡散されれば誰の目にでも触れる可能性がある(こんな場末のホームページだとほぼないですけど!)。
いったいこの人は何が「偉かった」のか? この「偉かった」は誰のために書いているのか? 現状、自分のために書いているように読めます。しかしこの日報は広く世界に開かれているものです。読み手のために書かれなければなりません。そうなるためには「わかりやすさ」と、たぶんもう少しユーモアが必要だった。
「今日ジャッキーさんだったら話したいことがあったんだけど」になぜムカつくのか、この文章だけだと本当にわからないんだよね。だってその人がすごく個人的な話をしたかったのかもしれない。ジャッキーさん以外の人には知られたくない話だった可能性が(発言の時点では)ある。またたとえば『まなびストレート!』というマイナーなアニメはほとんどの人が見ていないし、見ていたとしても僕ほど狂ったように分析してる人もいないので、そういう話はジャッキーさんとしかできない、と思っていたとして彼に罪はないだろう。あるいは遠慮。彼がもし「心を動かされること」みたいな話をして、それをギン氏がよく覚えてないのだとしたら、ひょっとしたらかなりフワフワしていて、彼自身よくまとめられていない話だったのかもしれない。そういう話はジャッキーさんになら(気心も知れているし共通認識もすでに多く、また話し方の癖なども理解しているから)できるけど、ほかの人にしてもわかりにくくて迷惑だろうからしない、という判断をした可能性もある。そして実際ギン氏がよく覚えていないってことは、彼がそれを「あえて」話さなかったことに正当性があったことになりはしないか? ジャッキーさん以外の人とは絶対に「噛み合わない」ようなつかみ所のない話だと確信していた可能性はないのか?「ない」と断言できるなら、それをここに書かなければならないのである。自分はわかっていることでも、読者にはわからない。
ただし、やはり「今日ジャッキーさんだったら話したいことがあったんだけど」という言葉をその瞬間にギン氏に対して言うのは失礼だったかもしれない。言わなくてもいいことだ。「お前にしても意味ねーんだよなー」というニュアンスとして伝わってもおかしくない。不用意だ。かりにそのような類いの「ムカつき」だったのならば、そこを説明すべきなのである。読者に対して。なぜその言葉にムカついたのかを。でも彼の気持ちだって汲んであげなくてはならない。ただ単に、「ジャッキーさんがいなくて残念だ」と言いたかっただけなのかもしれないのだから。それは正直、自然な気持ちである。だって予定が急に変わって本来は僕がいるはずなのにべつの人がいた、それは店側の都合であって、「申し訳ない」と思うのがフツーだもんね。もちろん言い方(表現)はよくない可能性があると思うので、そこを焦点にするのなら話はわかる。
僕が体調を崩し、急遽来てもらったのは本当にありがたいし、きっと忙しかったり疲れているなかを無理してきてくれたのだろうから感謝に堪えない。きっとほかにもいろいろと大変なことをこなしたのだろう。偉かった、と褒めてあげたい。でもそれは身内の話だ。この文章の読み手にはたぶんあんまり伝わっていない。緊急で店を回したことと、ムカついたのを隠したこと、あとはゴミ収集車を追いかけたことくらいかな。それらは確かに「偉かった」要素だろうが、オチにするには弱い。説明不足だし、ユーモアもないから。ただ「オレは偉かったんだぞ!」と主張しているように見えてしまう。しかも、せっかくその場ではムカつきを隠したのに恨み節のようにこんな、相手が反論できない一方的な場に書くようなことでは台無しで、「アンガーマネージメントできたオレ偉い!」くらいにしか読めなくなる。会計の記録を忘れたのは何も偉くないし、ムカついたのを隠したのは偉い可能性があるけどムカついたのはべつに偉くない。またお客さんが話そうとしなかったことをむりやり聞き出して1時間半引き留めた(ようにも読める)あげく、「疲弊した」と書くのは本当に何も偉くない。向こうからしたら「話し損」じゃないか? こっちからしたら「聞き損」なんだけど、聞いたのはこっちだから。
さて、この説教に満ちた文章を読む読者の心はいかなるものだろうか? 公開パワハラ。「こわ……近寄らんとこ」と思われてしまうかもしれない。それでも僕は、この日報をそのまま公にするわけにはいかないからあえて書いている。夜学バーというのは最低でもこのくらいは考えてやっている場なのですよ、とアピールしておきたい。
2026/04/17(金) 1930-28さく
<さく>
19時30分開店。ジャッキーさんが体調不良ということで代打で立つことに。
以前に僕が急に用事が出来た際、ジャッキーさんがたぶん結構無理して代わりに立ってくださったことがある。
体調不良というのを聞き、今回は自分が頑張るぞ!と思いながら立っていた。
この日の営業で、勇気を出して「一旦20秒くらい静かにしてみましょう」と言ってみた。20秒というのは勘。場にお客さんが何人かいる中で、矢継ぎ早に言葉が飛び交い、スピードがどんどん速くなってきた気がしたから。
それが当然悪い訳ではないし、むしろ楽しい時もある。ただ今回は矢継ぎ早に言葉が飛び交う中で、このままだと沈黙を怖がる空気感になっていく気がした。
バレーボールのようにポンポンと言葉を交わす楽しさはあるし、その事で生まれる「なにか」もあるはずだろう。
一方で「やってきたボールを自分自身の手で持ち、じっくりと観察し、そっとどこかに投げてみる」行為が場の中で軽んじられたり、無視されたりしてはならない。その為に、沈黙を恐れないという土台が必要になるのだと思う。静かな行為を見逃さないために。
しかし、カウンターの中に立っている僕が「静かにしてみましょう」と言うのは暴力性がある。従わなければならないから。せめて、「20秒間静かにしてみませんか?」とか提案の形で言葉を発したり、もっとユーモアに寄せて発言できたらなと帰り道に反省した。
30時ごろに閉店。ヘトヘトになって帰る。
<尾崎>
