2002年8月前半.5の行い(Jacky)
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2002.8.20(火) 携帯サトラップ(知事)
キーボード・機械のような媒体、
画面というフィルター
そられを通して伝え得る世界ってのは
確実に「感情」を無視してる。
この情報化社会に措いて、それどころか文字が生まれ先史を越えたこの《歴史時代》に措いて失われたものが何なのかっていうと
在原業平が歌を詠んで泣く時、
僕らは彼の表情・声色・場面や生立ちから全て、何もかもを把握したその上で、
歌を味わい、
そして共に涙せねばならない。ってことかな。
(…結構参考書から引っ張ってきてるネタが多いなあ、最近。まあ受験生モードってことで)
↑上記の文章のような、けれどももっと秀逸なものを、
僕の後輩が本日付のWeb日記に《認めて》いた。
そしてよく考えて見ると、去年の冬頃に僕は殆ど同じような日記を書いているのだった。
時折そういう事がある。
太宰治の『富嶽百景』に対する考察や、引用の仕方なども、この後輩の日記にことごとくかぶる過去の記事。
なんだか楽しい。
その子の文章を読んでいると、「かぶってんなぁ」と思うことが多々あって、
一年生だから、一緒に部活に出ていた期間は1ヶ月もない。というより、(四月は追試受けてたから)、殆ど、ない。
しかし、どうやら何故だかすっかり、似てしまっているようだ。
彼女が僕の影響を受けているのか、
或いはもともと同じ部族の人間なのか、わからないけれど、
今日付けの日記で「記号=その信憑性の浅薄さ」について論じていたときなんて、
その時僕は即座に言わなくてもいい軽口の2つ3つをたれ流してその場をごまかしたんだけど、
本当はその子をぎゅーっと抱きしめてしまいたかった。
僕のアーバンブルーズへの冒険。
あー。
僕の日記の中で『意味が繋がらない』箇所を見つけたら、
そこをGoogle当たりで攫ってください。
そしたら大抵、HITしますんで(笑)
まあ、要するには「『犬キャラ』よりも『犬』」なんだってことさね。
しかしこういう「本文の趣旨には一見どうでも良いような《やけくその引用句》」なんて!のは、
実は僕の、何でしょうか、心情というか、状態というか、
《僕の胸の中における現在の心のポジション》のようなものを、最も鮮烈かつ鮮明に表しているのだと思います。
そして心に残る先人たちの言霊というのは並べて、美しく麗調なものであるもんだから、
結構僕の文章の中では浮き浮きと出てきてしまう、そりゃあそりゃあ、わかりやすいもんです。
だからいつかは、「よくあるサイケデリックな話にまるで飽きてこのままオートマチックに僕は君のもの」ナンテ言葉が、
ライジン・コマンダーにすっかり嵌ってる剣王のメダルみたいにシックリくるような?文章を書いてみたい、と切に
願うんだ。
けれど
2002.8.19(月) 24時間AV~愛は子宮を救う~
今日、実際に携帯で送ったメールを公開。
いや俺は認めません。いやおかしいよそれ。まじおかしいて。有り得た話じゃないよ。違うと思うよ。色々と間違ってるよ。いや気付け。有り得ないと思うなあ無い話だと思うよ。有り得た事が無いよねそれ以前に。いや意味がわからんし。そんなことないし。どうしようもないし。なんか見えない所で新しいストーリーが進んでそうだしね。もしそんなんだったらもう有り得ないね。みぐしおろすよね。世を離ると思うよよをかるとおもうなあ。はかなくなるねそれは。有り得でもしない限りね。おかしな話だよおかしな話だよこれは実際アクチュアリィだよホントにげにさ。リアルに気持ち悪くなってきたのでさよなら
現在石川県で演劇のワークショップ…なんか高校演劇の合同合宿みたいな行事があって、
何万か出して行くようなやつ、僕の知り合いも何人か行ってるんですけど、
その様子を聞いてビックリ。
なんだなんだ、
…お前らはアレか。
わざわざ石川くんだりまで
合コンしにきてんのか?
出会い系演劇か?
