2003年4月前半の行い(Jacky)

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2003.4.15(火) はてしなかった物語

この世には二種類の教師がいてそれは、良い教師と、悪い教師。
しかしどちらも「教師」であるという意味においてまったくの等値であるといえる。
「反面教師」という言葉が説明してくれるように。


贅沢をしようか否か考えています。たまには豪遊も良いのではないかという気持ちと、
いつでもでき得るだけ豪遊していればいいんじゃないかという気持ちと、
常に質素倹約に努めねばならぬかという気持ちと。


例えばコンビニに行って、うまい棒を各味一本ずつと明治のミルクチョコレートを買って食べる、
なんて今、僕できなくなってる。これって問題じゃない?すっごく。
大好きなカロリーメイトもしばらく食べてないし。
自炊は心を貧しくするのか
それじゃいけない、
もっと明治のミルクチョコレートを買わなくては。
松屋へも頻繁に
出入りしないと。


バーナード・ショーが滅茶苦茶面白い。
サークルは
フェビアン協会にしようかな。

2003.4.14(月) ちょっと12個だからって、ダースかよ。

僕は一度も煙草をすったことがないんだけど、
最近なんかkyomuというかニヒリーな気分になる時があると
想像するんです、そんなとき。
自分が煙草すってるところを
そうすると肺の内部から心地よい煙がやるせなき胸のモヤモヤを駆逐してくれるような気になるんです
きっと煙草ってすってみたらこんな感じなんだろうなあとか思いながら
喫煙者の気持ちがすっごいわかるんです

他にも僕がやってることって、煙草をすってるふり。
人差し指と中指をくちびるの前に持っていって、煙草をすってる「振り」をする
で、ゆっくりと深く息を吸い込む、と
なんだか煙を吸い込んでるみたいな錯覚が得られて
ちょっぴり気持ち良くなるんです
(本当はゆっくりと深呼吸してるわけなんだから、あたりまえだけど)
晴れる、とまでは言わないけど、気が紛れる感じ

太宰治全集(全13巻)を買いました。
なんと1000円。

を買いました。
なんと1000円。




過去の景色がフラッシュバックする


15歳の僕がいた!




五時起きパーマン再放送。
ノンアポ
で来る押し掛け女房
うざったい。
予定が全て狂う。
ドラえもん展にいつ行こう。
勘違いさせるのは得意だが勘違いされるのは大嫌いだ。
要するにわきまえを知れということだが
さっき昔の日記を読んでたら弾けるように明るい自分を発見して悔い改めようと思った。
テイストローディングするべきかもしれぬ、今夜は。




泣き寝入りはいかんよ、泣き寝入りは。
そういうニヒリスティックな気分になるって、
つまり僕が自分の煙草をすっている状態を想像したり擬似喫煙を
するであろう時というのは
たとえばゆかりのある女の子が強姦されたとか
まるでそんな感じ。

どうしようもなくって、
僕には何をしてあげることもできないし、
慰めてあげるのも
第一「あげる」なんていう言葉自体が
おこがましいんだし
だから僕には
煙草をすうしかできなくて


今日もたくさん煙草をすった


そういう状況ってよくあるんだよね、
無力感を痛感する、なんて誰にとっても日常茶飯事なわけだし
煙草をすうしかないような状態って、よく、陥りやすい状態で。
誰かが悲しんでたらもう
そいつが僕に恋せぬ限りは
煙草をすうしかないわけで


学校のコンピューター室にあった

 禁煙
 飲食禁止

という張り紙を見て、

 禁煙
 排便禁止

という張り紙をしようと思った。


しかしさっき買った太宰治全集、13冊で1000円(税がコミのようだ!)ということは一冊あたり
1000÷13=76.9230769...
ということは
ということは…
なんと!77円より安いではないか



ふえるわかめちゃんをボリボリとそのまま頬張っていると
なんか
仙豆食ってる気分になります



独り暮しをしているとビニール袋が異様に貯まる
そのうち事業でも興せそうなくらいに



しかしさっき買った太宰治全集、13冊で1000円(税がコミのようだ!)ということは一冊あたり

1000÷13=76.9230769...

ということは
ということは…
なんと!77円より安いではないか


内容は

「晩年」以降の全小説(1~9)
随想集(10)
書簡集(11)
初期作品集・補遺(12)
研究(13)

12巻が、イイ。
やることなくなるぜーまじなんかテンションあがってきてさー
嬉しくて嬉しくて!思わず新聞取っちゃったよ!