指揮者のようになるべき場面もある。「20秒静かに」はよいと思いますし、似たようなことは僕もやります。「矢継ぎ早」も楽しいし、グルーヴとして素晴らしければ刹那的には美しいが、それが続くと「そこからこぼれるもの」が無視されやすい。夜学バーの売りは「思考を噛ませて話す」ということで、そのスパンがごく短くなるときがあってもよいが、ペースの幅は持たせたほうがいい。沈黙は隠れた声を暴き出す。
それにしても代打ありがとうございました。ふだん這ってでも行く自分ですが、這うことすらできませんでした。おかげさまで快復途上です。
2026/04/18(土) 18-25中立
<中立>
初ニッポー!中立です。こんにちは。
初めていらした二人組の方。間借り営業しているホットドッグ屋(とおっしゃっていた気がする)で夜学バーのことを聞いて来ました、とおっしゃる。どういうことなの。不思議いっぱいだが、どこか謎めいたところで夜学バーがウワサされている、というのはうれしいこと。
その方たちがカウンターに置いてある『新明解国語辞典』を手に取り、「これ面白ワードとかちょっと××な単語にマーカーとか引いてないのお?」と。ああ確かに私も学生のとき、友だちの辞書にいたずらする遊びしましたねえ。いまは紙の辞書は使わないでしょうから、そういう遊びはなくなってしまったのかな。シール交換のように何世代か経てまた流行るものもありますが、忘れ去られてしまった遊びもけっこうあるんですよねえ。などとお話する。
これを読んでいるみなさま。ほかに「昔よくやったけど、いま完全になくなったよね」的な忘れ去られし遊びを思いついたら、ぜひ教えてください。
<尾崎>
間借りホットドッグ屋どこなんだろう。口コミというのはどこで行われているかわからなくて神秘的ですね。
紙の辞書のあとには電子辞書が来ましたが、これもあんまり使われなくなりましたね。よく聞くのが「授業中、電子辞書に入ってる小説をずっと読んでた」という話だったり、電子辞書のメモ帳機能みたいなのに日記書いてたりってやつ。たぶん消えてますよね。
2026/04/19(日) 18-25尾崎(j)
2回も休んでしまって(代打のギン、さく両氏本当にありがとう)久々に復帰。歩くのもしんどいので珍しくバスで来た。すると車窓からお世話になっているスナックのママの姿が見えた。意味ある。
18時台に若者来たる。店活(みせかつ。店師としての活動)として散歩していたら夜学バーのボロ看板を発見、「学生運動のようだ!」と感動、その日は予定があったので改めて来店したそうな。このあたりだと「琥珀」か「夜学バー」に目を付けていたという。お目が高い。高すぎる。※琥珀は一帯で最も古い老舗バー 容態が快復したら迎え酒は琥珀にしよう……
Webでいろいろ予習してくださっていたようで夜学バーのことをよく知っていた。ありがたい。いきなり二階堂(麦焼酎)をボトルごと買い切って飲むわ飲む、残り1cmまで減らした。もし1杯ごとだったらたぶん倍額にはなっていたろう。
やがてもうひとかた来店あり、旅のおみやげいただいた。そこへ池之端の「ギャラリーバー最終兵器」店主がアイドル様を連れて登場。ずいぶん前に一度だけお邪魔したことがあるのだ。「最終兵器」のテーマソングCDをいただく。こうなってくるともう笑っていいとも!のテレフォンショッキングみたいだ。「貼っといて!」とか言いたい。ポスターください。
テーマソングCDはそのアイドル様が作詞し歌っておられたのだが、作曲がなんと「みなな」さん。「稲」という僕が通っていた浅草のバーに週一で入っていた方であった。「稲」のママは現在湯島でスナック「マリーゴールド」を経営していて、懇意にさせていただいている。実は夜学バーのお客さんが週に一日だけ働いていたりする。
世間は狭い、池之端から湯島、浅草へぐるっと繋がった。こういう奇跡は実はいくらでも起こっている。「作曲:minana」という文字列を見て、「minanaさんってみななさんですか?」と僕が一定の勇気と覚悟を持ってたずねたからそれが判明したのだ。最終兵器のマスターは嬉しそうに「稲」の終わる(閉業する)間際の写真などを見せてくださった。
ちなみにお二人はゴールデン街桜まつりというハシゴ酒イベントのお帰りであった。僕も具合がよかったら行きたかった。納涼祭は行くのでどなたか声かけてください。基本的には別々に回るのがセオリーだと思ってるんで、解散と合流をくり返すと楽しいと思います。
僕の第一詩集『ただ美しいだけで生きている』を読んで「これが真骨頂じゃないですか?」とお褒めいただいた。器用貧乏な僕はとにかくいろんなことをやってみているのだがその中でも詩と漫画に本質があると自分では思う。他人のことをいっさい考えていないから。「推し詩人ができた!」と喜んでご購入くださった。幸福。
その後お客がもう一人。日曜の夜は5人も来客あれば多いほう。そしてやはり「イレギュラーな動き」を見せるものだ。これだから日曜の営業はよい。誰も来ない日だってあるけど。
遅い時間は来客なし。18時台に来た若者は2時くらいまでいた。よほど気に入ってくれたようだ。ぜひまた来てほしい。900円貸しがあるので(メモ)。彼について書くと長くなるので再来したらまた。(来なかったらお蔵入り!)
2026/04/20(月) 18-25尾崎(j)
ある女性とある女性、オンラインで知り合って「会いましょう」となり、「夜学バーというお店はどうでしょう」「行ったことあります!」みたいになったそうで(※これは必ずしも正確な流れの描写ではないかもしれない)、連れ立っておいでになった。入ってきて僕も驚いた。
「おなじみ」の記事を読んで来た!という方が早速。ホームページなどかなり読み込んでくださったらしい。ありがたい。たくさん書いといてよかった。「本当は金曜(配信当日)に来ようと思ったのですが体調を崩されていたようなので」とのこと。いえ、ぜひ僕がいなくても来てください! 開いてましたので。日報読んでいただければわかりますが特に「さく」氏がんばってますから鍛えてあげてくださいませ。誰かいるだけで自動的に修行になります。
