2001年3月前半の行い(Jacky)

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2001.3.15(木) カステラを吹く女

中国の故事に、両手両足を縛られガムテープで口と鼻を塞がれた男が耳で呼吸をして助かったかわりに、器官がやられて耳が聞こえなくなってしまったという話がありますね。

傘の柄のかぎになっているところにハンガーを吊せば、雨降りの日にも洗濯物が干せます。

キャサリンは眼鏡をかけて太陽を見たら失明してしまった。そこで、眼鏡を逆にかけて太陽を見たところ、ビームのような光線が発射できるようになった。肉を切らせて骨を断つ。

眉間のしわにボールペンを挟むと、幸せになれるそうです。

螺旋状になっている電話機のコードは、異空間につながっている。

そのイヤリングは自動的に爆発する。

世界一品質の良いモップは、20代の人妻の髪の毛から白髪のみを抜き取って作ります。

もみあげの長さと、鼻の下の長さは等しい。

ある日スウェーデンの物理学者ベノン博士は、サバンナの真ん中に500人のアフリカ人を集めて大声を出させたところ、10cm向こうの蝋燭の火がふっと消えた。

黒人のリンダは朝起きてから家を出るまでに、顔の重さが少し増える。白人のふりをしているのだそうだ。

ロックマンごっこに最適なチップスターコンソメパンチ味が少年犯罪やいじめにつながるという理由で販売中止になった。

ボブは昨日までヘンリーと一緒に学校から帰っていたが、明日からは1人で帰るんだ、と寂しげな口調で私に語った。私は、ボブとは友達であるつもりだったが、ボブはどう思っているのだろう。私は明日から、誰と帰ろうか。

福谷くんは自分の顔のスキー焼けを、「パンダ」と言ったらしい。それが本当なら、彼はどんなウェアを着ていたのだろうか。

私の友達は、いじめられていて、友達が1人もいない。

島田くんのお父さんをバーコードバトラーⅡで闘わせたら、HPが30000を超えた。それにしても測定には骨が折れた。

僕の彼女は二重人格で、昼間は内気である。その間に、体力をチャージするのだ。

ファーストキスイズホイッスル。

久しぶりに学校へ行きました。なんだかみんな懐かしいぜ。いろんな話をしたよ。

お笑いの話もしたし、クラス替えを悲しむのはおかしいとか、今日は小牧市で男のシンボルを祀る男根祭りこと男性器フェスティバルがあるとかで、カメラを持ってこれば良かったと言っていた。

数学が2時間続けてあって、発狂しかけた。

でもそのうちの1時間は課題のプリントを渡されただけで、ずっと喋っていたので良し。

次の時間、名指しで先生に叱られた。無駄口を叩いていたのがいけなかったらしい。もっと気持ちのいい叱り方を知らないのだろうか。

「お前らまるで中学生だぞ」という先生ほど、中学教師みたいな事を言う。毛受は別か。

実際勉強を教える能力は高くても、生徒がいい気持ちになれない先生が多い、と。

まあいいや、体育はバスケットだったが、へたくそだ。

福谷くんがホワイトデーということで女の子にお菓子をあげていた。柄にもない。

部活は喉が痛くておっくうでした。写真をたくさん撮られました。

先輩たちは面白い人が多い。あまり面白くない方もいないことはない。だが、まあ全体的にボケとつっこみとノリをわきまえているので、気持ちがいい。来年はどうしよう。

やはりノリのほうは僕が引っ張っていかなければいけないだろうか。

さて、本番まであと一週間。南朝四百八十寺。

本所横町の糸屋の娘、姉は16妹は14、諸国大名を弓矢で殺し、糸屋の娘を「愛で殺す」。

ヒゲ+ニット帽=ラップ

シンキングタイム+ボクシング-身体ムング=マーティン・ルーサー・キング,Jr.。

佐藤藍子-アンビリーバボー=引退

組体操に一言もの申す。ピラミッド見たこと無いの?

応援団に一言もの申す。僕らは何をフレば良いんでしょうか。

パン食い競走に一言もの申す。言葉遣い悪いよ。「パン食べ競走」にしない?

マリー・アントワネットに一言もの申す。パンが無ければお菓子を食べればいいだろ!

「インクがなかなか出ないんだ」「9だろ。一の段くらいわかれよ」

「うわっ、インクがこぼれて、プリンターべったりしてる」「俺はゼリーかヨーグルトのほうがいい」

電車で痴漢に遭いました。後ろから下半身を触ってくるんです。私は一度も後ろを振り返りませんでした。初めて自分で自分を褒めたいと思います。


(買った)
三三七拍子 爆笑問題


2001.3.14(水) 鼻の都パリ

生まれて初めてホワイトデイらしきことをしたかな。
ドラえもんのカプッチョというお菓子を部のみなさまに配ったのであります。
おまけにステッカーがついていて、僕のは宇宙開拓史。
そ、生まれて初めてだねぇ。
お返しすらしたことがないわ。
みなさん冷たい男だと思われたでしょうか。
義理チョコを貰ったことがほとんどない、と。だからだと思います。
どうやらうちの小・中学校には「義理チョコ」という制度は無かったようで。
だからそういう使命感も生まれず。
好きじゃない子から本命貰ったらどうしていいかわからずそのまんま。
最低だな~、男として。
今はそんなことないけどね。たぶん。

とんねるずの生でダラダラいかせて!が最終回でした。
めちゃくちゃ面白くなかったです。
ただパチンコしてただけ。懐かし映像108連発は良かったけど、ゴングショーとPK対決で稼ぎすぎ。
生ダラが無くなって、おかげでしたも食わず嫌いと野猿ばっかり。まあ野猿は解散するみたいだからいいけど、もっと頑張って欲しいね。とんねるず兄さんには。ウンナンとダウンタウンもね。
もしも、彼らやもっと上の芸人が引退してしまったら、、ナイナイ・ココリコ・キャイ~ン・ロンブー・ネプチューンがお笑い界を牛耳ることになってしまいます。するとTVがつまらなくなります。お笑いのレベルがグンッとさがります。誰か一組でもいいから、ダウンタウン並の実力者が出てくればいいのにね。

2001.3.13(火) 相原コージ×竹熊健太郎の『サルでもカける○○○教室』(略してサルまん)

部活帰りにまんだらけに寄りました。
我ながら良い買い物。
これだけ(21冊)買って3300円(税込)。
貴重だけど状態が悪いので、200円とか300円で買えてしまう。ことによると50円とか100円とか。

(買う)
銀河鉄道999〈少年画報社〉(6)  松本零士
銀河鉄道999〈小学館〉(18,19)  松本零士
男おいどん〈KC〉(1,2,3,7,8)  松本零士
クイーンエメラルダス〈KC〉(1)  松本零士
戦場まんがシリーズ④わが青春のアルカディア  松本零士
プロゴルファー猿〈小学館〉(4,8,9,12,18)  藤子不二雄
新プロゴルファー猿〈小学館〉(2)  藤子不二雄
藤子不二雄少年SF短編集〈小学館〉(1,2)  藤子不二雄
のんきくん(6)  方倉陽二
まじかるハット(1)  方倉陽二
炎の転校生〈新書版〉(1,2)  島本和彦