某新聞の販売員が全集購入からの帰宅直後に我が家へ侵入
ビール券と洗剤をちらつかせ僕を誘惑

J「断る。」※この言葉遣いはフィクションです。

引き下がらない販売員
三ヶ月だけでいいから契約してくれと言う販売員

J「月々3720円も払っていられるか」※この言葉遣いはフィクションです。

毎月1000円割引くと言い出す販売員
首を横に振る僕
毎月2000円割引くと言い出す販売員
首を横に振る僕
毎月3000円割引くと言い出す販売員
おいおい
それじゃ月々720円やんけ。安っ
胡散臭く思う僕
泣き落としにかかる販売員

販売員「実はおじさんね、今日ぜんぜん成績上がってないの。ぶっちゃけて言うとね、今日まだ二軒しか契約取れてないの。でね、もう帰らなきゃいけない時間なんだけどね、今日のノルマがね、三軒なの。あの、あの、ほら新聞社って、たいていあの奨学生の制度ってあるでしょう、だからうちでも今その学生さんがやってくれてるのね、でその学生さんたちがバリバリ働いてくれちゃうもんだからさ、ほらこのおじさんみたいなのが、ちっとも成績あげられませんなんて言ったら、立場ないでしょ。だから今おじさん必死なのよ。月々3000円くらいだったらおじさんポケットマネーから負担できるから。その代わりこのこと誰にも内緒にしててね、もしバレちゃったらおじさん、おじさんね、おじさん、おじさんクビになっちゃうから。ね、ね、ね、ね。ね!※この言葉遣いはノンフィクションです。



長々と喋りつづけつつも、既に書類に僕の住所と契約月を書き入れている販売員。おいおい。
やがて書類は完成し印鑑を押すだけとなる。
仕方ないので(あんまりかわいそうに見えたので)
彼に毎月3000円払うという誓約書を書かせ
携帯番号も確認して
追い返した。
洗剤もふた箱ぶんどった。
ああ
取るからには
読まないと。
月々720円だったとしたら
720÷30=24
朝刊が毎朝24円で読める。
もし3000円払ってもらえなかったらその時はまあその時。
損するわけじゃないんだし。


今日から授業始まったんだけど
なんかあれです、あのほら。
どの授業も面白いよ
宴会みたいでした。

2003.4.13(日) 12個なのに、ダースです。

五時起きでパーマン再放送。ノンアポで来る押し掛け女房。うざったい。
予定が全て狂う。ドラえもん展にいつ行こう。
勘違いさせるのは得意だが勘違いされるのは大嫌いだ。
要するにわきまえを知れということだが
さっき昔の日記を読んでたら弾けるように明るい自分を発見して悔い改めようと思った。
テイストをローディングするべきかもしれぬ、今夜は。


けど濃くブラックな気分はそれを許さなくて
自分は気性の激しい男だと思います。他人と喋っていてNGワードを
僕の脳内にはNGワードというのがあって、これを言ったら一気に醒めるとか怒るとかいうのがあるんだけど、
それを他人の口から聞いた瞬間に何かが鬱積していくのがわかります。
けれど放出するわけにはいかないから常に半笑いをキープしてたまに満面の笑みであとで吐く、とか。

僕はすぐに怒ったり、気分を悪くしたりします
けどそれで殴ったりとかはできない、みんなそうだと思うんだけど
そういった意味で自分はとても、気性は激しいんじゃないかな。

感情の起伏が激しいのと、
表情の変化が著しいのとではやっぱり違うからね。


誰かと会話をしていていつのまにか、自慢の応酬みたいになっていることがあります。
そういう時って「しまった!」って思うのと同時に、憎しみというか、悪を足して、憎悪。そんな気分になる。
というのはもちろん自分に対して感じること、けど時にはそれが相手のほうにまで飛び散ってしまう。
簡単に言うと八つ当たりなんだけど、それのもっと陰湿なかんじ。
後から思い返すと恥ずかしいし、罪悪感がある。
けどやっぱりよくないんだよ、
何がって、いろいろ。


この「何がって」という言葉がなんか
異様に僕の裾を引っ張ったんだなあ。
好きな映画を訊かれてゴダールなんて答えるのと似ていたのかもしれない。


面白おかしく生きていきたい。切望。


みんなに言いたいんだけど本読んだからって偉いわけじゃないよ

2003.4.12(土) 老人と毒薬

ディスコミュニケーションという漫画を読み直していました、
僕のYMO好きの原点はこの作品なのだし、
早稲田大学への興味の源もこれ。
宗教を考えるようになったり、
子どもと大人の境界線についてとか
総合を作り上げるための個々自体には統一性は必要ないんだ、とか
このサイトを立ち上げるにあたっての理念のようなものを抽出したり
いろいろと役に立つ漫画であった。
世界の構築の仕方みたいなのも学べていたらいいなあとは思ったり。