ギン氏、みつきち氏来る。最近とみに実感しているのだがよき場ーテンダーになるにはよき場客となるほかない。だから僕は「店師」を標榜しあらゆる店を探訪するのだ。店に限らぬ、どんな場であれ「なぜこの空間はよいと感じるのか」「なぜこの空間はよくないと感じるのか」を客の立場から分析しインストールしていくのが常道。ゆえに夜学バーで働くものはまず夜学バーにいなくてはならない。店主とて例外ではない。ここんとこは諸々忙しすぎてまた体調のこともあり客として座ることがあまりできていないのでそういう日もうちょっと増やしたい。
みな帰って無人。新聞読んでると扉が開く。初めてお見かけする方が「2名ですが大丈夫ですか」。無人なので9名でも入れますよ!と思ったが扉の前に斉藤洋さんの『ひとりでいらっしゃい』なんて置いてるんだからそりゃそうか。大丈夫です、ひとりじゃなくても入れます。どうぞと促すと後ろから神楽坂「
文藝サロン epoche」の店主。なんだかんだ付き合いの長さはたぶん10年以上。ゆったり続いてきたことが嬉しい。そしていつの間にか二人とも自分のお店を長く続けている。
ちなみに『ひとりでいらっしゃい』という児童書は、同じ場所でも一人で行くかそうでないかですべてが変わる、という(要素を含む)お話です。名作ですのでぜひ。お店の外にあるのは持って行かないでね。立ち読みはOK。
ややあってまた無人。そのあとまた来客あり第三部。なぜかシャンパン(あるにはあるのだ)が開き、若い肝臓がほとんど飲み干していった。
2026/04/21(火) 17-23カモメ、-25ギン
<カモメ>
火曜日にして来客が9名。最初の方は割とゆったりだったが1人、2人と来客あり。そこから一気に満席になった。少し時間がかかる注文が一気に飛んできたり、割材の炭酸だけ、氷だけなどなかなかイレギュラーな対応もあってバタバタしてしまった。注文を捌いてる間にも場の会話は進んでいて、できる限り参加していたがやはり手を動かしながら頭もフル回転させるのはまだまだ至難の技だと実感した。
3人組が同時に2団体いたので、それぞれが同時に別の会話をしていた時もあり、場がごちゃついていた。2軒目目としていらしてくれた方が酔っ払っている様子で、声も大きく自分の話に持っていきがちだったのでうまく制することも大事だなと思った。ただ思った通りにはできなくて、時には意を決して強く言うのも必要なのかと反省。
<尾崎>
実務アドバイス。「①両手にべつの仕事を同時にさせる」「②下半身を使って最も効率の良い動きを心がける」「③最も効率的な作業の順序を常に考える」この三点がオペレーション上僕が最も意識しているところです。
①をすると自然と「身体(胸)が開くことになります。たとえば左手でシンク周りを操作し、右手で作業台を操作する。キッチン全体を常に使うことになるので特定の位置に身体や意識が閉じていくことが少なくなります。
②も考え方は同じで、下半身を意識して使うことによって上半身が比較的自由になり、身体を客席に向けられる時間が増えます。極端にいえば、落ちたものを拾うときに上半身でかがみ込むよりスクワットのようにしゃがんで取ったほうが「場」から離れる時間が短くなり「いなくなった」イメージが弱まる。モノを取るときにも手を伸ばすより「足腰を伸ばす」ようにすると動作は最小限になるし身体の向きも変えずに済む。忙しそうに見えにくいのも良い。
③は説明不要と思うが二度手間や無駄な往復運動を避ける時短の基本。
これらは「場をつくる」ことの基礎になる。飲食オペレーション作業に割くリソースを極力削って「場」に集中する。バタバタしている暇などない。バタバタしていると存在感がなくなる。主導権を握っている必要はないが常に存在感は確保しておかなければいざという時に介入・干渉できない。存在感とは「場に参加している」「同じ場を共有している」という自他の認識。
最終段落、難しい局面をよくぞ背負い抜きました。お疲れさまです。「制する」「強く言う」というのも行為としては実際必要なことはある。いずれにしても「存在感を常に発揮しておく」「いつでも主導権を握れるようにしておく(というかこっそり手綱は握っておく)」べし。目上の人が多いだろうから、時には「懐に入る」というイメージも大切。難しいけどね。
ここからは一般論としていま思いついたことを。「制する」「強く言う」みたいな感じで介入するよりも、あえて彼らの会話の中に入って、内側から変容させていったほうがうまくいくことは多い。「自分と彼ら」ではなく「自分たち」になってしまえば話が早いし、もちろんその「自分たち」にはその場にいるほかのお客さんたちも含まれなくてはならない。まずはそこである。うるさくする人たちは他人のことが見えていないので、「その場には他人がいて、その話が聞こえていて、声がでかければうるさく感じる」という当たり前のことを認識させる必要がある。その前に理屈を言ってもあまり身に沁みてくれない。ここは日ごろから僕も難しいと感じている。この密室に何人のどういう人間がいるのかをいったん俯瞰してもらうだけでガラリと変わることはある。
僕は遠慮せず、勇気出して覚悟決めて閉じた会話をこじ開けてむりやり乱入することがある。またすぐ閉じることも多いが「参入した」という事実はとても大切だ。再びそれをすることに違和感がなくなるから。「自分はこの場に、いつでもあなたたちの会話に参入可能な状態で存在しています」と事前にアピールしておくわけだ。
場がごちゃついている時は脈絡なく「いま何人いますか?」とか言って数えなくてもわかるような人数を1、2と数え上げ、そのぶんのお菓子でも(あれば)配ったりするのもいいかもしれない。それでいったん場がブレイクし、べつの展開に動くことも多い。またこれも「参入した」という事実づくりだし、存在感の強調でもあるし、むりやり主導権を握れる立場の確認でもある。「みんなに同じものを配る」ということによって「その場に自分たち以外の人間が対等な状態で存在する」ということを示すことにもなる。配るものがなければ「アンケートを採る」とかでもいい。日ごろ気になっていることを聞いてみるだけでいい。同じ効果か、それ以上のものが得られるはず。なんかいろいろやってみると面白いと思います。
2026/04/22(水) 18-22みつきち、-25ギン
<ギン>
バースデーを祝いに来てくださった方が数人いてとても嬉しかった。みつきちさんもうまい棒くれてありがとう。今年は売れます!