2001.3.12(月) CD『音に見る島根県』

2年だか、3年だか前、テレビ欄の深夜枠に「(新)未来少年コナン」という文字を見た。宮崎駿のあの名作が再放送されると思いこんで、勇んでTVを付けると、なんだか綺麗な映像で、タイトルに「未来少年コナンⅡ」とあった。絵柄も宮崎駿のそれではなく、とっても今風の着色で違和感を覚えたので、OPを見ただけで消してしまった。そんな思い出がある。
さて、数ヶ月前に、BS第2放送でまたも「(新)未来少年コナン」という文字を見かけました。どうせまた続編なんだ、Ⅱなんだと決めつけて、その時は見なかった。僕は第1話を見逃すと、それから先を見なくなってしまう傾向があるため、それきりだった。
今日の18:00、偶然にBS第2放送を見た。すると、あの名作が、放送されていた。
「ラナ~~」
「コナンー!」

ああいうのを、一目惚れというのでしょう、すっかり未来少年コナンの“トリコになりました”。
かっこいいんだ、コナンが。かわいいんだ、ラナが。ほほえましいんだ、ふたりが。
僕の理想の男女像輝ける第1位は『ど根性ガエル』の「藤岡ヒロシと吉沢キョウコの関係」なんですが、『未来少年コナン』の「コナンとラナの関係」が追い上げてきています。
レコードマニアの父が、唯一大絶賛しているアニメが『未来少年コナン』。昔から何かと話を聞かされたもんです。
う~ん、しみじみだ。来週からビデオ録画だな。小原乃梨子いいな~
『名探偵コナン』なんて足下にも及ばないさ。「コナンとラン(蘭)」なんて「コナンとラナ」のパクリさ。
そして宮崎駿といえば、『ルパン三世』。
青ジャケットは、宮崎駿です。『カリオストロの城』は日本アニメ史に残る名作といわれ、クラリスはナウシカと同じく未だに某雑誌の読者投票で上位に食い込むおばけキャラです。綾波もルリも恐るるに足らず。
そしてアニメ版(初代)の『ルパン三世』もまた名作でありまして、著名人の間にもかなりファンが多い。
僕は結構赤ジャケットのルパンアニメを嫌ってしまう傾向があります。
もちろん、面白いことは面白いんだけど、『カリオストロ』なんかと比べると見劣り。
青ジャケのTVシリーズはかっこいい。おしゃれ。しぶい。主題歌が衝撃的。
最近で言うと『カウボーイビバップ』の主題歌も良かった。アレで一目惚れしたもの。
実際は、青ジャケのTVシリーズには宮崎駿はそんなに深く噛んではいなかったみたいですけど、それでもやっぱり大好きな宮崎作品には変わりないです。たぶん彼の最初期に当たる作品じゃあないでしょーか。
あとは、『天空の城ラピュタ』かな。でも、シータが明らかにラナとかぶってる。違うの服の色だけじゃん。
でもラナのほうがいいな、やっぱり。
ナウシカ?なにそれ。あとの宮崎駿作品はそんなに好きなのはない。
面白いんだけど、他のはいまいち惚れないね。あえて言えば『魔女の宅急便』かしら。

(借り)
ルパン三世〈first〉①(1~6話)
ローマの休日
自転車泥棒
市民ケーン
ふかわりょう来来圏スペシャル


2001.3.11(日) 歌舞伎風スペインの旅

心が張り裂けそうです、私の心は引き裂かれました。
停電が起きたのです。それも、ただの停電ではございません。確実に、私の心に傷跡を残していきました。
全ては、それが原因だったように思われます、父が、洗濯物を乾かすために、柄にもなく暖房を付けました。電気カアペットも、炬燵も、付いていました。お部屋の電気も、パアソナルコンピュウタアも付けっぱなしでおられました。
私は、ヴィデオを観ていたのでございます。勿論、テレビのスウィッチも入っておりましたとも。
父は、髪の毛を切っておられました。あの方は、ご自分で、自身の髪の毛をお切りなさるのです。鏡台の前で、髪をお切りになられて、その後に、お風呂にお入りなさいました。父は、湯上がりに、あろう事かドライヤアの電源を付けたのです。
刹那、私の目の前で、小さなビッグバンが、ふたつ起こって、光という光が、消え失せました。テレビと、パアソナルコンピュウタアの画面が、ちょん、とあっけない音を立てて、銀河系の、横から見た形とでも言いましょうか、それとも、美しい貴婦人の、ウィンクとでも、言うのでしょうか、を見せ、それきりでした。辺りは真っ暗の様子で、ただ、窓から多少の月明かりが漏れているのです。
私は、それを美しいとは思わないのです。
先に筆を走らせた通り、私は、ヴィデオを観ていたのです。とても愉快で、非常の楽しみを、私は味わっていたのでした。クライマックスに差し掛かり、バウワンコ108世の子、クンタックが、ひとり、悪者の待つところへ、向かっていくというところだったのです。この後に、非常の感動を、目の当たりにするところだったのです。
停電が起こりました。小さなビッグバンが、ふたつ起こったのです。
私は、懐中電灯持って、ブレイカアを引きました。すると、お部屋に光が戻って、洗面所からは、ブオオ、という、ドライヤアの、いやらしい音が聞こえて参りました。
私と父は、余分の電気機器を全て消しました。こんなことは、二度と御免。時計も狂う、記録も狂う、様々の物に調整が必要になります。考えると、とても、いやになります。
私は、ビデオ、テレビ付けて、再び感動の名画を鑑賞し始めました。クンタックの後、武が歩き出す。ふたりの友情芽生える、感動の場面でありました。いえ、ふたりではありませぬ、皆でございます。改めて、絆の深さと、友情を、魅せられたのでありますが、私の心は、停電ばかりで、そちらに心を揺らすまでに、多少の時間を要しました。なんと口惜しく、耐え難きか。
良い映画でした。申し分のない、良い映画でした。しかし、私の身には、停電が起こっていたのです。ふたつの、小さなビッグバンが、私の心を引き裂いたのであります。心が、張り裂けそうです。