遂に兼ねてから読みたかったアリストファネスの喜劇『女の平和』を読破
2400年以上も昔の作品なんだけどかなり面白い
ただ、僕は岩波文庫で読んだんだけど、この訳者はあんまり優秀じゃないような気がしてならぬ。
奥付を見たら初版は1951年、こんなマイナーな本に新しい訳なんかつける気はないってことかしら、
岩波文庫はたいていがこうだ。もう。


『オズの魔法使』(1939)のレーザーディスクがブックオフで100円。


やっぱり外国文学って訳者に左右されるところが大きい、
そんなことを友人と話してたことがあって、その時に出た結論は
「どんな訳だろうが名作は面白い」ということ。


芹生一という人の訳が好きなんだけど、別にこの人は翻訳家でもなんでもないし、
この人が訳せば面白い、っていうのじゃないと思う。
はじめに物語ありき、っていうことかな。
つまらない小説を村上春樹が訳したってやっぱりそれなり以上のものにはならないんじゃないか。
だから村上春樹を盲信してる輩は危険だということ。
村上春樹のファンはレイモンド・カーヴァーやフィッツジェラルドといった人物にはどんな評価を下しているのだろうか。
実にやりにくい作業だと思う、彼らにとって、それは。


なんて真面目くさった僕かしら。
本当はジャネットジャクソンと同じようなことばっかり考えているんだけどね。
尊敬してるんだ、清水ミチ子。
ラーメンズとかふかわりょうとか、好きなんですよ。
太田光とか
要するにインテリ志向だってことです
それで笑いのレベルがどうだとかって自慢したり自恃したり、どうかと思うんだけどね。


読書が好き、とか本を読むのが好き、とか本を読んでいると楽しい、とか
図書室がどうとか、
本棚がどうしたとか本の並べ方がどうだとか出版社がどうとかとにかく本がどうしたとかさ
なに、君たちは
それがかっこいいつもりなんでしょう。
訳がどうとか
ギリシャとか岩波とか、やめてくれよ。
自分であることの証明が、自分にできるわら一筋の自負が、主張が、自慢が
読書なんですか?あなた方の中では読書はかっこいいとか、上質だとか、高レベルだとかそういう、
訳のわからない基準があるんでしょうけどね、
クライテリアがあるんでしょうけど
まったく無意味。
見てて気分が悪くなるだけだよ、勝手に独りで悦に浸ってやがれとか思うんだけどやっぱり
他人が気持ちよくしてたり、
他人が「自分はお前よりも偉いんだ」とか思い込んでて、しかもこっちとしてはその逆のことを思っている
そんな時には滅法気分が悪くなるもんで
アリストファネス?はっ?
阿呆か。
いい加減にしろ。
真似事はよしたら?
ねえ
真似事はやめろ
やめろよ


2003.4.11(金) カツレツ大キッカ

巨大な本棚があるんです。というよりも部屋には本棚が一個どでーんとあるだけなんだけど。
文庫、作家別に並べるのも飽きてきたので出版社別に並べなおしてみた。すると美しくなる。
岩波がたまらない。新潮もいい。ただ新潮の場合は美しいジャンルと作家が限られてくるので細心の注意を払う。
中央公論もいい。ちくまも悪くない。
好きじゃないのは角川だ。けど角川クラシックスは別。ソフィアも。
講談社は可もなく不可もなく。他の出版社も似たり寄ったりです。
王者は岩波。最もファッショナブル。
新潮は集め方と並べ方と思い入れによってかなり美しさを左右する。
まあ
どうでもいいんだけど。


午後からは学校へ行って、44単位は受講決定。あと4単位くらいもぎとろうか。
ただ忙しくなるだけだと思うんだけど、
来年はきっとやる気なし。

・演劇倶楽部というサークルの説明会を受け飲み会

たくさん飲んだ。
おとなしくしてても伽羅はにじみ出る。
僕の伽羅は
どこへ行っても変人だ。
今までにないオーラ、よく言われます。
「ジャッキーいいね」と言われます
が、それも最初だけですわ。
慣れてくれば自然
要するに藤井隆