と、現地の子に問うたら
「ああ、そんな雰囲気も確かにけっこーあるよ」
だって。
なんかさー。
僕の友達が祭りに来てる女の子を見て
「ゆかた着りゃいいと思っとる…」
とか
「きんちゃく下げりゃいいと思っとる…」
とか呟いてたんですが、
同じです。
「ワークショップに行けばいいと思っとる…」
とか
「実行委員会やればいいと思っとる…」
とか思う。
実がねえ…
「交流合宿」なんですね、聞けば、特に演劇の《強化》合宿とかでもなくて、
よくわからん、てきとーにチーム作って芝居創って発表して…みたいな感じらしい。(すげぇ推測)
うーん実に楽しそうだ。実に参加したい。
どうやら僕にも勝てそうだ。
そしてアズマイトビーエクスペクト、
やはり男の子の参加者が比較的少なくて
つまりは需要が高くて供給が低い、
そんな中に僕あたりが飛び込めばウッシシ。
どうやら僕なら勝てそうだ。
しかしアレなのだ
勝てる戦に参加できないのがもどかしいのだ
だからむかつくのだ
演劇という名の元にゴーコン×ランコーしちゃってるあいつらが。
羨ましいのだ。
女の子は
嫌いではないのだ。(ペケペケ)
ユニコーン。
ってーかさ。
いいんだけどさ。
彼らにとって、
「演劇」って、
なんなんだろーね。
2002.8.18(日) 一度でいいから見てみたい、女房がへそのお隠すとこ
宿酔(ふつかよい)で頭の狂った僕は、
中学3年生の数学の問題集を持ち出してきて一心不乱に解きまくっていました。
A,B,Cの3人がじゃんけんをするとき,次の問いに答えよ。
(1)3人のいし,はさみ,かみの出し方は全部で何通りあるか。
いし,はさみ,かみ…
そこまでレベル低かったか中学3年生…。
と、ここでホロりと醒める。(涙とともに)
しかし。
僕の知らないところでストーリーは進行していく。
妻と愛人と妾が共存する空間。
旦那は《いち》客として、ツマミをひねりつつ口へと運ぶ。
地獄の愛憎劇、まもなく上演の御様子!?
2002.8.17(土) 誰もが思ってて決して言えない禁断の果実的ネタ→慰安ソープ
覚えてる。覚えてる。
全然覚えてる。
完璧だ。
確実に記憶はある。
私立南山高校男子部のとある野郎の誕生日会に行った。
16人程の大所帯でした。
公立高校生は僕だけでした。
他はみんな南山か、東海か、あと紅一点で聖霊さん。
思うに、
僕は《名古屋市立向陽高校》に通っているのですが
「向陽」というのはなんて美味しいんだろう。
現在、名古屋の公立高校の偏差値は「旭丘→明和→向陽」くらい(らしい)。
千種と菊里はよく知らない。どうせ同じくらいだけどややこしくなるから無視。
わかりますかね。
「旭丘」「明和」っていうのは
はっきり言ってむかつかれやすい。
「優等生めッ」という眼が避けられない。
そこへ行くとあんた、「向陽」って
中途半端に頭良さそうでひがまれにくい。
なんて美味しいポジション。
でもコンプレックスは《実は頭悪い》ってやつ。
ちゅーとはんぱやなぁ。
おお、いやだ、いやだ。
もっと頭の良い学校に入りたかったもんだ(?)。
さて、ちょっとした地方ネタに走ったところで
…覚えてる。
という事を再確認した上、
詳細に入りましょう。
居酒屋カラオケ付。
ビールを一気飲みして
赤白ワインを飲みまくり
焼酎はほとんど一人でひとびん空けて
43%のウィスキーを(誰も見てないのに)コップ半分くらい一気。
詳細だなぁ、我ながら。
よし、覚えてる。
覚えてる。
尾崎豊『15の夜』
影山ヒロノブ『WE GOTTA POWER』
ザ・ブルーハーツ『リンダリンダ』
H Jungle with T『WOW WAR TONIGHT』
hide with Spread Beaver『ROCKET DIVE』
イージーに盛り上がる曲を歌いまくった。
よし、覚えてる。
自分歌ったの全曲覚えてる。
誰やらが聖鬼魔IIの『蝋人形の館』を歌ったのも覚えてる。
三年目の付き合いになる友人が
女の子とトイレに入って出てこなくなったのを覚えている。
誕生日会の主役が
服を脱がされ唇を奪われ耳を舐められていたのを覚えている。
僕は煙草を吸っている人に近づいて
ポッキーゲームならぬタバコゲームを催し
熱さと苦さのサイマルテニアスな認識をしたのを覚えている。
そういえば自己紹介のときに
「好きな電気はパルックです」と言い放ったのを覚えている。
24時間テレビのネタをふられたので
「どうも車だん吉です」と僕としてはベター過ぎるネタをやったら
何故か「レベルが高すぎるからみんな理解できてないよ」と突っ込まれたのを覚えている。
店を出たのを覚えている。
気付いたら
病院でした。
2002.8.16(金) 胸につけてるマークはリュウ・ホセイ
昨日は8月15日だが、
決して「終戦記念日」なんかじゃねぇっての
気付かないかな。
「敗戦記念日」?