2001.3.10(土) リモコン付きボタン

だっる~。
朝、やばいくらいに気分が悪かった。
まるで体が動かぬほどに。
最近睡眠不足が続いていたので、過労系だと思われる。
というわけで、思わぬ休暇。
部活に多大なる迷惑をかけたように思う・・・あああごめんなさい。
やる気も起こらず、ずっと寝てました。
ちょっと元気になると、部屋の掃除をして、するとまた物憂くなるので、寝る。
そしてまた起きる。
本当ならすでに部活は終わっている時間だ。
休暇も睡眠のみに終わったか・・・
するとなんだろう、なにやら使命感のようなものが芽生える。
今日は3月の第2土曜。
つまり、映画ドラえもんの公開日ではないか。
しかし、まだまだ体はだるいのである。
もし今この体にむち打って映画など行けば、明日復活ができないかもしれない。
でも、ドラえもんを初日に見に行くのは、藤子ファンとしてのステイタス。
いいや、明日は這ってでも部活に行くから。
前売り券を握って、今池国際劇場へ。
はねドラのストラップの色は、黄色でした。
予告が既に始まっていた。
『千と千尋の神隠し』(宮崎駿)『メトロポリス』(手塚治虫・大友克洋・りんたろう)など。
『ポケットモンスター』の予告が始まると、子ども達から軽~い歓声が上がる。お前らピカチュウなんかにうつつをぬかしやがって、ドラえもん観る資格なんかねえよ!などと勝手なことを叫びたくなる。
『クレヨンしんちゃん』は面白そうだった。予告編であれだけ笑えるとは・・・今年も期待して良いな。
『メトロポリス』と『クレヨンしんちゃん』は観たい!
そして、本編の始まり。まずは『ドラミ&ドラえもんズ 宇宙ランド危機イッパツ!』。
多分もう1回か2回見に行くので、詳しくは後の機会に。
面白かった。ただし、毎年ながらゲストのキャラデザに不満。藤子先生はあんなの描かない。
小ネタが多くて、藤子ファンはさぞ楽しめたことであろう。
次に、『がんばれ!ジャイアン』。
涙を求めているのなら、捨てた方がいいかもしれない。
この作品で得られるのは、「涙」ではなく単純に「感動」である。
非常にいい話。ただし、ジャイ子が「お兄ちゃん」という漫画を描かなかった。(←ネタバレ)
というわけで、原作とはオチが、いや、全体的にストーリーがかなり異なる。
ここで、10分間の休憩。
パンフレットを買って、スタンプを押して、チラシをもらって、座席に戻って、世間話。
J「面白かった?」
隣に座ってる小学校低学年くらいのガキ「(こくり)」
J「どっちが良かった?」
隣「ジャイアン」
同感である。やはりこのくらい小さな子どもでも感動するのかしら。
J「翼の勇者たち、面白いと思う?」
隣「うん」
僕は、『翼の勇者たち』に全く期待を抱いてはいない。つまらなくても、仕方が無いと思っていた。
おっと、いよいよ大長編の始まりだ。
・・・・・・・・・。
おもしろい!
これは近年希にみるクオリティだ。ていうか、F先生の死後作品では最高。
観ろ! みんな観ろ!
↓こんな感じだぞ!

ねじ巻き都市冒険記

□□□□□

南海大冒険

□□□□

宇宙漂流記

太陽王伝説

□□□□□□

翼の勇者たち

□□□□□□□□□□

今年は手に汗握ったし、伏線も良かった。僕を良い意味で裏切ってくれた。
展開も一辺倒ではなく、広がりがあって、意外性に富み、息もつかせぬ。
いいね、久々に。F先生いなくてもこれくらいはできるんじゃないの。注(でも生前の作品の方が良かった←当たり前)
来年はもっとイイ出来を期待してます。
そうそう、知念理奈の主題歌も悪くはなかったし、声の出演も、「えっ、これ知念なの!?」って感じで、好感が持てました。なんだ、上手いじゃんか、無駄な懸念だったかな、ドゥドゥフォーミー。

誰かはねドラ要らなかったらください。目指せ全色。


追記
のび太の「ドラえも~ん」の叫びのあと、主題歌始まるじゃないですか。
「こんなこといいな、できたらいいな」
子どもたちが声張り上げて歌うんですな。いやありゃ良いですな。
僕も一緒になって(あやしまれないよう)小声で歌っていたら、前の席の女の子に不審げな顔で見られた。
高校生が主題歌歌ってちゃおかしいんかコラ。
今回一番感動したのがこれさ。
やっぱりドラえもんはまだまだイケるよ、うんうん。