<尾崎>
売れてくれ。僕も売れます。
2026/04/23(木) 18-24さく
2026/04/24(金) 1830-28ギン※この日からj入院、以降大幅に予定変更
<ギン>
岡山から来客あり。数年前から時折いらっしゃってるらしく、自分は初めましてだったのでご挨拶し、ジャッキーさんの身を案じたり等色々話した。日付が変わる頃、初見の女性二人組がいらっしゃる。そのうち片方が大阪の方だったのだが、かなりの大阪LOVER、大阪への帰属意識がとても強い方で、話していると会話がすぐ「大阪は良くて東京は良くない」という方向に流れる。構造的にも内容的にも夜学バーの店是に反する会話の場が長時間続いてしまった。二人組は帰られて、岡山の方と反省会をした。彼女は夜学バーの理念もよくわかっており、「あんまり良くない場か?」と思いつつ(そう思われていることは僕にもわかっていた)「ジャッキーさんがいる時とは違う場の雰囲気で、これはこれでいいんじゃない」というような旨のことを仰った。
営業中、ジャッキーさんが居たらどう振る舞うだろう、ということをずっと考えていた。僕にできる最大限の抵抗(?)を試みたが、焼け石に水だった。なんとなく「ジャッキーさんがいたらこう発言する」ということは思いついたのだが、それは僕が言って有効なものではなかったと思う。自分に合った方法というものを使いこなせるようになるには、まだまだ経験が足りないなと思った。
<尾崎>
おそらく岡山ではなく、山口ですね。前々回の日報コメントでだいぶ説教をした直後になんだが、こういうのは間違えるとめちゃくちゃ失礼にあたるので気をつけて。自信がなければ書かないほうがマシです。
もっとも「プライバシーを考えてあえて変更した」という可能性はあって、でもいろいろ考えると(長くなるので省略)正確に書くか、何も書かないか、せめて「岡山(プライバシーに配慮して実際の都道府県とは変えていますが、かなり遠方です)」みたいに書かなければならない。ただ嘘をついてもナア。
「最大限の抵抗」大事っすね。僕でもどうにもならないような場は無数にあります。トライ&エラーで学ぶしかないし、あまりに御せない場合はせめてその「岡山」の人に「がんばってた、よかった、ありがとう」と思ってもらえるよう振る舞うしかないのかも。反省会できたのはすごくよかったと思う。
2026/04/25(土) 18-25中立
<中立>
夜学バーは原則ワンオペのため、お店にひとりもお客がいない状態でお手洗いに行くとき、「いまお客さんが来たらどうしよう……!」と少し焦る。そして、実際そういうときに限って本当にお客がいらっしゃる。まだ夜学バーに立ちはじめて日が浅いですけれど、確か3回くらいはあった。
お客があまりに来なかったら、むしろ頻繁にお手洗いに行ってみようかしら。願掛け的な(しませんけれど!)。などと考えていたら、1名様がご来店! ご利益。ありがたや。
<尾崎>
爆笑問題の田中さんが「おれが時計を見るといつもゾロ目なんだよ!」と主張しておりましたがそれに近いものがあります。偶然と言えば偶然なのですが妙に印象に残るから偶然と片付けるのが勿体ないような。
ゾロ目の話で言うと実のところゾロ目の時間が迫ると体内時計が反応して時計が見たくなる、ということはあるかもしれないし、お店でお客を待っているときに足音が聞こえるとなぜかお手洗いに行きたくなる癖がついていて、その足音が自店のお客である可能性も当然ある、みたいな話だったりする可能性は否定できない……なんてどうでもいいことをお客を待っている時は考えてしまう。これもあるあるだと思われます。
2026/04/26(日) 18-23まちくた、-25中立
2026/04/27(月) 18-28ギン
<ギン>
いつもジャズボールを飲む男性が来店。この日の来客は1人だけだったが、腰を据えて話ができてむしろ良かったかもしれない。特に24日の来客について考えていたことを色々話せたし、2人の経験や意見を合わせてある程度まとまった結論のようなものが出て、すこし胸がすく思いであった。
<尾崎>
とてもよい時間だったとお見受けする。過去のうまくいかなかったことを後に昇華させるのはめちゃくちゃ大事。ネタにする、肴にするということで成就するものはありますよね。
2026/04/28(火) 17-23カモメ、-25ギン
<カモメ>
22時あたりに馴染みの男性がいらっしゃる。いつもはコーヒーだがクリームソーダを注文。普段は結構盛り上がる傾向にあるが、この日はぽつぽつとゆっくり話す感じだった。同じ人、同じ場所でもその日その日で全く違う雰囲気に鳴るのも、それをみんなが受け入れているのが夜学の好きなところ。暑かったのでアイスの話になり、チョコミントアイスが歯磨き粉の味って言っている人は、歯磨きしている時にチョコミントアイスの味だと思っているのか、の疑問が上がりしばらく話したのちにご帰宅。
チョコミント嫌いでこれを読んだ方、ぜひ感想を教えてください。
<ギン>
日付が変わる頃、同じ企業勤めと思われる3名。直接尋ねたわけではないが、話を盗み聞く感じ大学の先輩らしい。好きな本や映画の話、死生観の話、性格の話などをしあった(なんかすごいシャバいと思われそう)。うまく言語化できないが、この人たちは夜学バーに向いていると思ったし、初来店の人々に対して僕もそこそこいいイントロダクションができたと思った。
<尾崎>
>カモメ
ミントチョコはミント味のチョコで、チョコミントはチョコ味のミントという感じがする。チョコ味のミントは存在しにくいが概念としては想定可能で、チョコミントアイスは「チョコ味のミント(というものがもしあったのなら、その)味のアイス」なのだと僕は考える。
「チョコ味のミント味のアイス味」=歯磨き粉、という仮説について検証すると、歯磨き粉の甘味とミント感、そして冷たさとクリーミーさ、色の白さによって「砂糖+ミント+アイス」の要件は満たしそうだが、チョコ(カカオ)要件を満たす感じが(一般の歯磨き粉には)ない。
僕は「チョコミントアイスは歯磨き粉の味」と言っている人に「歯磨き粉ってチョコの味しますか?」と訊ねたい。歯磨き粉にはチョコの要素が基本ないので、「チョコミントアイスの味」などしなくて当たり前だ。逆にいえば「ミントアイスの味がする」というのはそう不自然ではなく、「そう言われればするかも」と答える人が多いような気がする。そしておそらく、「チョコミントアイスの味はしますか?」と訊ねられても、「そう言われればするかも」と答える人はきっといる。でもその人はたぶん「チョコの味」を思い描いていない。「ミントアイスの味」を思い描いて、「チョコ」成分を捨象して答えている。その疑念が僕には拭えない。ゆえに「歯磨き粉ってチョコの味しますか?」が質問としてスマートだと思う。それでたとえば「ホワイトチョコの味なら少しします」と答える人がもしいたら、ホワイトチョコミントアイスの存在を確かめるほうに話は動いていく。遠心的。
ところでなぜ、カモメ氏は「チョコミント嫌い」な人にだけ呼びかけて、好きな人やどちらでもない人には意見を求めない(ように読める書き方をした)のでしょうか? ごめんねチョコミント嫌いじゃないのに割り込んじゃって。(←意地悪やなあ~)←未来人への注:高市早苗さんが太田光さんに言った言葉です
>ギン
リピってくれたらギン氏のお手柄ですね。素敵なお客さんが増えていくのは本当に嬉しいことです。ただあまり「向いている」みたいな表現を使いすぎると「わたしは向いてなさそうだから行けない……」とか「向き不向きとか判断されちゃうんだ……なんかやだな」とかって敬遠されてしまいかねないので注意したいところ。