その数時間前
イレギュラーな出来事を目撃した。
空がまだ明るい夕方
これから飲み会にしても早過ぎる時刻
学生ひしめく学生会館という建物のど真ん中で
嘔吐。
労働スカッシュ労働スカッシュ労働スカッシュ労働スカッシュ
かなりイレギュラーだと思う。新築のその建物は市民フォーラムとか中央図書館とか区役所とか
そんな厳かな雰囲気すら持ち合わせている、しかもその玄関、インフォメーションセンターのまん前の大広間!
嘔吐。
イレギュラーな嘔吐。
その反応。
誰もが何かを感じて
独特の空気と
自分だけはイレギュラーになるまいとする心理
善心との葛藤
偽善じみたことが大嫌いな僕たちは
イレギュラーも嫌い
嘔吐。
そんな日もある。


台本書かないとなあ
授業がだいたい決まって
サークルも見当つけて
あとはバイトか。糧居?
これは死ぬほどつらいんじゃないかなあ
夜空のムコウには
夜空の
夜空の
夜空の
ムツゴロウには
2003.4.10(木) 松浦亜弥 愛称:およよ

同じことしてるだけなのに
真似したとか真似されたとか


誰でも知ってる
平凡で
月並みで
取るに足らない
ただそれだけなのに


特別なことと勘違い
特別なことを
盗まれただとか
ナンセンス。



千葉に行ってきました。交通費の節約と、健康な肉体(及び、精神)とこの日記と、自らのアイデンティティ擁立のために、自転車で。擦った揉んだあって総距離は90キロ程度。疲れた。帰宅は午前三時のオプ。
なんで千葉くんだりまで行ったのかというと


『ジャイアンとスネ夫のスペシャルナイト2003』


なんと、たてかべ和也さんと肝付兼太さんのトークショー(ゲストはパーマン1号の三輪勝恵さん!)に加え
新作映画の上映まである最高のイベントが開かれていたのです、千葉で。
最初に肝付さんが出てきて感激、たてかべさんがジャイ声で登場したときはもう!もう!
しかし何より三輪勝恵さんが登場してパー声で喋りだした日には!
ドッキドキのキ。
やがてクイズコーナー。
数百人の会場に景品は僅かみっつ。
熾烈な闘い!

 《一問目》
 パーマン1号の本名は?須羽みつ夫ですが、2号の本名は?


これは超基本中の基本であり真っ先に手を挙げた青年が景品をゲット

 《二問目》
 日本中で一番聴かれている歌の正式名称は?


『おれはジャイアンさまだ!』ですね。ちょっとひねりが出てきました。

 《三問目》
 スネ夫が歌っている「へらへらぽっぽ~」という曲の出だしを歌いなさい


もはやクイズではない気がする
会場から「えー」という声。誰も手を挙げなかったのだろうか、(少なくとも真ん中=僕の席より前では誰の手も上がらなかった)。

たてかべ「じゃあその真ん中の男の子!」

と、
なんと僕が当てられてしまった!

ジャッキー「えーと…最初だけでいいんですか? ♪すーねちゃいーけな~いーぼくたちこーどーもー。すーねだしてーあーごひいてーむねはっていけばー、がっこーはぼくらのてんごくさー…♪

肝付「カンカンカンカン!せいかーい。今度僕の代わりに歌ってくださいね!」

まじで!
やぎりのあたしさんが景品を持って僕の席までやってきてくださった。
まじで!
まじで!
今年の客はレベルが高いみたいなことを言われてしまった!
まじで!
嬉しくて嬉しくて夜眠れなくて昼寝しちゃう!
景品もさることながらたてかべさんや肝付さんと少ないながらコミュニケーションがとれたということが嬉しくて嬉しくて
なんてミーハーな僕だろう


にしても両隣の客が見るからにアレで
やんなるわ。
この会場の9割はマニアとかオタクとか言われる人種なんだろうなとか思うと
すっごい息苦しくも
何らかの銀河めいたものを感じる。気はする。

にしても太った眼鏡の女性が「コミケに受かったら…」みたいな会話をしていると非常に気色の悪いものがある。
偏見ではなく、それが他人である場合は100%、気色の悪いものがある。

見るからにアレな男性はモテないんだろうなあとか思う
ナンシー関の顔を思い出す。
彼女はしかし日本文化界の財産だったんだろうなあとも、すっごい思う。

見るからにアレな男性が見るからにアレな女性と結ばれるのであれば
何か良からぬコミュニティが形成されてしまいそうな気がする
そして僕は自動的にその中に組み込まれてしまうのではないかという懸念。