2001.3.9(金) レンタルティッシュ

授業は3時間で終わったが、公立入試の準備のために、12:30までに一斉下校となった。僕は「一斉下校」という響きだけでクスリとしてしまうのだが、みんなはそれほどでもないようだ。それでも部活は行われる。青年の家という名古屋市の施設を借りて、そこで練習するのである。僕は一足先に自転車をこぎこぎ30分ほどして、熱田青年の家というところに着いた。
当然一番乗りで、部員は誰も来ていなかったので、ロビーにて、先にいた女子高生たちのよもやまの話を聞きつつ、太宰治などを読みながらひとり待ち待ちていた。しばらくして、ひとり、来た。昨日『桜桃』を読んだよ、と彼女は言うので、僕は『恥』を読ませてあげた。読み終えて、「どうだい、恥ずかしかった?」と聞いたら、「うん」と言った。「だんだんと恥ずかしさが増してくる」
やがてひとりふたりと増えて、部活が始まって、終わった。ロビーに戻ると、髪の長い小さな女の子がいて、地べたに這いつくばって、目でコマを追って、遊んでいた。言葉遣いが汚かった。髪が短ければ、きっと男の子だと思っただろう。
僕はその子と遊んでいて、部員たちも「かわいい、かわいい」と言いながら、見ていた。「かわいい、かわいい」と言いながら、見ていた。「かわいい、かわいい」と言いながら、見ていた。部員たちは、その子のことを、かわいいと思って、遊んであげようと思ったのに違いなかった。違いなかったのだが、ものの5分もしないうちに、他のみんなは帰ってしまい、僕だけになった。その女の子と遊んでいたのは、僕だけになった。僕は、その子に引っ張り回されるように、施設内を遊び回った。女の子の弟も来て、3人で遊んだ。楽しかった。非常に楽しかった。
ガキというのは、訳のわからないことをするし、訳のわからないことを言うし、残酷だ。お姉ちゃんは弟を邪険に扱った。弟が泣きそうなのを、更にいじめた。でも、なかなかにお姉さんらしいところもあって、時に優しいところも見せた。聞けば、小学3年生と1年生。
女の子は体重計に乗って、23kgだった。体重が増えてる、増えてる、と、困惑の様子だったので、後ろからひょいと、体を軽く、少しだけ持ち上げてやった。「なに言ってんだい、ただの18kgじゃないか」いよいよ、ばかである。女の子はきゃっきゃ言って喜んだ。それほど仲良さげに見えたのか、弟は「おまえ、ねえちゃんとえっちしてこい」などととんでもないことを言いだした。「しねぇよ、ばか」と言ったのは、姉ちゃんのほう。僕はなんにも言わなかった。爆笑していた。
小さいガキというのはだっこされるのが好きなようで、一度ひょいっと持ち上げてやると、やみつきになるようで、向こうから「だっこして」とせびるようになる。それがまた楽しいのである。2人を持ち上げながら体重計の上に乗ると、針がぐおおんと振れるので、ガキ共はきゃっきゃ喜ぶ。バカだバカだ僕はバカだと、思っても仕方ないのであるが、僕は全くそのようなことを考えなかった。バカを超えたバカ。目指すところだ。
奴ら、僕の靴を隠した。探しても、なかなか見つからない。というのは半分嘘。わかっていても、すぐには見つけない。きゃつらの機嫌を損ねぬように捜査しなければならないので、かなり気を遣う。見つけたときには、残念そうな顔をするのかと思いきや、楽しそうであった。
外に出た。僕は女の子を後ろに乗せて走り出す。駄菓子屋に行ってお菓子を買った。じゃない、買わされた。3人分で、420円であった。意外と高くついた。ヤッター麺を3つ買ったら、ひとつめが“はずれ”、ふたつ目が“10円あたり”、みっつめが“20円あたり”だった。こんなに当たったのは久しぶりだ。嬉しかったので両方ともガキにあげた。
そんなこんなあって、なんだか楽しい気持ちで、ガキ共に別れを告げ、“お使い”に向かった。黒川生涯学習センターというところに、練習場所の申し込みをしにいかなければならない。今思い出しても腹立たしい。うざい。
そこに向かうまでに、まんだらけなど、いくつかの古本屋に立ち寄った。オバQの6巻が1500円だった。
自転車を漕いで漕いで、漕ぎまくっているうちに、だんだんと腹が立ってきた。黒川生涯学習センターというのは、明らかに遠回りである。遠い。めんどくさい。疲れた。腹立つ。そんなときは叫ぶ。うぜぇよちくしょう、ばかにしていやがる。なんとも自分勝手ないわゆる逆ギレであるが、ほろ酔い気分が一気に醒め、そればかりではなく、もやもやとしたとても嫌な気持ちになった。
やがて黒川生涯学習センターに着いた。すでに仮予約は済んでおり、本登録をしておいてくれと頼まれただけで、他は何も聞いていなかったので、サインするだけとか、書類を書くだけだと思っていた。しかし、意外と書く項目が多くて閉口。なんとかキレていることを悟られまいと営業スマイルを作るも、事務員のこの一言で全ては崩れた。「じゃあ、2400円ね」
そんなに持ってねぇっつーの。
方倉陽二の『のんきくん』買っちゃったっての。
生涯学習センターは青年の家と違って、お金が要ることは知っていたが、2400円て。
ぼったくり。そんなんだったらラブホテルで休憩とったほうがマシじゃ。
いやいや何も料金に文句言ってるわけでもない。金を払わなければいけないと言うことを伝えなかった奴が悪いとも言わない。たぶん言い忘れていたんだろうし、気付かなかったか、知らなかったかも知れない。なんとなく、とっても腹立たしかった。
ぶちぶちぶち。
ところで、部の先輩から聞いたところ、この近くのレンタルビデオ屋で一本95円レンタルをしているらしい。
ここまで来て、真っ直ぐ帰るのはさらにしゃくにさわるので、行ってみることにした。
『踊る大紐育』があって、飛び上がって喜んだ。
他にも、いきつけのビデオ屋にはないような作品がいっぱいあって、良かった。
4本借りた。入会金もタダだったので、更に顔はほころんだ。
そして、知り合いに会った。
心の友の弟と、兄の友達の弟。ありゃりゃ、わかりにくい。
中学2年生の、つまりは後輩2人。久しぶりだった。懐かしかった。
しかも喜ばしいことに、ギャグのセンスが良くなっていた。
僕のジョークが理解できるのである。それだけで「やるな」と思って、ついつい1時間ばかり話し込んでしまった。
並べられたビデオに突っ込みを入れたり、近況を語ったり、えっちな話をしてみたり。
そやつらの話は面白かったし、聞けば聞くほど、僕にないものを持っているようで、楽しくなった。
彼らには、僕よりも2年分の可能性が多く残されていて、しかもそれは、彼ら次第でどうにでもできる。
思い出も、たくさん蘇ってきた。僕がこいつらと同じ年の時は、こんなことをしていたなぁ、と。
そしてそれは、誇れるものであると。今にして思えば、結構色々と無茶をやってきているのである。
良かった。僕らは3人で、ルンルン気分で家路についた。始終話し続けていて、心の友の弟の好きな女の子の家の前で、みんなで思い思いに叫んだ。心の友の弟は、「がんばるぞっ!」と叫んだ。それだけで、ちっちゃな青春みたいで、良かった。
楽しかった。楽しかった。欲を言えば、当の心の友とも会っていきたかったが、まだバイト中のようだった。
いいものだ。久しぶりに会うと、やはり。
帰った頃には、9時近く。
ううむ、あはは。あははは。楽しかった。楽しかった。楽しかった。
そして、日記を書いているのである。
なんだか、書いている内容と、その時のテンションが、ほぼ等しいのだ。
生涯学習センターのことを考えると、とても嫌な気分になる。

(買ったっての)
のんきくん(1~5,8)  方倉陽二
(借りたさそりゃあ)
踊る大紐育
あしながおじさん
ロイヤル・ウェディング 恋愛準決勝戦
映画ドラえもん のび太の大魔境


2001.3.8(木) ホチキス人形

なんと、4時間で授業終了後、6時まで部活。
よって、9時過ぎに就寝。
そして、2時に再び起きる。
つまり、ナイナイのオールナイト半分しか聴けず。
だから、友達から借りよう。
要するに、今日したこと=急性吉本炎のビデオ視聴

2001.3.7(水) カレー消しゴム

名古屋市立向陽高校の春期球技大会(スプリングフェア)は、午前中に授業を四時間こなしたあとに行われます。最終日は決勝リーグ戦となり、決勝に進出できなかったチームは試合がありません。我がクラスは決勝進出種目が6種目中0種目、つまりひとつもなかったので、午後はヒマになってしまいました。部活があるので帰るにも帰れず、教室でくすぶっていました。

友A「エロ本読む?」
その言葉に対し最も敏感に反応したのは僕と友Bだった。
友A「今、あるよ」
ウキョー。
僕らが飛び上がったことは言うまでもない。
教室には他に数名の男と10人とちょっと女の子がいた。
カバンからえっちな本を取りだして、うしろのロッカーの上に置いた。2冊あった。
友A「こっちは古いんだけど・・・ 92年のやつ」
そう、確かにそれは古かった。
その本の中には、「9年前の美少女らしきもの」の裸が載せられていた。
いや、当時でも「美少女」と言えはしまい。
僕と友Bは、声を出して大笑いした。
それを察知して、こちらを振り向く女の子たち。
どうやら何をしているのかを把握したらしく、ひそひそ声が聞こえる。
この3人組は、我がクラスでもえっちなことで有名である。
しかも、“明るく健全なすけべぇ”だから、そんな女の子の反応も特には気にならないし、女の子たちも僕らを軽蔑するような感もない。それどころか、あっちはあっちでなんだかイケナイ会話をしているようだ。
でも、やっぱり人の見ているところではなんだから、場所を変えることにした。
校舎裏・・・正確に言えば校舎と校舎の間の芝生の上に、えっちな本を放り出して、みんなで囲んで眺めながら、こいつはなんか勘違いしてる、顔が古い、この格好は変だ、とさんざけなして笑う。可愛い娘、綺麗な娘などは、ただの1人もいなかった。
次第に、僕らは本の中の世界に入り込んでしまって、その人の近づく影など、気付こう由もなかった。
「えらいもん見とるなぁ」
笑うしかなかった。
僕らは大声で、芝生の上を転がるようにして笑った、帯紐解いて笑う、というのはちょうどあんな感じだろーか。
なにせ、高校生にもなって、校舎裏でエロ本読んでいるのを先生に見られたのである。
いやしかし、なかなか経験のできることではない。
これぞ青春真っ直中、男子高校生のみのなせる業。
一生に一度は経験していて損はないでしょう。