2026/04/29(水) 18-22みつきち、-25中立
2026/04/30(木) 18-24さく
●2026年5月
2026/05/01(金) 18-21中立、-24さく
2026/05/02(土) 18-25中立
2026/05/03(日) 18-24さく
2026/05/04(月) 18-23まちくた
2026/05/05(火) 休
2026/05/06(水) 18-22みつきち、-23カモメ、-25ギン
2026/05/07(木) 18-24さく
2026/05/08(金) 18-28中立
<中立>
出勤してみると、外に置く「夜学バー」の看板にきれいなお花がついている! きっと前日担当だったさく氏が付けてくれたのだ。あらー素敵ねととても感心して、その日いらしたお客に「下の看板、みましたか!?」と聞いてみる。誰も見ていない。無念。
みな工夫していますので、たまに看板とか店内のわずかな変化を見ていただけると、より楽しめます。
<尾崎>
ささやかな工夫面白いし頼もしい。お花はやっぱりいいもんですよね。
2026/05/09(土) 18-24さく
2026/05/10(日) 18-24さく
2026/05/11(月) 18-25尾崎(j)
2週間の入院から復帰し、4/20ぶりの登板。
ギン氏への説教を書いていたら真夜中になってしまった。日付は13日、午前3時である。営業終了から丸1日以上経ってしまった。その日のうちには書きたいのにナ~。遅れると一生書かなくなっちゃうから。記憶も薄れるしいいことがない。
18時台に2018年くらいから通ってきてくれている人がご来店。最近は年に一回くらいかな。いつの間にか修論出して2回逮捕されて正社員になってた。って書くと意味わかんない人だし意味わかんない店だけど、いい子です。
最初の1~2時間二人きりだったので、修士論文の内容を中心に深掘りしていった。めっちゃ面白かった。人の研究内容聞くの大好き。そういえばstaffギン氏が初めて来店した日も彼の研究内容を話してもらったな。
人が増えてから「逮捕」という巨大コンテンツに踏み出す。わりと彼女の独壇場というか、話題の中心にいる時間が多かったが、誰にとっても知らない世界の話なので今回は「そういう回」でいいかと判断。しかしもちろんときおりカメラを引いて、抽象化したり話題をズラしたりもする。また当人も、自分が話しすぎていることについて折にふれ「総括と自己批判」していた。このお店のことはよくわかっていて、好きでいてくれるし、わきまえもある。でもスイッチは入ってしまう。仕方ない。そこと場のバランスをとるのはこちらの仕事だ。
初来店の方もいらっしゃった。「おととい電気グルーヴのライブに行ったら、知らない人にすすめられた」そうである。電気グルーヴのライブに行きそうなお客さんは何人か心当たりがあるので、どの人だろうと思っていたら、すすめてくれた人も来たことがなかったらしい。なんじゃそりゃ! 電気グルーヴ界隈で夜学バー、流行っているのか? 確かにファン層はかぶっているのかも。僕もかなり好きである。『VOXXX』をCDでかけたら喜んでくださった。
復帰日であるが月曜だし、みなさん「逆張り」が好きですから営業は穏やかで、25時直前までにお客は計5名。今日はこんなもんか~と思っていたら近所のお店の方々2名と、staffが1名。動くもんだな~。たしか3時前くらいまで営業。
夜中になって「流れ」が変わる現象、とても好きだ。同業の方にお酒を出すのは緊張するが、毎度「おいしい」と言ってくださって嬉しい。向こうもかなりこだわってお酒を出しているのだが、僕がゴードンでつくるかなりスタンダードなジントニック(こだわりを持ってオールドスタンダードな味を目指している)もおいしく召し上がってくださる。嬉しい。最近入荷したアリの入ったちょい高いジン(そういうのがあるのです!)をおすすめしたら、かなり気に入ってくださった。よっしゃ。ぜひ飲んでみてください。
2026/05/12(火) 17-23カモメ
<カモメ>
久々のお茶挽きでした。ここ最近はどなたかはきていただけていた(ありがたい)のでやっぱり悲しい。今日は営業の引き継ぎは無しなので久しぶりの締め作業をして退店。
<尾崎>
昨日(2026/05/26)も話したがやはり「おもしれー人間」と思われたいですよね。「おもしれー」とは「魅力的」というくらいのこと。安心できるとか、役に立つとかでもいい。とにかく「会うことにメリットがある」存在になること。そのためにはいろんな道筋や方法があると思う。偽らず自然体でいれば個性や人間的魅力はある程度伝わるが、ありのままの人的魅力には限界があるので、「取りに行く」という姿勢も必要となる。
メモ程度に書き残しておくがたぶん必要なのは客観性。それは「自分がどう見えているか」を捉えることでもあるし、「この場はいまどういう状況になっているか」でもあり、また見落としがちだが「他人がどういう気持ちでいるか」を考えることでもある。
5月26日の日報に続く!
2026/05/13(水) 18-22みつきち、-25中立
2026/05/14(木) 18-24さく
2026/05/15(金) 18-28尾崎(j)
序盤人おらず。一人来る。一対一でいろいろ話す。お帰りになる。一人来る。一対一でいろいろ話す。金曜というのに静かだな(いつも通りだが)と思っていたら少しずつ人増えていく。金貸し系の会社で働く人がいたので借金にまつわる仕組みの話などいろいろ聞く。勉強になる。
また「宗教と政治の話が好き」という方がいて、宗教と政治の話などする。酒場では禁じられがちなテーマだがこういう小さなお店は言論の自由があるからよい。ただし「どんな話題でも等しくデリケートである」という前提はむしろ忘れてはならない。政治と宗教の話が避けられがちなのは「誰かを傷つけたりトラブルになる可能性が比較的高い」と思われているからだろうが、であるからといって「それ以外の(可能性が比較的低い)話題はぞんざいに扱ってよい」ということを意味しない。どんな話題でも等しく取り扱いに注意すべし、というのが夜学の信念である。
先週京都で知り合った方がおいでになる。「必ず行きます、○月○日くらいに東京に行くので」との言葉通り、本当にまた会えた。嬉しい。実際このように日付まで指定して「行きます」と言われても、だいたい実現率は15%くらいである。85%はいろんな事情があるのだろうお目にかかれない。その肌感覚があるからひとしお嬉しい。もうちょっといろんな場や店について話したかったが(高知市を中心に共通の知っている場所がたくさんあるのだ)難しかった。悔やまれる。またぜひ次回。
午前4時くらいに二人組の女性が現れる。東上野のスナックのママさんとスタッフさんで、初対面。例の「おなじみ」というメディアの
僕のインタビューをたまたま読み「これは!」と思って来てくださったとのこと。
恐れずに簡単にまとめてしまうと、「数十年間ずっと水商売をやってきたが最近壁にぶち当たった。従来のやり方では(経営的には成り立つけれども)心身に負担がかかり続けることができない。どうにか道はないものかと調べていたらこのインタビューに出会い、目からウロコが落ちた。自分が数十年かかって考え着いたところをすでに実践している人がいたということに頼もしさを感じた」といった話だった。なんとありがたいことか。