そりゃ美味しい。
その通りかもしれないね。
単純に、日本人が「真実」を認識したとき。
なんつーか、日本がポツダム宣言を受け入れたのは8月14日。
15日は玉音放送がされた日ってだけ。うん。
他の国では「8.14 終戦」って教えてるはずだけどな。
日本だけだよ、終戦が昨日だとか言い張ってるのは。
ヤラしさが見える。
どうしてみんなそんなに「敗戦」や「原爆」が大好きなんだろう。
意味わかって言ってんのかな。
そして僕は、非国民視されるのかしら。
忘れてはいけないこと。
されど、経験した事のないこと。
単純に、意味不明で、不明瞭で、不透明で、現実性を帯びないもの。
戦争が終わって、僕らは生まれた。
戦争を知らずに、僕らは育った。
戦争を知らない、子ども達さ。
なんでかなーこんなに虚しいのは。
Make love not war.
(戦争をするより、愛し合おう。)
60’sに流行った言葉らしい。
make love とは英語では「セックスをする」という意味。
そうやって思うと、いろいろ虚しくなります。
たぶん崇めようが、疎もうが、愛そうが、嫌悪しようが、殺そうが、死のうが、
僕はむかつく。
未だその呪縛に苦しめられている友達を僕は知っていて、愛している。
それも原因だと思う。
友達のそんな姿を見ると、虚しくなる。
悲しくなるし。
嫌になる。
だから僕は、
原爆や戦争を、
無くそうと努力しようが、
勃発させようが、正当化しようが、宗教に縋ろうが、募金をしようが、地雷を取り除こうが、
思い出そうが、
忘れようが、
むかつくんだと思う。
勝手な話だ。
世界平和を願います☆
2002.8.15(木) ベジマイト光線
ディスカウントショップでCC.GRAPE1.5㍑を158円で買った、その瞬間にRegret!
一口飲んだだけでサティスファクション、後は飽き等が襲うのみ。
そこへポケットに入れていた携帯電話から僕の精子を減らすべく空気の振動がバイブする、
電磁波には気をつけようぜ諸君!
昼飯を一緒に食べようかと?おごってやるぞと?
そうかそうか。
おごられてやろうじゃないか。
《旅行代》の見返りだとはいえ、やはり緊張・萎縮する。恐縮です。
その相手というのが2個下の女の子。
ヒモ街道まっしぐら。
僕が「ヒモ」という言葉を知ったのは、
初期のこち亀で
「テキ屋か、ヒモか?」
というせりふがあって、お母さんに詰め寄ってその意味を問い正した時だった。
お母さんははじめ多少困っていたが、
事細かに説明してくれた。
ありがたかった。
あの頃のこち亀は、面白かった。
段々と中川が、そして遂には両津までもが良識人化していったのが気に入らない。
安易なネタとしてのキャラの濃さを求めすぎたが故だな。
マンネリズム溢れる素敵な作品に仕上がった。
とりあえず戸塚を出せ、戸塚を。
そしてガクトで食事。
《すかいらーく》と《ガクト》はどう違うのか、という疑問。
ドリンクバーのコップは
同じ店でもすかいらーくレーベルとガクトレーベルとの2種類があるらしかった。
謎ですな。
だからガクトは売れるんだろうな、謎だから。
お盆だという事でランチメニューが排されていたのが気に喰わない。
そういえば昨日もそれで痛い目を見た気がする。
畜生。
お盆は確かに死んだ人の魂が帰ってきますよ。
でもお盆だからって
死んだ人がガクトで飯を食いますか?