2001.3.6(火) 大人気禁煙タクシー

友達と話をしているとですね、自然と「あっ、こりゃ僕らうまいこと言った」と思える瞬間があります。
そんな時は自然と顔もほころび、機嫌も良くなるというものです。え~、球技大会の応援にて。
「あっ、また入れられた。超MMC!」
「超マジむかつく殺す」
「『殺す』だったらMMKじゃないかと思うんだけどね。英語でも『KILL』だし」
「いやいや、『キル』ならやっぱりCだよ、CUTでしょ」
なんてことはない、といったネタですけども、自然に口をついて出てくる。またよろこばしからずや。
やっぱり日常生活でもちゃんと頭を働かせてですな、自分を高めて行かないと。
日頃、なんと無駄な会話の多いことか。本当に必要なことなどその数十分の一ほどもないのに。
だから、そういう無駄な会話でも、せめてどうにかおもしろおかしくしたいものですね。


「メル友になりませんか?女デス」
こんな内容のメールが、携帯電話にきた。
これまでにも何度かあったパターン。
とりあえず僕は、ちょっと推理します。
まず、携帯でメールフレンドを作ろうとしているということは、たぶんインターネットをしていない。
勝手な推測ではあるが、「女デス」と、「どんな人間だ」という前に、「わたしは女だ」といっている。きっと誰かからの紹介か何かで、僕が男だということを知っていて、ある程度は男女の関係を意識した上で送信している、いってみりゃちょっと卑怯なやり口だ。それに、まず性別という代え難い事実を提示していることから、この時点では相手の趣味・性格などを全く意識していない。これは「相手は誰でもいい」と思っているのか、それとも紹介主から僕のことを根ほり葉ほり聞いているのかどちらかだと思うが、大きな根拠もないのだが、後者はまず有り得ないだろう。
そんなこんなで、第一印象としてはあまりよろしくない。でも、ちゃんと返す。
「一口に女といえど日本だけでも六千万。ところで僕は男ですが、どんな男でしょうね?」
回りくどい言い方ですが、かなり皮肉を込めました。
しかしなんでしょう、こういうのはどこから番号を持ってくるのですかね。
ど~も入手先は言わないんですね、聞かないんですけど。
まぁ、ようわからんけど、様子見かな。

2001.3.5(月) ジャンピング逮捕

※今日の日記について、プライベートで触れないでくださいネ。本人ネット環境ないですから。


子供に勉強をしろという親がいる。
僕の周りにもそのような輩を親に持つ友達がいて、
曰く、「勉強との両立ができないから、(大好きな趣味)をやめなさい」と、言われているらしい。
百歩ゆずって何時何時にはやめろと、そう言われていると。
そうなれば、本人が悲しむのはもちろん、それに関わっている人間達に迷惑がかかることは否めない。
やるせなさとうしろめたさはずっとついて回るだろう。
勉強などに身が入るものか。
一度しかない青春が勉強か。
僕に言わせれば、そんな人間はレベルが低い。
たとえ子供のデキが良くても、腐らせてしまうのではないか。
「やれと言わなければ勉強しないから」という意見もあるかもしれないが、
例えば、勉強しない=デキが悪いとすると、単に自分の子供がデキが悪いだけのことだ。
子供にどんな幻想を抱いているか知らないが、レベルが低いのである。
もちろん、そんな人間達がたくさんいて、社会を支えているからこそ、楽しめる面も多い。。
だから、そういう低レベルな人間が絶滅してしまうのはまずい。
でも、例えばレベルの低い人間がレベルの高い人間を潰してしまおうとしているとき、
レベルの低い人間の必然的存在価値は僕の中でリセットされてしまう。
ちなみに先に挙げた友達のレベルが極めて高いと言っているわけではないし、かといって低いと言っているわけでもない。
とにかく僕は、子育てをマスターベーションにするような輩は嫌い。
子供のためを思って、だかなんだか知らないがお人形さんごっこは嫌い。
しかも、それによって他人も悲しむし、迷惑するんだよ。
子供のことを考えるなら他人に迷惑かけたり心配させないようにしましょうよ。
現に今めちゃくちゃ心配してるひとがいるんですから。
親が子供を泣かせていいのは死ぬときだけだ。
僕はあれほど悲しい涙は見たことがない。
んでもって、綺麗だったから、澱みのない本物だと思ったから、何かしら力になってやりたいと思ったね。
しかしまあ、それも無理だからこんなところで語りを入れているわけで。
何も親御さんが直接流させているわけではあるまい、心の中で渦巻くモノがあって、コレカラ、コレマデ、全部考えて、自分が悪かった、と行いを悔いたかもしれないし、どうしていいかわからなくて、途方に暮れる気持ちもあったろうが。
何泣かしとんじゃオラァと。
言いたいのはそれであります。
ガキの気持ちくらいわかれよバカヤロウ。

2001.3.4(日) 草津温泉行ミステリーツアー

珍しく部活が午前中だけで終わったので、RTNKの活動に余念がなかった。
リザーヴ友の会会員証発行、それが本日の活動。
本部に集まって、主に裏面のデザインを決めた。
リザーヴ友の会会則をいくつかと、アメリカ独立宣言をパクった宣誓文を考えて、午後六時、見事に行き詰まった。
これ以上考えても仕方がない。外でサッカーでもするか、と冗談を言って、とりあえずトイレに行って帰ってくると、あら不思議。会計の添え木さんがいない。聞くと、普通~におじゃましましたとかや言って帰っていったということ。「奴は徒歩だ」とて、自転車にて追っかけるのはいとをかし。サッカーボール小脇にかかえ本部から飛び出す。奴を発見。我らの妨害電波もものともせず、すたすたと自宅まで歩き、僕らが見知らぬおっさんになにかしら注意を受けているすきにエレベーターに乗って逃げていった。
僕とたかゆきは迷うことなく近所の公園へ。サッカーボールがあるのだから。
なんだか久々に遊んだ気がした。公園狭しとバスケにサッカーにアスレチックジムに木登りにいそしんだ。
立体駐車場に登ろうとしたところ、赤外線センサーに引っかかったらしくすごすご退散。
実に2時間以上、非常に疲れたものだ。
今日はきっと気持ちの良い眠りだろうな、と思っていたら、午前3時にこんなものを書いている。