やはりこの「常連問題」はホットなのだな。ついに時代が追いついてきた。うっすらずっと存在していた問題がようやく表面化してきた感じなのだろう。この調子で徐々にバズっていきたいものだ。
それにしてもこちらのママはこの日報などもむさぼり読んでくださったらしい。結局のところこういう文章をずんずん読んでくださるというか、ヘンな言い方をすれば「読んじゃう」ような人に僕の考え方は、言い換えれば夜学バーの理念は響く。当然そういう人はさして多くはない。しかし今回のようにリーチさえすればかなり深いところまで届くはずなのである。スケールしなくてもいい。バズる必要はない。届くべき場所に届くよう地道にして幅広い広報を続けていかなければならない。
2026/05/16(土) 18-25ギン
2026/05/17(日) 18-25尾崎(j)
やが区の日曜の夜は静か。序盤一対一で途切れ途切れにいろいろ話す。ぽつぽつと来客あり。佐賀県から小沢健二さんのライブのためやって来たという方。前回は日比谷野音のライブ(ちょうど1年前)の時にいらっしゃった。東京というのは全国から人を引きつけるからすごい。
そういう方がいらっしゃれば話題は小沢健二に偏るのかといえばそうでもない。ほかにお客がある場合、まず小沢健二という概念を引き延ばすところから始める。視点や切り口をさまざまに設定したり、あるいは抽象度を高めていくことによってどこかに地平は開ける。そこがフィールドとなる。
「わざわざ佐賀からオザケンのためにやって来て、ついでに夜学バーに寄った」というのはとてもパワーのあるエピソードというか、前提なので、そこはあえて無視せずに強調したい。しかしここばかりを取り上げては不当に主役をつくりあげ、みんなで「消費」するという構図に堕しかねない。そこで「視点」「切り口」「抽象度」というアイテムによって引き延ばしを計る。引き延ばしって何? なんか蕎麦かうどんをこねて広げるような感覚っていうか。まずその特異性を場に引き延ばすわけですよ。何言ってるかよくわかんないかもしれませんが、均すというイメージに近いかな。
「特殊な設定を持つ人物がやってきた」というのは事実で、しかしそこだけに注目すると差別にしかならない。その特殊な設定を場に均して、前提の一部としてしまおうと。たとえばタモリさんがやって来たとして、「タモリだ!」ということに終始するのはタモリ差別になるし、かといってタモリさんを完全に「タモリさんではないもの」として扱うことにも無理がある。「タモリさんがここにいるということはとりあえず前提として共有し、その上に我々は話題や交流を積み上げていこうね」という共通認識をつくりあげる、みたいな話ですね。
タモリ差別はすべきでないが、タモリさんがタモリさんであることは事実なので、べつにどっかのタイミングで「そういえばタモリさん下落合のあたりには詳しいんじゃないですか?」とか言ってみたって構わない。コミュニケーションとしてむしろ自然である。
もちろんそれ以前の話として、タモリさんは自分がタモリであることを明かす必要がないし、もし僕がタモリさんだと気づいても「タモリさんですよこの人!」とみんなに教えなくてもいい。逆にタモリさんは自分がタモリだと明かしてもいいし、僕も「この人ちなみに、タモリさんです」と言ったっていい。局面で判断すべきで、それによって場はなにか動いたり動かなかったりする。そこが醍醐味でもある。
ダイナミックに話を戻すが「オザケン」という話題は引き延ばして一般化することができる。それはその場にいったん提出され、以降言及されてもいいしされなくてもいい。とりあえず置いといても損はないから、置いておくことがある。そういうのがいくらか場に蓄積していくと、あとは「視点」「切り口」「抽象度」によって話題の尽きることはない。
2026/05/18(月) 18-25ギン
2026/05/19(火) 17-23カモメ、-25尾崎(j)
<カモメ>
ジャッキーさん出演のポッドキャスト「
総括しない生活」 を流しながら来店を待つ。全てを聴き終えた時点で来客はまだなかったので、夜学バー(?)ポッドキャスト「
氷砂糖のおみやげ 」の#48、サウナの話を聴く。全3編のサウナ回も聴き終え、まだ来客がなかったのでそのまま続きの『森の中の海賊船』の回に突入。聴いているとだんだん読みたくなってきたので、ポッドキャスをを止めて、本棚から『森の中の海賊船』を手に取り読み切った。
結局来客はなく、ジャッキーさんとカウンターを交代する際にいらした従業員2名も交えて3人で話したのちに帰宅。
<尾崎>
15日においでくださった方のスナックへ寄ってみる。「こんなにすぐ来てくれるなんて!」と喜んでいただけた。「行く」と言って本当に現れるのは実に稀。僕は言ったか忘れたけどあまり言わないようにしてる。できない約束はしないことだなと相田みつをも書いている。行くと言わずにできるだけ行く。
夜学にイン。お客なし。それから2名くるがいずれもスタッフで、最大4名の「中の人」で満たされた。そんな日もある。一般的にはダサい現象だが常連概念がないので身内概念も薄く、もとはみなお客だったわけでもあるし違和感はまるでない。まさにそういう日もあるだろうというだけ。
また夜学バーで働くというのは習い事のようなもので、技術を高めるには家元(僕!)の営業を目の当たりにするのが一番良い。そこにもし新しいお客さんがやってきたらこの家元はどう動くのか?なんてことが何より濃いエッセンスなのであります。
>カモメ
「ジャッキーさんとカウンターを交代する際にいらした従業員2名も交えて3人で話したのちに帰宅」←なんか一人少なくない?
2026/05/20(水) 18-22みつきち、-25
2026/05/21(木) 18-24さく
2026/05/22(金) 18-28尾崎(j)
二部構成。18時、旧友来て電源とWi-Fiつなぎ仕事をこなす。しばし仕事バー。ぽつぽつ話しながら。もうひとかた来客あり、仕事の話などさまざまする。
「仕事の話」というところから、どこまで飛んでいけるかが夜学バーの真髄、「遠心性」である。そこにつく「など」の広さや深さが肝。この日はかなりよかった。特に「質問に答えるということは、相手に会話の主導権を渡すことだ」という発想から始まったコミュニケーション談議は白眉だったと思う。
一人お帰りになり旧友のみとなる。金曜の夜というのに二人きりでここから数時間話した。先週はけっこう賑やかだったので好対照。天気や寒暖差でまるきり変わる。みなさま逆張りしてくれないと困ります。雨の日や、気候が変わった日こそ夜学バー。台風の日こそ夜学バー。死後裁きにあいます。
いったん無人になったところで、来客がワン、ツー。そのまま朝まで。
「最近の若いもんは」みたいな話になる。絶望と焦燥感が足りない。絶望したほうがいい、とまで言うと「不幸になれ」というメッセージのように聞こえるが、「ささいなことでもちゃんと絶望し、焦りを持ったほうがいいのではないか」って感じカナ。
「
どれだけわかったと感じても そこを 離れてはいけない」。すべてはこの精神だなと思う。
2026/05/23(土) 18-25尾崎(j)
はっぴ着た若者来る。この近所のバーのマスターに誘われて神輿をかつぐことになったらしい。そういえば外からわっしょいわっしょい聞こえてきていた。
お客一人来る。「修行」についてしばらく話す。修行は一人でできる趣味である。たとえば登山。ついでに花や鳥や風景の写真を撮ったり、寺社や史跡をめぐるなどすれば楽しみは膨らんでいく。麓には酒蔵があって試飲できたりする。