まあ、別にどうでもいいんだけどね。
イベントは20:30からだったので終わるころには日付の変わる寸前。

映画パーマンのオープニングを見るとやっぱり泣ける。
アニメーション自体が良かったのもあるが
やはり古田喜昭マジック。
しかも作詞は藤子・F・不二雄。

パーマン パーマン パーマン
僕がパーマン、という単語を口にすると浅い友人はたいていこの曲のこの部分を歌い出す
この部分だけやたら有名だ。

真っ赤なマントをひるがえし

自転車で帰るのはなかなか苦痛だったが1:00からナインティナインのオールナイトニッポンを聴きながらゆっくり進んだので淋しくなかった。それでも途中淋しかったのである人に「つかれたー」とだけメール送ったんだけどそりゃどんな言葉も返しようがないわな。
ちょっぴりだけブルーズ
たいていは後から気づく、後から気づくから、恥ずかしいなんて思うわけで。



マルクスはどこかで、


言語についてソシュールは、



およそ文学的な色彩を要求されない批評だの評論だのと言われる分野で、
「言語についてソシュールは、」なんてさらり言えてしまう岩井克人氏に少しずつ惹かれる。

2003.4.7(月)~10(木) メビウスノウ

一人暮らしはお金がかかる。しかも面倒くさいことだらけだ。休みが続いて昼まで寝てるとするとゴミ収集車が行っちゃった後だったりとかして家の中にどんどんゴミ袋が溜まっていく。それが生ゴミだったりすると最悪である。未だ庭には段ボールの山。(そう僕のお家は一階にあるからお庭がついているのです。)どうにも困ったことだ。
というわけで友達の家に寄生虫の如く蔓延ろうというのは当然の、というか常識なわけで。
食費も光熱費も浮くし家事もお任せでビバひも生活というかなんなのか。
まあネットができないのが唯一の落とし穴ではあったが数日他人の家に居候していたわけです。
そこでカミュを読んだり受験参考書を読んだり哲学書を読んだりしていたわけです。




僕はそれを逆手に取った。




いやしかし楽でした。ただ酒乱の女に襲われたのは勘弁でした。僕の身体ばかりを求めてくるのでした。要するにナインティナインの岡村隆史さんはそれがトラウマになって現在まで引きずられておるわけでござる。僕が《岡村隆史》だったのは中学生の時までであって今更それを蒸し返して欲しいとは思わない。というわけでそれはとても迷惑なこと。


トラウマといえばなんだっけ、TDPC?違うね。


僕の食生活を懸念してくれた乙女が居るんだけど更に言うと僕の今日(10日)の夕ご飯は
なまたまごを頭上で割って直に口の中に落とし口を開けたまま醤油をたらし込むよく噛んで飲み込むそして
ベーコン五枚。



いやだってあと何分かしたら出かけなきゃいけないんだもの。ジャイアンとスネ夫、そして須羽みつ夫に会ってきます。
授業が始まるのは14日からです。余り暇はありません。全部で52単位くらい申請した気がします。
ブックオフに入り浸っています。今日も20冊ほど買ってきました。谷川俊太郎を中心に。
手塚治虫が読みたいのですが兄の所有していた分を実家に置いてきたのと中古では安く流通していないせいで余り読めません。




東京にいます、掘り進んできました。
2003.4.7(月) 機動戦士やさい

一つのフレーズにはまると固執する、僕の悪い癖だ。



先程日本放送協会のおっさんが来て領収書をちらつけ僕に2790円を要求した。学生さんは2月3月の受信料は免除になると甘い言葉を囁い
たが僕がここに越してきたのは先週のことであって2月3月は関係ない。2790円は4月5月の受信料だという。横暴である。今はまだ5月ではないし4月も始まったばかりだ。2790円というと2週間の食費である。2週間ご飯抜きでテレビを見続けるか2週間テレビ抜きでご飯を頬張るかと問われれば当然僕は後者を選ぶわけで。テレビを頬張るわけで。いや違った。

彼は執拗に2790円を要求した。
僕はドラえもんとドラえもんスペシャルを見ただけである。それなのに彼は僕に2ヶ月分の受信料を要求するのだ。
2日分なら払おう、しかし2ヶ月分は断固として払えない。
僕は今日からアンテナを撤去することを宣言した。
それでもテレビがあるからには払わねばならないと彼は法律の抜き書きが記されたパンフレットを差し出した。
したり顔で。


第32条(受信契約及び受信料)
協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は,協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。