2001.3.3(土) 糞尿つかみ取り大バーゲン

「好きなひといないの?」
「いるよ、20人くらい。このクラスに」

こんなこと本当に言ってる今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
僕はこの質問にふと疑問を覚えます。
「好きなひといないの?」
「うん、いないよ」
と、こう答えた場合、「やった~」などと思う輩もおられるかもわかりませんが、
その人はお前も好きじゃないってことだよそりゃあお門違い。
どっちにしろ実のある質問じゃないねぇ。
「いるよ」って言われて残念に思うのもね、自分かもしんないじゃん。
参考程度にはなるのかしらね。


ジャキ家はマンションの4階にありまして、だいたい階段を利用するんですが、今日はエレベーターに乗ったんです。
帰ったのは20時30分を回っていて、すると乗り合いに30代の男の人(初見)ひとり。

「こんな時間まで勉強?」
「いえ、映画観てました(笑)」
「アッハハハ、そりゃあ健全でいいや」
「黒澤明を2本・・・」
「おっ、すごいねぇ! おやすみなさい」
「おやすみなさい」

これぞマンションですね。初対面でもわずか数秒の間に新しいコミュニケーションが生まれます。
僕もこんな大人目指してがんばっていきまっしょい。
ところで僕には持論がありまして。
エレベーターにおいて、誰かと2人きりで乗り合うとき。
相手がすごい嫌な感じを醸し出していない限り、「何階でしょうか」と聞くことにしています。
うちのマンションのエレベーターはボタンが1,4,7,10,13と、三階刻みしかないんです。
ていうか1,4,7,10,13階にしか、エレベーターは止まらない。
つまり、一階から上へ行くエレベーターが最初に止まるのは4階で、必然的に最初に降りるのは僕です。
それで例えばその人が荷物を両手に持っていて、ボタンを押すのがおっくうな場合。
相手が嫌な感じを醸し出していない限り、【閉】のボタンを押してあげることにしてます。
すると相手は荷物を置いたり再び持ったりしなくていいですから。
まあ、マナーでしょう。僕はものすごい親切なことをしてるわけです。
その時に相手がノーリアクションで、さも「当然だ」みたいな顔をしていると、ぶん殴ってやりたくなります。
特に相手が若い女のひとだったりすると、叫びます。「調子乗ってんじゃねえ、殺すぞボケナス×××人!!
ところが、この時に「どうもありがとうございます」なんて言ってくれると、もう嬉しいの嬉しくないの。
すっごい良い気持ちで帰れるんですけど、前者パターンだと嫌な気持ちで帰らなきゃいけない。超MMC~。
あと切れちゃいそうになるのは、相手の手がフリーで、僕が【閉】を押さなくてもいい場合。
僕がエレベーターから出る瞬間、あるいは出るより前から【閉】ボタンに手を添えて、あたかも「お前早く出ろよ、お前が乗ってるから自分が家帰るの遅くなるじゃないか」と言わんばかりに露骨にめんどくさそうな顔をする人。
この時に顔が笑顔であれば、許せるというもの。
しかし、全くの無表情だったり、露骨に嫌な顔だったり。
「エレベーター落ちろ、ワイヤー切れろ」と思ってしまいます。
また、ちーちゃい子供が一生懸命高いボタンを押そうとしているとき。
微笑ましいものです。僕は絶対手伝いません。
手伝うとしても、自分でボタンを押さずに、体をひょいっと持ち上げてやります。
あれはきっと彼、彼女の中でのひとつの「闘い」のようなものでしょうから、第三者が手を出すには及ばない。
とかく、エレベーターには性格が現れます。
エレベーターの中ですらいい顔できないやつはろくなもんじゃねぇ、長渕。
子供ができたら「エレベーター術」を教え込むべきか検討中。
性格が現れると言えば、自転車と自転車がぶつかりそうになったとき。
パターン①「ごめんなさ~い」
パターン②「あらあら大丈夫?」
パターン③「・・・・・・・・・」
パターン④「なに~、危ないねぇ、もう、気い付けてよっ!」
①②は最も良いパターンです。特にこの唐突なハプニングに対してスッと②の言葉が出るというのは素晴らしいです。
③も許せます。ただし、条件としては笑顔、これに限ります。
④はおばちゃんにのみ現れる傾向で、おばちゃんは、②と④に二分されます。
ここで、「いいおばちゃん」と「悪いおばちゃん」が見極められるのです。
しかし、おばちゃんにはいいひとと悪いひとが両極端で、閉口します。
④のように、おばちゃんが「ふんっとにま~(本当に、もう)」と、怒りを露わにした表情でぶつくさぶつくさ文句ばっかりいつまでもいつまでも垂れていると、「お前も悪かったろうが、くたばれ日本のゴミが」と、自転車から蹴り落として生ゴミに出したいです。
まあ、おばちゃんに限らず、また、相手が自転車でなくて自動車だったとき、こちらが①のように謝罪の意を表明しているというのに、あからさまに睨んできたり、ぶつぶつぶつぶつ言っているのを見ると、「こちとら謝ってんだっつーにその態度はなんだゴルァ」と脳血管ブチ切れそうになってすっごい気分悪いです。笑おうよ、人間笑うようにできてんだからさ。
ああいう輩が社会をダメにしている。人生笑ってなんぼよ。笑ってる場合ですよ。
まあ、②に出会うと、心が温かくなって、ついつい笑みがこぼれてしまいます。
あなたのちょっとした態度、ちょっとした一言が、どこかで誰かの心に常に影響していることを忘れないでくださいね。


さて、今日は前述の通り、映画を見に行ってきました。
黒澤明の「椿三十郎」と「野良犬」です。これで1000円は安い。
ちなみにちょうど来週からドラえもんですね、これは実に期待が持てません!

2001.3.2(金) 野村ツアー

球技大会っつうもんが始まったですね。
僕はバレーに出ております。
いやはや、バレーは楽しい。
初めの頃は絶不調で、サーブを一発外すなど、テンションだけが空回りする状態でした。
んで1セットは大差で取られましたが、2セット目からは暖まってきました。
クラスの山田君(バドミントン全国級)がすごいサーブとスパイクを打つもので、それを上手く使っていきました。
僕もブロックとスパイクが死ぬほど好きで、やりまくっていると、意味無しのブロックとかが気恥ずかしかった。
スパイクとは言っても山田君ほどの勢いはなく、タイミングと運のみで点を取っている感じ。
まあ、頑張ったということで、2セット目は取りました。やったね。
3セット目。僅差も僅差で負けました。
なんだか僕のトスがずれたりして、山田君を困らせてしまうこと数回。
それでもちゃんと拾うのは彼のすごいところ。
向こうはバレー部と元バレー部いるもんな~、ずるいよ。