ラブホテルに泊まりますか?
ナイフに罪はありますか?
目玉焼きハンバーグを頬張りながら
昨日オーストラリアから帰ってきたと思しき後輩に連絡、挨拶のアポイントメントを取り付ける。
ご飯をおごってもらった女の子のところには「帰ってきました」と連絡が入ったのに
僕のところには一言も無し。
ふっ。
…。
まあ、そんなもんさ。人生はバランスだ。上々だ。俺たちにus(目的格)は無い。
で。
なんかお土産を貰いにその女の子も豪州帰りの家に寄るそうなので
同行する事になりました。
二人で豪州帰りを訪ねる。
会う。
彼はオーストラリアに行って
口癖をつくってきたらしいです。
【豪州帰りの口癖①】
「向こうでは…」
【豪州帰りの口癖②】
「オーストラリアすごいよ!あのね…」
ちっフタコト目には豪州豪州豪州酒豪酒豪酒豪酒豪酒豪主語主語主語SSSSSS!
まあそういう話が聞きたくて赴いたんだけどさ…で、結構面白いから別に文句も何もないんだけどさ…
うちの兄がロンドンから帰ってきたときにジョークで事あるごとに
「向こうじゃ…なんだ」と気取ってほざいていた事を思い出し、そっと瞳閉じてみる。
あーしかしオーストラリアか。羨ましいな。
くやしがる二人。
…へっ。
だって僕等も昨日
カリフォルニアに行ってたんで全然悔しくないです。
しかも奴は夏休みだというのに毎日学校行ってたんです。交換留学だから。
へっ。
へっへへへっへっ、へっへっ。
あ。
そういえば僕も夏休み前半は夏期講習で毎日学校行ってたわ。
…。
ヘコー。
まあ、それも夏休み。
何故かカラオケに行くことになりました。四人で(どっかで一人増えたらしい)。
ボックスで後輩にベジマイト光線を浴びせ掛けられながら思うのは
僕はやはりカラオケが苦手です。
予測できないからです。
タイムラグがあるからです。
なんというか
カラオケは怖い。
歌うのは人一倍好きなので性質が悪く
陶酔して歌うので体裁が悪く
カラオケこわい。
饅頭もこわい。
高校生がお金を使うのって、
ゲームセンターとか
カラオケとか
ラブホテルとか
飲み会とか種種の外食
なんかそういうもの、つまり第三次産業的なものが多いと思うのですが
僕はそれが昔は嫌いでした。
形が残るもの、それも半永続するもの…本とか、CDとか、そういうものこそ出費の対象でした。
後はせいぜい、サービス業だと観劇に使うくらい。
しかし最近は逆の考えです。
真にはなべて形而上学的なものにこそ全ての価値があるのではないかと思えてきました。
だからここ一週間弱の間、
10000~20000も余裕で第三次産業に当てています。
そんくらいあったら文庫本が200冊CDアルバムが20枚以上買えるのに。
まあいいか。
お盆だし。
それが夏休み?
帰って眠ると13時間。
あーまる36時間以上勉強してねぇっ!
2002.8.14(水) 原宿・トルコ
このタイトルからも明らかなように僕は今受験生病にかかっています。
今日も「フジヤ」の看板を見て
「ジズヤ」と読んでしまいました。
原宿は、いついかなるときでも「ハラージュ」。
世が主観なら
何が真実で何が如何様か。
本当の事だけ知りたいよ。
未来に続いた、この世界。
誤魔化しだらけの日々が、心を傷つけようと
自分を捨てないで。
倒れるな、
負けるなよ、
さあ、飛び出そう。
体にエネルギー、沸いてくる。
正義の魂をどこまでも貫こう、鉄人28号。
ぼくらの夢守る、ヒーローさ。
超電動のこの力見せてやれ、無限大、鉄人28号。
【PERFECT RAINBOW】
思い立ったが吉日。
旅行に行きました。
海外旅行は初めてです。
在るはずの無い
完璧な虹と
この世界の中に投げ込まれた僕等。
まるで弾みやしない
会話続けるように。
ほんとのことが知りたくて、嘘っぱちの中旅に出る。
争いも恋も仕方ない。
それが夏休み。
無限の言い訳と完璧なイノセンス。
重なり合う季節と同じはずだろう?