僕はそれを逆手に取った。


ただし、放送の受信を目的としない受信設備又はラジオ放送(音声その他の音響を送る放送であって、テレビジョン放送及び多重放送に該当しないものをいう。)若しくは多重放送に限り受信することのできる受信設備のみを設置した者については、この限りでない。


アンテナを外したテレビはビデオ又はレーザーディスク等を再生するためのディスプレイであって受信設備ではないのである。
僕は彼に詰め寄る
彼は信じられない言葉を口にする



この辺りには早稲田大学の学生さんが多くて
みなさんお払いになっています


このアパートにお住まいの方々にも同様の料金を徴収していますが
みなさんお払いになっています




お前は



お前はなんだ
まるで

まるで……



に………








日本人
では
あり
ません


(C)つげ義春 『ゲンセンカン主人』






つまり彼には誤算があった。
僕は
アゼルバイジャン人だったのだ。







「え、だからどうしたっていうんです」







彼は

彼は領収書を取り下げて帰っていった
僕は勝ったのだ
さて



さわやか3組でも見るか。

2003.4.6(日) 機動戦士ガンダムやさい

意外と生活力のある自分に驚いている、とりあえず何でもみそ汁につっこめば生きていけることを発見した。
洗濯機が届かないので風呂場にお湯を張って洗剤を入れてかき回している。なんとかなる。
自動湯沸かし器がないのでドラえもんに出して貰う。近所だから。
要するに風呂場からホース引っ張って洗い物をする。冬になったら。

ニラをみそ汁に入れすぎると破綻する。
もやしは機転が利く
賞味期限との闘いであり
消費期限との闘いであり
味との妥協である

受験生のころ、国語の先生に
「現代文の問題が解けるようになるには」と相談を持ちかけたところ差し出されたのが
石原千秋の『教養としての大学受験国語』であった
この本がけっこう、面白かった。
すると今年から石原千秋氏が早稲田大学教育学部で教鞭を執ることがわかった。
たぶん僕のためである。
必修の日本文学基礎講読という授業はクラスが勝手に振り分けられるのだが
八クラスほどある中で見事石原氏の講義に当たった
確実に僕のためであった。
彼は夏目漱石の研究者であった。
僕のためである。
誰のせいだ
それはアレだ
夏の精

買い物に行くのが面倒くさかったので米を炊くのが面倒くさかったのでなめたけをなめた。
けどそれじゃあんまりなので米を炊いて
ミソをなめた。
そして夜中の三時までかかってエスパー魔美を読破した
明日から読書週間

2003.4.5(土) やさい~YASAI~

未だに亡霊を追い続けている。
資本主義という名の?

ナーンセンス!

立方体の亡霊に僕は、しがみついているのさ
それは知り合いに芸能人がいないことへのひがみかも知れない
僕や彼らやその中に、才能やカリスマ性を創造したがるのも無理はない
そういうシステム、そして僕や彼らのその中にも組み込まれている。そういうネットワーク。


僕の日記を真似した、と言ってはいけないが、そっくりな日記を見るにつけ、思う。
「スタイルを変えなくてはいけない。」
もっと太らないと。


才能の自覚はうざったい
美貌の自覚は野暮ったい
胡椒の輸入はぼったくり
関係ないそして無意義


世界観が崩壊しているよ、みなさん。


わざと昨日と同じスタイル、たぶんそろそろ、飽きが来ている。


昔、指摘されたことがある。
その時は何がうざったかったのかわからなかったが、そのうちにわかるようになった。
固定されていくのが嫌なんじゃない
したり顔なのが嫌なんじゃない
とにかく、あいつとしては、嫌なんだろうなあ、と思う。
それは僕とあいつだからだ。

みんなさ、好きな人や、気に入ったものなんかがあるとさ、
どうしても特別な関係にしたがるんだ、それでちょっぴりいい気になるんだ。うざいね。

補足説明。
「それは僕とあいつだからだ」
自覚がどうのとか言うけどさ、そんなの関係ないよ。

たまには普通の日記っぽく
なんてフレーズ、聞き飽きた。
長くネットをやらない人は、有り触れた言葉のストックがない
よくある言葉も新鮮に感じる。
あまり読書をしない人がお芝居を見ると、有り触れたせりふに気が付かない。
その時、読書家の背筋は凍り付いているのに。

意味不明な言葉とスタイル、打ち壊し。米騒動。富山県。
主婦。
平塚らいてう

本棚を組み立てた。でかい本棚。180×180。スライドする。
フリッパーズ・ギターのスライドという曲をエンドレスで流しながら第九を歌う、じゃなくって、
大工をする。
岩波文庫がやっぱり、いちばん格好良い。

気持ちいいことは好きな人とするべきです、
それは自分の愛する人ととかじゃなくて
気持ちいいことが好きな人とってことで
そこは間違えない方がいい
破綻する

なんて冗談です
けれど二律背反で
アンビバレンスなのは確か

溜まっているんです、しばらく許してください
どれだけ叫んでも抜けない、叫んでも抜けない、叫んでも抜けない
蓄積です、鬱積です、なんつうか、なんつうか、発散です!