自分の試合が終われば、応援。
まずは女子バレーの応援をしたんですが・・・
出てぇ。
なんだか見ていてうずうずしてくるんですよね。
僕でも大活躍できるかも、なんつって・・・
ああ、なんて情けない発想だろ。
女装してでも出たいと思った自分の可愛さに乾杯。
ところで、女装してバレーに出るといえば、コロコロコミックで連載していたMoo.念平の『あまいぞ!男吾』。
これ大好きなんですよ、あのケンカばっかりしてる漫画です。
コータローまかりとおる!の9倍くらい。元祖コータローは一応全巻読みましたけど、やはりかなわない。
非常に読みたい。お兄ちゃんが全巻持ってたのに引っ越しゃあがった。
どっかに売ってないかしら。売ってたとしても軽~く付加価値ついてるに違いない。
この『あまいぞ!男吾』という漫画、今のご時世誰も知らないと思ったらクラスのお友達が余裕で知っとりゃした。
やるなぁ、あやつ。
当時のコロコロを知っているひとは意外といて、「わ~お!けんちゃん」「つるピカハゲ丸」「かっとばせ!キヨハラくん」「チエばーちゃんの知恵袋」「ザ・ウルトラマン」「超人キンタマン」「ゲームセンターあらし」「おぼっちゃまくん」「いなか王兆作」など、コロコロ全盛期の漫画について話しました。中でも「バーブ!赤ちん」がツボで、大爆笑しました、懐かしい。
それにしても、「スーパーマリオくん」が未だに続いていて、しかも作風がほとんど変わらないことに脱帽。

さて、バスケも応援。
談志蹴っ飛ばす、じゃない、男子バスケットは球技大会の華です。
みんなが格好良く見えます。特に意外な人が活躍していると、ウワァ~、キャァ~ってな感じです。
ところで僕は試合中に誰も聞いていないと思ってわけのわからないことを叫ぶのが好きです。
みんなが「走れ、走れ!」とか「取れ、取れ!」とか言ってる横で、「チャタレイ、チャタレイ!」とか叫んだり。
『チャタレイ婦人の恋人』がクラスでたま~にちょっとだけ話題になるので。
基本的にだ~れも聞いてないち~ちゃいボケが大好きで。
そして、聞こえてたとしてもわからない。
「んでそこに橋があったじゃん、それ渡る時にさぁ」
「(小声)大友康平」
「ん? なんか言った?」
「いや、なんでもないよ、んで、あの橋を渡るときどうしたの?」
こんな具合に。
ここまで親切に書いてもわからないという人は、きっと一生このネタの意味がわからないことでしょう。


(買ったさ)
藤子・F・不二雄SF短編PERFECT版8  藤子・F・不二雄
ステンシル2001年4月号
チクサクコール~うすた京介短編集~  うすた京介
ライスカレー  海援隊
SO.YA.NA  WEST END×YUKI
PROFESSIONAL/お前こそCho-Very-Ba  キャイ~ン
春はまだか  浜田雅功


2001.3.1(木) 大宇宙イキっぱなし

校舎の影の芝生の上、吸い込まれそうな空の下で、幻のような思い出と未来、そして目の前のリアルすぎる現実への気持ちを感じていた。やがてチャイムが鳴り、教室に戻った。いつも通りの席に座って、何に従うべきなのか、いや、そもそも何かに従うべきなのだろうか、と考える。取り留めようのない思いの交錯に、すべきもなくざわめく心。自分とはなんだろうか、今、僕には何があるのだろうか、あったとしても、そんなものは、本当は何の意味もないんじゃないだろうか。戸惑いを隠せない。
放課後。僕は仲間と一緒に、街をふらついた。目的は特にない。3月の風が皮肉な程優しく吹き抜ける中、目的もなく歩く、という、その行為の格好良さに酔いしれ、僕らはひとつの言葉もなく、ただ、歩いた。孤独、という言葉すら、格好良く感じていたのだが、気付いていた。本当に孤独だから、そんなことを考えてしまうのだ。僕らの瞳には、紛れようのない孤独と寂しさが映っていた、それは自分たち自身であり、街並みだと思った。そうでも思わなければ、やってられない。結局皆独りで、孤独なのだと。自分だけでは、ないのだと。
ピンボールのハイスコアを競う。台を揺らす。皆、笑う。それは笑い声だろうか、それとも、行き場のない気持ちを必至に吐き出した、溜息だったろうか。それはその店全体に充満し、飽和状態だった。少しでも何かが混ざれば、全て崩れ落ちてしまうかも知れない。むしろ、崩れ落ちて欲しかったのだ。何か、別のもの、そう、刺激だ。刺激が欲しかった。この退屈な心に、少しでも活力を与えてくれる、刺激が。なんでもいい、それがあれば、わずかなそれがあるだけで、僕らはきっと餓鬼のように群がって、あることないこと、なんでも言った。嘘でもいい、ただ、嫌なのは退屈だ。僕らは常に、前衛的でいなければならない。大人とは違う、周りのバカなガキ共とは違うと言うことを、示さねばならなかった。そのために、何でも大袈裟に喋り続けた。
行儀良く真面目、だなんて、できやしなかった。夜の校舎、窓ガラスを壊して回った。どうしてだろうか。スカッとするから、なんてのは、二の次の理由だったかも知れない。ただ、自分は、お前らとは違う、特別な事ができるんだ、特別なんだと、そう主張したくて、そして、大人達にも、知って欲しくて。それで、些細なことにも逆らって、彼らは僕らをはがいじめにした。それでも、あがいて、もがいて、反抗を続けた。不都合だった。彼らの存在は、僕らの全てを縛った。自由への憧れは増していく。早く、一日でも早く、早く自由になりたかった。だけど、僕は、僕らは本当にそう思っていたのか。自由になることと、束縛から逃げることは、同じだろうか。
大人なんか信じられない、と、合いことばのように言い合っていた。彼らのどの部分が、信じられぬのか。そんなことは誰も、一言も言わなかった。だけど、僕らの中でひとつだけ、確かなことといったら、大人は信じられない、それだけだった。僕らにも妥協し、許し合っていくことは必要かも知れない。しかし、相手は大人だ。大人は信じられない。彼らを許し、歩み寄っていったとしても、一体何を分かり合えるのだろうか。果たして、僕らは彼らのことを理解し得、彼らは僕らのことを理解し得るのか。否。正直、うんざりだ。嫌だった。何もかもが、面倒だった。しかし、それでも、生きるということを選び、学校へ行った。日々を過ごした。面白い事なんて、何もないはずなのに。
僕は、何もわからず、ただ、入学し、学校生活を過ごしていたのかもしれない、そして、そのまま、卒業していくのだろう、実感はわかない、しかしそれは、あまりにもリアルな現実として、すぐそこへ迫って来ているのだ。何もわからない、知らない、そのままに、卒業していく。その後は?何も見えない。でも、ひとつだけ、たったひとつだけ、わかっていたことがある。卒業。それは、待望していた、束縛からの離脱であり、抑圧から逃れられることであって、それは、3年間という間、僕の体を蝕み、操り続け、そして今なお続いている、この、“支配”からの、卒業である。“支配”からの。なぜだか、むなしさが募る。本当に、僕は嬉しいのか、支配から逃れられて、嬉しいのか。それ以前に、それは、本当に、支配であったのか。むなしさだけが、この胸に残る。