それが夏休み。
人生はバランスで
何かを勝ち得て何かを失ってく。
まあ、それが夏休み。
快楽を得て処女を失う。
それも夏休み。
ほんとのこと知りたいだけなのに
夏休みはもう終わり。
2002.8.13(火) 言葉上皇
学生の国語力低下が問題になっている、いっそのこと大学入試も変わるべきだ。
小論文を「半角128文字以下」にしたなら、彼らの実力も発揮され得る事だろうに。
言葉は生きている、無用の長文よりも、有用な壱百弐拾八。
manakanaって、
三倉「まな」と「かな」
真名仮名
漢字・ひらがな。
古典の勉強は、かように、楽しい。
酒
煙草
エロ本
芝居
セックス
金
受験
選民思想
厭世観
生と死の選択
女
ディスカッション
それらの延長線上。
俺。
B専上のアリア。
「ジャッキーは不細工な女しか相手にしない」という痛切な通説。
ビコーズ、ゼイ、アー、イージィ。
何事も経験、全ては経験だよと語る君ら。
口説きの言葉を幾つ知ってるんだい?
練習台だよ練習台。
練習代に愛を示すのさ。
言葉のキャパに魅了された僕は
どこまでも貪欲。
底知れない、どん底の、他人の心と頭の中の。
研究事項。
僕の心と頭の中の。
言葉、反応、その言葉、それへの反応、そのための言葉、言葉。言葉。次から次へと、経験の言葉…
性欲、愛欲、恋、そして、僕の人生。全ては別物。
言葉。最終的なもの。言語。原始的なもの、解体できない、原子的なもの。
解体できない、最終的なもの。
溶け合う心、漏れ落ちる言葉。それらは心、そして言葉。別々のもの。全ては別物。性欲、愛欲、恋、そして僕らの人生。
全ては経験だよ。
経験論を振り翳す、
後輩の前で説教をする。
「経験をしろ」とわめき散らす。
本を読め芝居を観ろテレビでもいい音楽を知れ落語を聴け娯楽に触れよ。
映画にラジオにインターネット、全てのメディアに貪欲になれ。
俺らの会話を逃がすな。胸に刻め。利用しろ。
全ての会話に貪欲になれ。全ての言葉を利用しろ。
そのために、恋をしろ友情を育め教師や警官を愚弄せよ。
専門的な言葉達を逆手に取っちまえ。
疑え。まず俺を疑え。鵜呑みにするな。全ての言葉に貪欲になれ。
本を読め。芝居を観ろテレビでもいい音楽を知れ落語を聴け映画を学べ娯楽に触れよ。
ラジオのスウィッチをひねってみなさい。
知らない言葉が幾つある?
知りすぎたつもりの言葉。言葉たち。
「あいしてる」
君らは何種類聞いたことがあるかな。
美人であれ不細工であれ
僕はどのくらい聞いたかな。
そして全てが全く、違っていて、多数が限りなく、莫大な共通点に恵まれているという事実。
知っているかな。
女性を女性としか見られない、違う、女性は女性であり「女性」であり『女性』であり《女性》なのだ。
何度呟いたかな。
どんなトーンで?
声量は?
演技はしていたか?
真実に愛はあったか?
そうしてそれらは、
どこがどう異なり、何にどう影響を与えたか。
何からどのように、影響を与えられて、そうなっているのか。
知りたくないかい。
僕は知ろうとする。
お前に向けて言ってるんだ、
数多の嘘を題材に
真実の想いを込めて
最後から二番目の親友、お前に言っている。
聞こえるか。
聞こえるか?