山に登るといろんなところに行ける。大規模な散歩のようなものだ。裏路地はいたるところにある。そんなようなことを話したり考えたりした。
先日はスピノザに喩えられた僕だが、今日はまたべつの方から千利休になぞらえていただいた。好きな偉人に重ね合わせてもらえると嬉しい。一期一会と一座建立はまさに夜学バー最大のテーマなのである。プラトン、スピノザ、千利休。個人的にはあと世阿弥とか言われたいな。お待ちしております。
いったん無人。1時間くらい静かにしていると来客あり。「vkdb」(わかる人はわかる)でしか見たことのないような超絶マイナーバンドのCDをお借りし、リッピングしてすぐ返すという平成的行為に手を染めた。※このバンドのボーカルはのち「2年半後解散バンド」(ググるとわかります)に加入
話は変わるようだが昨日「地下アイドルに600万つぎ込んだ結果、脅迫とストーカーで三回逮捕された」(意訳)というnoteがバズっていて、書きぶりもかなり興味深かったしアイコンが僕の好きなアニメ『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』だったのもあってフォローした。そしたら昨日の今日でご本人が来店。ストーカーの話をいろいろ伺った。詳しいことは書くんだったら個人のホームページに書くかもしれないが、「ストーカー王に、おれはなる!」みたいなことを本気で仰っており、「ストーカーとしては決して応援しませんが、思想犯としての質は認めます」みたいなことをお伝えした。「人間は、恋と革命のために生れて来たのだ」という『斜陽』の一節を思い出していた。
夜中に2名来店。ゆったりとしつつ展開も多くて楽しかった。お一方はそのバズをご存じで、いいね2000のスマッシュバズとしては打率(?)高い。また「2年半後解散バンド」のファンでもあらせられた。
2026/05/24(日) 18-25ギン
2026/05/25(月) 18-25尾崎(j)
学会などで都内に出た際などにたびたび寄ってくれる茨城の研究青年。出会ったときは中3くらいだったか。忘れずに訪ねてくれるの嬉しい。「土浦までTXが伸びれば」なんて夢想をする。
マンガばかり読んできた人とマンガの話などする。ラトビアと中国に行ってきた方からお土産をいただきお土産話を聞かせていただく。中国は監視社会が進みすぎて治安がよくなり、治安がいいことに慣れてきたし経済的にも豊かなので不満が少なく、監視されている感覚も薄まってきている(主として話を聞いた僕の感想)ような感じなのかも。少なくとも都市部では。ラトビアのことはあまり知らなかった(ストリチナヤというウオッカの工場があるとしか)ので、貴重な機会としていろいろ伺った。夜学!
ラトビア土産としていただいた「リーガブラック バルザム」なるお酒、おいしかった。カシスの味が強く出た薬草酒。そのまま飲んでもスイートワインのようで美味しいが度数が30%もあるので危険。ソーダ割りが順当か。しばらく置いてますのでぜひどうぞ。もらいものだからってタダにはしません(機会損失により経営が傾くので)が、相場よりは安くするのが信条。仕入れ値がないから利益分だけ確保すればよい。あとはプレミア度とか、どのくらい保たせたいか(あまり安いとすぐなくなる)によって変動させております。
それにしても今日おいでくださった方々はみな8年も9年も通ってくださっている。頻度は年に一度くらいだったり半年に一度、月に一回か二回くらいだったりとさまざま。細く長いお客で夜学バーは成り立っていると実感。
2026/05/26(火) 17-23カモメ、-25尾崎(j)
<尾崎>
5月12日の日報の続きから。カモメ氏への助言として。
この日(26日)僕が到着したときには3名のお客がいて、まだ交代の時間でなかったので客席に座った。そしたら隣の女性が三連続で僕の昔書いた同人誌を手に取った。たくさん並んでいる本の中から僕の著書ばかり抜き続けるのでさすがに驚いた。
それはカウンター内からでも視認できたはず。もしもそれらがジャッキーさんの著書(ないし共著書)だと知らなかったとしても、「夜学バーに並んでいる薄っぺらい同人誌」であることは明らかで、そういう本ばかりを手に取る人だ、というのは認識できただろう。彼女が手に取ったのは「児童向けマンガ家によるブラックユーモア短編集→『ロリコン小学生ペド太の純情』→『パン』→『絶対安全!原子力はつでん部』」の順で、明らかに『ペド太』(不謹慎ギャグのオンパレードみたいな作品)の滞空時間が長かった。そこに「何か」あると考えなければならない。実際『はつでん部』を開いたところでつい僕は声を出してしまった。自著(しかも10年以上前の旧作たち)三連続は心臓に悪い。
聞けば児童書を扱う仕事をしていて、「いわゆる良書と呼ばれるものを選ばなくてはならない仕事なので、たまには不謹慎なものに触れたくなる」(要旨)とのことだった。なるほど先ほどのチョイスはすべてつじつまがあう。ZINE(自費出版冊子)に興味があるのかなと思っていたのだが、良い意味で外れた。そこから話がけっこう広がっていった。
ドラクエで言うと(ごめんねドラクエとドラゴンボールとドラえもんでしか喩えられなくて! 名古屋人なのにドラゴンズで喩えられなくて!)「どくばり」という武器があって、これを装備して攻撃するとダメージは必ず「1」なのだがたまに「きゅうしょをついた!」とかいって一撃で仕留めることができる。えー、ようするに急所ってもんがあって、そこを突いたらいいんですよってだけの話なのに、つい気持ちよくなりたくてドラクエの話をしてしまいました。
観察は大事、アルプスはハイジ。さりげな~く見ておくのですよ、お客がどの本を手に取るかを。僕と違って置いてあるすべての本を把握しているわけではないだろうから、それが「ジャッキーさんの昔書いたキチガイ本たち」であることはわからなかったかもしれないが、4冊のうち後半3冊が自費出版物っぽいことまではわかったはず。また「超有名児童向けマンガ家のブラックユーモア短編集」「タイトルに小学生と入った小説」「パンをテーマにしたマンガ、表紙は教室の絵」「部活もののライトノベル、表紙は女の子のイラスト」というところはその場で確認できる。こう並べるとなんとなく傾向がつかめるではないか。
今回は僕がちょっと我慢できなくて「それェ! さっきから僕の著書ばっかっすよォ!」みたいな感じで切り拓いてしまったからカモメ氏の出る幕を奪ってしまった感もあるが、僕が何も言わなかったらどう展開していただろうか。なんにせよそのようなわかりやすいアクションを見せてくれるのだから何らかのアプローチはあっていい。夜学バーのようなお店にわざわざ来て「一言も喋りたくないし絶対に喋りかけないでほしい」なんて人はいない(いたとしたら単純なミスマッチング)。それが12日の日報コメントで書いた「取りに行く」ということである。虎穴に入らずんば虎児を得ず。
べつに面白いことを言ったりしたりする必要はなく(できたらなお良いのは言うまでもないが)、「いいところを突く」ということで、どんどこ深く掘っていけたほうがいい。「打ち返す」ということに特化しすぎな感はないか? 必要なのは傾聴でもないし単純な整理でもない。ただ「遠くへ行く」というだけでも足りない。急所を探すことである。それは個人の急所でもあれば関係の急所でもあるし、「場の急所」でもある。それを見つけるのに必要なのはやはり客観性、だと思う。福田康夫さんはえらい!