思ったより長い! 来年は2番かな(笑)。ちなみに自分ではこの尾崎シリーズは傑作だと思っています。
というわけで、今日は卒業式でした。
といっても、僕が卒業したわけじゃあ、ございません。2年上の先輩方が、ご卒業して行かれたのです。
いやはや。先輩にSaToshi先輩という方がおられるのですが、そのお方が、壇上でパフォーマンスをされたそうなんですね。
卒業証書を受け取るのは各クラスに代表がひとりずつで、SaToshi先輩はその代表。
校長から証書を受け取るときに、こう、シュピっと、
仮面ライダーブラックの変身ポーズを取ったそうです。
何故ブラックなのか。確かにカッコイイが少しマイナーではないか、RXよりはマシだが。何故かアマゾンとかは意外とメジャーなんだよね、いやでもシャドームーンが一番カッコイイんだけど~、なんてことはさておきですね、式の終わった後に、
「次はお前だ、ジャッキー、楽しみにしてるよ」
などと言われてしまいました。いやはや期待が大きい。
ていうか、言われなくてもやります(笑)。
当然でしょう。高校生活最後の晴れ舞台に大人しく座ってるなんて法はありませんや。
もしも代表になれた曉には、すんごいことやりましょう。とりあえず企画中です。
多分僕は、自分の性格からして、誰に何を言われてもやるでしょう。例えば、
「もしなんかやったら合格取り消し」
なんて言われたら、流石におとなしめにしますけど。
つーか、もし「やらない!」と心に決めても、壇上に上がったら道化の血が騒いで、大人しくしてなどいられません。
基本的には目立ちたがりなだけですけど。
まーなんです。卒業生の“出待ち”の時にいきなり6時の方向より通常の3倍のスピードで接近してきた女の子から突然後頭部にパンチを入れられたりして、どういうわけだかちょっと心地よかったりして、いや会ったのが久しぶりだったからなんとな~く嬉しかったんだね。しかし言おうとしてたこと言うの忘れてたのね、間抜けね。
卒業生が全員揃うと、色紙&プレゼントを渡して、記念撮影会。部室でもたくさん撮りました。僕も撮りました。んで昼食取って、部活始まるかと思いきやどっこい、そうはさせないぜベイビー流石卒業式だ、色々と起こるもんだぜヘイヘイカモン盆踊~り~、太鼓のリズムに、乗って踊れば盆踊~り~、しつこいようだけどこのネタわかった人こないだのドラゴンボールのカキコにレスしといて(笑)。
昼食後、まず卒業生の先輩が新受験生のために残してくれた問題集の奪い合い、OBの方が来て、モノの引き渡しと世間話とネタ。私立小学校の入試問題の出し合い、プチ人形劇、ネタネタネタネタ、半年遅れの演劇部毎年恒例代替わり記念部長太陽の仮面&副部長グーフィー腕人形引継儀式開催、ネタネタネタネタ、ということで、卒業式の日という事で、そして学校は4時までしか使えないということで、練習はなし、ということで、楽しかったけど残念なようなそれでいてちょっとホッとしたような複雑な気分です。でも、本番まであまり日がないので、やっぱり練習はしたかったです。そんなこんなで部活終了。映画の日なのに映画見ず。BROTHERでも見りゃよかったかな。


ついに王が丸裸ですね。
愛知県の誇り、成田きんさんと蟹江ぎんさんがついにおふたりともお亡くなりになられました。
ぎんさんが亡くなったのは、きんさんが亡くなってから日も浅い頃。
たぶん、
堂本光一「俺がおまえを守る」←握手
安達由実「私があなたを守る」←腕相撲
堂本・安達「死ぬときは一緒だ」←指相撲   (C)野島伸司
って感じの強~い結びつきがあったんでしょうね。バルス!みたいなね。(田中真弓&横沢啓子)
あの2人が死ぬだなんて、やはり普遍的なものはこの世に存在し得ないのかな、と思いました。
金・銀を失って、将棋で言ったら地球も遅かれ必至状態ですか。
島田紳助さんもあと40年で地球は店じまいだって言ってたしね。
ちょうど今のタモリさんくらいの年齢で死ぬのか。それもいいかな、タモさんだし。

あ~、ウィルスっぽいの来ました。
件名なし、送信者名なし、本分なしで、添付ファイルがポンってついてます。
初体験でした。言うほど痛くなかったし、気持ちいいとも思いませんでした。
こんなもんですかね、初めてのウィルスというのは。

久しぶりに2ちゃんねる覗いたんですけど、面白いですねありゃ。
お笑い板っていうの見たんです。
そしたら、長井秀和のスレッドがあって、それがまたレベル高いの。
もちろん2ちゃんなんだから、アホの子みたいな輩も多いですが、結構みんなお笑いの事よく知ってますし、特に長井秀和のスレッドだけに、お笑いのことも結構よくわかってます。僕も知らないようなこともバンバン飛び出して、勉強になりました。
いや、2ちゃんも捨てたもんじゃないですね、悪いところだけではないですよ。
結局あそこに出入りして、それからどうなるかってのはその人の問題ですからね。
ROMだけなら純粋に楽しめるはずだし、はまりこみすぎるのを自制できる人なら書き込みもOKだと思いますよ。
よく言われる「情報の選択」ってやつですね。2ちゃんにも健全なスレッドはありますから。嵐&煽り来るけど。
キラーキャットとかがどんな形で2ちゃんに関わっていたのか知りませんけど、ま~、そんなん関係ないわ。
楽しいもんなぁ、笑えるもん。知識増えるもん。わはは。
話を戻しますと、長井秀和スレッドと、もう一つ、ロンブーVSナイナイスレッドっていうのがあって、5日前くらいに立ったスレッドなのに、900件近くのレスが付いてました。全部読んだんですけど、なんかお笑い観自体が少し変わった感じです。本当にたくさんの人がいろんな事を好き勝手に言っていくから、統計的な見方ができるんです。まあ、いかんせん統計先が2ちゃんねら~ですから、当てになるもんじゃないんですけど、いや単に知識だけでなく他の人がロンブー・ナイナイをどう思っているのかというのがわかりました。特にロンブーファンの意見はあまり聞くことができないので、貴重でした。というか、2ちゃんにはロンブー派が多いんですね。ナイナイ派は結構負けてました。
ちょっとロンブーの淳に興味津々、今度オールナイトニッポンでも聴いてみるかな。
だけど2ちゃんって、本当にレベルの高低が分かれるね。
高い奴だけ寄せ集めたらすごい掲示板になるのにな。いかんせん厨房ばっかナリ。

さて、ナイナイナSPがまたやる「らしい」です。みなさん見ましょう。

(買ったね)
ドラえもんFFL2巻  藤子不二雄
ドラえもんFFL15巻  藤子不二雄
CUTiE COMIC 4月号  宝島社

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