聞こえるか、俺の、
片手間のヨーデルが。
覚醒
俺の中での、夏休み折り返し地点。
2002.8.12(月) ダンケ・シャンシリーズ第5巻『バンパイアの試練』
――勉強もせんと、友達に現を抜かして……それから母は神秘的な表情をする。それは僕にそれ以上の質問や抗弁を禁ずる、漠然とした不信任のような表情――今述べた理由の拙さ、またそうした言葉を気拙い思いをして述べねばならないようになったその場の成り行きに対する、対象の不明瞭な怒り、無邪気な僕に対する憐みともどかしさ、そうしたものの解きがたく縺れ合った判りがたい眼差し。その瞬間に、常には僕に限りなく近くあり、僕自身と殆んど見分けることの出来ない母が、突然に僕から離れ遠ざかり、僕の理解を超越した一人の「他人」、僕とは全く関係の無い一人の「大人」となる。僕は急に支えの手を離された幼児のようによろめきそうになる。
そしてその「友達」という言葉には「女」というニュアンスが超多分に含まれているのであり、
受験生には女を抱く事が許されないのだという狭っ苦しい教義が暗示される。
僕は甘やかされて育ってきた。
実際、親に怒られたという経験は殆ど無い。
だからそれだけ、その時の突き放されたような感情は人一倍強い。
だからそれだけ、自分を否定する人間が許せなくなるのだ。
今までに一度だけあった、
僕が最もインターネットにはまっている時期で、朝から晩までパソコンの前に座っていた。
そんな時母親に言われた一言。
これは余りのインパクトのため当時の日記にも書いていると思う。
「あんた、日がな一日パソコンばっかりやって、病気だよ」
普通の家庭ではごくごく普通の親子の会話かもしれないが、
僕にとっては違う。それだけ僕にとっての母親というものは甘甘な存在なのだ。
僕は急に支えの手を離された幼児のようによろめきそうになる。
今回禁止されたのはフリー・セックス。
「勉強しろ」と母親に言われた事はなかった。
言われる必要も無ければ、余りに放任主義だからだ。
ただし、だからこそ僕は養い飯をくれる両親に逆らうわけにはいかなくなる。
受かってやろうじゃない。はいはい。
僕は急に支えの手を離された幼児のようによろめきそうになる。
これから暫く、僕は両親との関係をぎこちなくさせるだろう。
彼らは他人なのだ。
世界一素晴らしい両親だと、僕は自負している。
2002.8.11(日) 黒猫のだんご
模試。
得点率8割
トマトは
ローマ時代に存在しない。
フェイクだ。
PM6:45の夜
東海高校のDogsからメール
「七時から打ち上げあるんで、来てください」
赤い自転車に跨って、さながらのように。
僕が行った時にはまだ割と普通の
すき焼きだった。
しかしいつのまにか
肉と
野菜と
みかんジュースと
コーラと
ねぎと
カルピスと
ガルベスと
キシリトール系のガムと
うどんと
目玉焼きと
なんだかよくわからない
スープになっていました。
とにかくぐつぐつ煮込んだら
水分がどんどん蒸発していって、
最終的に、
味噌ができました。
「みそってこうやってつくるんだあ」
と、感動。
殴り系のイベント。
粗相をした奴を十数人連続でビンタ。
「30分以上部活に遅刻した奴」
「県大会中に女の子とデートしていた奴」
「部活で五月蝿かった奴」
「練習中にこまめにメール打つ奴」
と、二年生が殴られまくる中、
ついに
「東海高校に入学しなかった奴」
ジャッキー、初殴られ。
二年生にイニシャルが
J・Kという奴が居て
そいつを狙い撃ちするために言ってしまったが最後
「イニシャルがJ・Kの奴」
えーと…
「JACKYもですか?」
ジャッキー、二度目殴られ。
「後輩に越えられた奴」
これは後輩が中部大会まで進出してしまった
3年生以上の東海生に送られるビンタである。
ジャッキー、三度目殴られ。
普通に、頬が腫れる。
ゲストを交えて少人数で二次会。
酒。
毎度ながらこいつらと居ると
自分の価値観が破壊される。
良い事だ。
頭の良さそうな会話だこと。
朝六時、いつものように早朝帰宅。
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