深夜2時くらい、お客がいなくなってぼんやりしてたら来客。「通りかかったら看板が出ていたので」と。「もう閉めますよね?」と気を遣ってくれてありがたいが、そのためにぼんやりしていたのでもある。小一時間いろいろ話した。その間にふだんしない細かい掃除などした。捨てるとこなし。
「量と質っていうことと、量的と質的っていうことは違う」という話が大事そうだった。質の良し悪しを考えた時点で量的になる。
2026/05/27(水) 18-22みつきち、-25尾崎(j)
<尾崎>
お客も注文もけっこう多く、みつきち氏がんばっていた。ポーカーフェイスでスッとこなせると良いが、もちろんあえてしないときもあっていい。
みつきち氏が「向いている」と思うのは、サッと自分を「下げ」られるところだ。自虐を冗談にできるのは技術である。「ウー」って大げさに頭抱えてうずくまるようなパフォーマンスを自然に行える。これによって冗談になる。ただ言葉だけで自虐したり落ち込んだりすると暗くなるだけだが、「ウー」とか言って「頭抱えてうずくまる」が加わると「これは冗談です」という表現にもなるし、何より単純に見ていて飽きない。「面白い人だなあ」という印象になる(もちろん人柄ややり方にもより、それこそ技術がものを言う)。
優れたバーテンダーは身体表現が上手い。「洗練された美しい所作」というだけではなく、身振り手振りを「話している内容をわかりやすく伝える補助」として、あるいは「お客さんを飽きさせないパフォーマンス」として行えるのがカウンター内というステージに立つ者の力量としてある。皆さらに磨きをかけていただきたい。
単純に、動いているものに人は注目するのである。言葉は右から左へ流れていきがちだが、動きの伴った言葉は注目も伴うので、しっかり内側に落とし込んでもらいやすい。言語的なコミュニケーションを重視する局面でこそむしろ非言語的な要素が力を持つ。
みつきち氏と交代するちょっと前にご来店した3名を引き継いでお相手した。「シティーボーイとは何か」というトピックが面白かった。かなり複雑な話になったが僕なりに落とし所を見つけるならばシティーボーイとは「そのシティーの中でカッコよくあるボーイ」であって、どのシティーでも通用する普遍的なシティーボーイ像などない。まして「流行りをおさえている」ことがシティーボーイ的であるわけがない。
ただ、たとえば岡山でシティーボーイであるような人物が他の土地でもシティーボーイとして振る舞える可能性はある。それはそのシティーすなわち土地のことを正しく理解する能力が備わっているからである。逆に岡山でしかシティーボーイでいられない人もいるだろう。それは岡山という土地をのみ理解し、他の土地を理解することができないからである。そういう人は岡山から出ると「田舎者」という扱いを受けかねない。前者を広義のシティーボーイ、後者を狭義のシティーボーイとしたい。
飲んべえ横町のおでん屋をおすすめいただいたので今度行ってみよう。ロケットマンショー(ふかわりょうさんのラジオ)の「クチスタシー」の話を15年ぶりくらいにした。ボーイスカウトの話もけっこうできてよかった。地域社会の衰退とともに日本のスカウトも弱体化しているが、本来はスカウトこそが地域のその欠落を埋める役割を果たせるのではないか、とかなんとか。
2026/05/28(木) 18-24さく
2026/05/29(金) 18-28尾崎(j)
金曜に客足が鈍いとすべて金曜ロードショーのせいにしているのだがこの日はディズニーの『ピーターパン』だった。古いやつ。そんなに夜学バーと客層がかぶるとも思えないがたぶんすべてはこのせいだ。日付が変わるまでゆったりしていた。久々にちゃんと話せた人もいてうれしかった。
1時半くらいに一人、2時くらいに二人、2時半くらいにもう二人。後半計4人は近所のスナックのママとガールとお客さんたち。ありがたく面白い。遅くまでやってるとやはり同業需要があるにはある。時間帯によって雰囲気や流れが変わっていくのは好きである。
2026/05/30(土) 18-25中立
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※尾崎は2026年4月1日以降がんばって更新するので最新分は更新履歴に載せません。古い日付や、他の人員のぶんが更新された場合に記します。ただし滞った場合には店主の最新分にも言及します。また原則すべての日報に尾崎がコメントをつけています。読んでネ。
<2026/05/26>
2026/04/21(火) 17-23カモメ
2026/04/28(火) 17-23カモメ
2026/05/12(火) 17-23カモメ
2026/05/19(火) 17-23カモメ
<2026/05/18>
2026/04/18(土) 18-25中立
2026/04/25(土) 18-25中立
2026/05/08(金) 18-28中立
<2026/05/13>
2026/04/13(月) 18-25ギン
2026/04/16(木) 24-29ギン
2026/04/22(水) 22-25ギン
2026/04/24(金) 1830-28ギン
2026/04/27(月) 18-28ギン
2026/04/28(火) 23-25ギン
<2026/04/30>
2026/04/14(火) 17-23カモメ、-25尾崎(j)
<2026/04/21>
2026/02/04(水) 17-23カモメ、-25ギン
2026/03/11(水) 17-23カモメ、-25中立
2026/03/18(水) 17-23カモメ、-25j
2026/03/31(火) 18-22みつきち、-22-24カモメ、-25尾崎(j)
<2026/04/20>
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2026/04/17(金) 1930-28さく
<2026/04/11>
2026/03/21(土) 17-29さく
2026/04/05(日) 18-24さく
2026/04/06(月) 18-24さく
2026/04/07(火) 18-24さく
<2026/03/30>
2026/03/30(月) 18-25尾崎(j)
<2026/03/29>
2026/03/29(日) 18-25尾崎(j)
<2026/03/14>
2026/01/21(水) 17-23カモメ、-25ギン※カモメ、j分
<2026/03/12>
2026/01/28(水) 17-23カモメ、-25j
<2026/03/11>
2026/01/07(水) 13-22みつきち、13ー18まちくた、18-31カモメ+OJT feat.かなみ※カモメ、j分
2026/01/10(土) 18-23まちくた、-25j+OJT
2026/01/14(水) 17-23カモメ、-25中立※カモメ分
2026/01/15(木) 18-25ギン
2026/02/01(日) 18-25j→中立→ギン
2026/02/04(水) 17-23カモメ、-25ギン※ギン分
2026/02/10(火) 18-22みつきち、-25ギン※ギン分
2026/03/04(水) 17-25ギン
2026/03/05(木) 18-25ギン
日報 TEXT 夜学バーTOP