ミレー湯!

2003.4.4(金) タッチ 愛憎版

夕食は死んでしまえばいい
全てが沈んでしまえばいい
見えてないくせに凄む
見えてるからって粋がる
笑い声に敏感
語れば語るほど
続きが陳腐になっていく

ブックオフで少女漫画を読みながらズボンの中に手を突っ込んでごしごし動かしているおやじがいた
出たのか出てないのかわからんがやがてそいつはその少女漫画を棚にしまうと少年漫画に興味を示した

そういう時ってやけにニヒリストにならない?

お仕舞い、にされた気がする。僕に断りもなく。
何かが消えていく瞬間、離れていく瞬間は目に見えないから
確認するのもまどろっこしくて

ブックオフでユースケサンタマリアの青春ヨーデルど真ん中がかかっていた
清水国明は東京にもいるんだなあと思った

僕がこの学校を選んだ理由の一つとして植芝理一が挙げられる

文学と演劇
要するにバーナード・ショー

コンビニ本、コンビニ本って言うけどなんか
ビニ本みたいじゃない?

ああ ペピシコーラ ペピシコーラ

僕がこの学校を選んだ一つの理由として

元来が怠け者というか面倒くさがりやなんだけど
つまり自分から動くのが億劫っていうか
なんていうかそのなんだ
けど相手に動かれるのはもっと鬱陶しいって感じはするね
そのくせすぐに寂しがって拗ねる
全てが程良く、自分のために動いていく社会じゃなくば
僕に悩みは絶えないってこと

悩んだり凹んだり落ち込んだりするのって最悪だよね、そういうのって信じられない。僕は生まれてこのかたそんな経験をしたことがないもんだからそういう人たちの気持ちってわかんないんだけど、どうしてそういう無意味なことして喜んでいられるのかな?そう僕の見る限りみんな嬉しくてやってるようにしか感じられないよ、そうでなければ何も感じられないと言うか、それこそ無味乾燥な生活を、いや生活というよりはそういう構造の脳味噌しか持ち合わせていないから悩んだり凹んだり落ち込んだりして何かを考えているフリをして、腐った脳味噌がせめて崩れ落ちないように必死で回転させてんだよね。ご苦労様。

確認するっていう行為は恥ずべきこと。なるべくならよしたほうが見栄えがいい。

ソウルドラキュラを聴きながら三年前のことを考える。
テレビの映像

音と映像と照明がリンクする
シンクする
苦心する
工作
のび太

コーラものまず
クリームもなめず

友人がテレメッセージに入社した

日本テレコム
ヒッパレー

逸見政孝

電話越しに舌を出すのはやめてくれ
僕には確かに見えてないけど
周り廻って
何かがここまでやってくる

ペシミスティックだ
ペシミスティックだ
ペシミスティックだ
ペシミスティックだ
ようやくすると
オプティミスティック

有名な逆説
そんなのは常套句だ、言い尽くされてきてる
どこにでもあるような言葉はやめてくれ

美しくない。美しくないじゃないか。

彼女はきっと才能に惹かれたのだろう、合意の上で肉体を晒したのだろう
才能の有無は誰にでもわかる、けれど
才能の種類は凡人には見抜けやしないし、分析もできない。
要するに。あなたはミーハーだった。

箴言に埋もれて、枢軸が見えてこないことはありますか。
何を見てあなたは、それが回転していることを知るのですか。
そこまでをあなたは気づくのです、しかし
箴言が箴言であることをそして忘れるのです。
それからあなたは
枢軸をもぎ取って偉そうな顔をする。

俺はジャイアン

しっかりしないと死ぬことを
誰も知らない

2003.4.3(木) 現金な君が好き 今は遠くで見てるよ

自転車を買った。ブリジストン。25800円の二割引。やっぱり自転車は高級なほど良い。安物は二年で潰れる。
25800円が高級なのかと言ったらそれは疑問ではあるがとりあえずブリジストンなのだ。良い良い。
ブリジストンの乗り心地は最高である。
僕のこだわりとしてシティサイクルはパス。もちろんママチャリで。変速無し。カゴは網目が細かいの。荷台付き。これで完璧だ。家に持って帰って六角がつけられるように改造して完成。女の子も乗せ放題ヨロレイヒ。
これで折り畳みMTBは家の中。遠出の時しか乗らない。

お料理行進曲。なんか色々買ってきた。めんどくさかったので全部みそ汁の中に入れた。
すると具だくさんというか具だけになった。
なんというか料理する時ってテンション上がりませんか
なんつうか大声で叫んじゃいますわ

油揚げきりますよー
油揚げきりましたー
エノキダケだしますよー
あらいますよー
全部あらいましたー
エノキきりますよー
前途多難ですよー

こんな感じでレッド吉田ふうに叫びつつ
目玉焼きを作ったんですけど
なんか
フライパン燃えたんですけどどうしたらいいんでしょうか
取っ手の部分が静かに燃えてました
さすがは百均
もう誰も信じない

2003.4.2(水) 渚のバンカラ人魚

炊飯器2480
冷蔵庫12800
洗濯機21000
プリンタ+コピー+スキャナ18700

ヤマダ電機最高
テレビとビデオはタダで手に入れた
LPプレーヤーの回転が遅い
名古屋は60ヘルツであるが東京は50ヘルツなのだ。それを忘れていた。
泣きそうだ。
小泉今日子の声がかんどりしのぶに聞こえる
わずか10ヘルツの違いがこれか
風のマジカルがなんかごつい。
ああ
月ひとしずく

お料理をせねばならぬ、ということで買い物。
今日は助っ人を招いている、百人力だ。
けど僕の場合は結局プリンホイップに終始してしまう。プリンマニアなのだ。プリンホイップは一日で食い終わった。

電子レンジを買う予定はない。オーブンもトースターも要らない。
ではどうやってパンを焼くのか?
電気ストーブで焼くのである。助っ人は不可能だと言ったが余裕だった。
表がぱりぱり裏はふっくら
ストーブ最高。
明日から君のことをスティーブと呼ぶよ。電気スティーブ。

2003.4.1(火) 四月河馬

鼻水でっぽう、というのを考えたのですが、問題がひとつ。
これは銃口から鼻水が出る鉄砲のことなのか、あるいは鼻が水鉄砲みたいになっている人のことなのか。
あと、鼻血が止まらない時って献血できたらなあとか思うんだけどたぶんできないのだよね

友人宅から家に帰る途中23歳の精神異常者にいちゃもんつけられてお気に入りの赤い、
藤子・F・不二雄の世界展限定ドラえもんTシャツを破られた。
23歳は凶暴だったが力は無かった。シャツを破る力しかなかったようで逆上した僕に敵うべうもなかった
取り押さえて警察を呼んで金を要求したが金を持ってなかったので住所と電話番号を聞いた
そいつの親に電話したらそいつの親であるそいつも精神異常者であって訳の分からないことを言うので
弁護士に相談したら
関わらないほうがいいと言われて
すっげぇへこんだ

今日はエイプリルフール。本当のことを書いても嘘だと思われる。
こういう日に限って嘘臭いことばかりが起きるんだ。

入学式に行った。40分遅れた。何故かというと精神異常者をとっちめていたからだ。
普通に性格が悪いだけならいいのだが、天然で精神異常だとたちが悪い。
刑事責任がどうのといっても、阿呆は阿呆だ。同情できないバカもいる。仕方ない。
害のある精神異常者が野放しなのはそれを人間として見なしていないからだ。猛獣だと思っているんだ。
そして人々は、その猛獣をうまく飼い慣らしているつもりなのである。餌を与えて。不必要な温室効果。
腹が立つのだ。

後になって後悔することって多い。例えば、そう。
あのとき23歳の精神異常者に何か嘘をつけばよかった、そうだ本日はエイプリルフール!

入学式終わった後には演劇系と文芸系のサークルを見て回った
ギネス挑戦中のエレベーターのように人が詰まっているキャンパス
その中で高校の先輩を見つけだしたのは偶然だった。向陽ではなく東海なのだし。
入学式はつまらなかった。遅れて良かった、と思った。

スーツはなるべくカジュアルなものを選び、ネクタイはしない。それでも何だか性に合わない
明後日の学部入学式は私服で行こうと決心するのであった。

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