2001年2月前半の行い(Jacky)

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2001.2.15(木) ころがしドッジ

今日でちょうどテスト一週間前ということで、部活はありません。
部活が無いと、どうも調子が狂いますな。
やるべき事はたくさんあるはずなのに、なんだか「暇だ」という錯覚に陥るのです。
それで今日も『怪物くん』を読んだり、ちょっと昼寝しようと目論んでみたり、HPのコンテンツを作ったりしました。
ところで、奥井亜紀さん初のマキシシングル『大樹』が4月8日に発売されます。
この春に完全(?)復帰です。
このCDはかなり売れて、奥井亜紀さんは結構有名になります。
オリコンランキングでも最高で4位まで食い込みます。
すると、それまで奥井さんのことを知らなかった新たなファンがつくのです。
そうなれば6年以上のファン歴を持つ僕としては万々歳なのですが、ちょっぴり悔しいです。
だって、何にも知らない奴等に偉そうにファン面されるんです。
その時、「僕は昔から奥井亜紀さんのファンだった」と言って、説得力があるでしょうか。
「なんだ、偉そうに」と言われるのがオチです。
そうならないために、僕は奥井さんのファンであるということを今のうちに主張しておかないと。
『大樹』が売れなかったら意味無いけど。
まあ、そんなに売れなくても新しいファンはつくだろうから。
すると、奥井さんについて語れる人が増えていいですね~。

ドッジ、ドッヂ、ドッチ、どれっすかね。

2001.2.14(水) (C)ゆうきまさみ『究極超人あ~る』

ここで豆知識を一つ。
みなさんはどうしてバレンタインデーの行事が生まれたかご存知でしょうか。この行事はそもそも昭和21年の今日、進駐軍のバレンタイン少佐が子供たちにチョコレートを配ったという故事に由来しているのです。はい、嘘です。

下駄箱を開けると、ちょこれいとがどさどさどさっと落ちてきた。
僕は知っていた。だからかなり用心して下駄箱を開けたが、落ちてきた。
部活の先輩の差し金である。
彼女は演劇部員全員の下駄箱に大量のちょこれいとを入れ、開けた瞬間に落ちてくるというロマンとその後の気恥ずかしさを遠くから眺めてほくそ笑むという目的のためだけに10000円以上を使ったという・・・
恐るべし。
ええ、なんだかたくさんちょこれいとを貰いましたよ、バレンタインデーですから。
ぎりちょこばっかり。
持って帰るのもおっくうなくらい頂きました。
食べ過ぎて頭が痛いです。

今日はリザーヴ友の会(ジャッキー主宰の遊戯団体)の臨時集会がありました。
6時20分頃召集をかけて、集まったのは7時過ぎ。
リザーヴ友の会宛にトリュフっぽいものがいただけたので、みんなで食べました。
その後は、会議です。
参加者は、ジャッキー・たかゆき・添え木の幹部三人。つまりはいつものメンバー。
議題1 会員証
たかゆきが「会員証を作ろう」と発案したので、全会一致で作成することにしました。
添え木がデザイン係、たかゆきが製作主任となり、僕は何もすることがなくなってしまったので最終的な決定権を頂いた。
議題2 花見
この議決は遅々として進まぬ。なにしろ僕の春休みの予定が決まらぬ限り、計画の立てようがないのだ。
とりあえずどこかで桜でも見ながら大勢でわいわいやりましょうということになりました。
議題3 合宿
JR定光寺駅の傍らにある名前も知らない山へキャンプに行こう。
そんなことがおぼろげながら決定いたしました。
テント持って、ナイフ、ランプ、かばんに詰め込んで。
しかし、合宿と一口に言っても、一体何をするのか!? 何を強化するのか!?
どれだけ考えても答えは出ませんでした。
やがて10時頃、添え木はママンが心配するというので帰った。
彼がいなくなってから、日頃からの添え木のもやしっぷりを見るに見かねていた僕とたかゆきは、思いついた。
そうだ、合宿で添え木を強化しよう。
腕立て伏せ、朝・晩5回ずつ。腹筋、朝・昼・晩8回くらいずつ。
そんなもんでしょうか、ということで、たかゆきは11時頃帰っていった。
久々に集まったら、めちゃくちゃ楽しくて、びっくりした。
笑った笑った。

2001.2.13(火) ユニーで買った、ちょこれーと。美味しい心を知りました。

明日はまさに聖なる日。
明後日のナインティナインのオールナイトニッポンコムが楽しみです。
岡村隆史、30歳が何と言うか。
思えばジャッキー、今だって言えたもんじゃないですが、昔は増して全くモテなかったもんです。
小学校5年生まではバレンタインデーにチョコレートを貰ったことなんぞただの一度もありませんでした。
奇しくもフジテレビのパナソニック枠で『めちゃめちゃモテたいッ!』が始まった頃、それは起こりました。
ちょっと過剰表現かもしれませんが、本当のことです。
朝、学校へ行くと、下駄箱の中からどさどさどさどさっ!!!
教室に入ると机の中にはもうぎゅうぎゅう詰め。
昼休みには下級生の女の子が行列作ってぞろぞろぞろぞろ・・・
家に帰ると玄関先に遠方からのファン達がずら~~~~~っり。
家の中までチョコでいっぱい。
っていう夢を見たんです。本当です、信じて下さい。
なんていっといて、本当はそんな夢見てません。嘘です。理想です。妄想です。

2001.2.12(月) 893 同衾と聞くとドキッとしてひわいな感じ。

いやはや朝から部活だったんですけどね。
8:30~16:30。学校が使える時間はフル使用。
おもしろかったっつうかなんつうか。
まっ、たまにはこんな日があってもいいかな。
遊んでました、かなり。でも楽しかったです。
朝は楽しく基礎練習(予定外)。
「人間彫刻」という題目を2チームに分かれてやりました。初の試みです。
意外なことに時間をとりまして、練習を開始したんですけど、なんつうか僕は個人練習が主で。
舞台の隅の方で台本読んでる感じです。
何度か立ち稽古してお昼ご飯。
お昼ご飯、これがまたすごい。まさに演劇部という感じでした。
くまのぬいぐるみ(名前:せんぱい)、折り鶴(名前:つるっちょorつう)、ピンポン玉(名前:ピン子)、生身の人間(不定)などをフル活用して人形劇(?)をして、周りが突っ込む、みたいな。僕も最初は突っ込み役だったけれど、後にボケ役に変わることになります。
ピン子「うっせえよお前早く金持ってこいっつってんだろ!?」
くま「ああぁ、家庭内暴力ッ!あんたが、あんたがいつも家にいないからこんなことに・・・」
人間「俺のせいにすんじゃねぇよ」
つう「おかあさーん、どうしたの?」
くま「あっ、つうダメよ寝てなくちゃ。なんでもないの、なんでもないから、ね」
ピン子「なにぶつぶつ言ってんだよ金だせよ金!」
くま「あんた、あんた~~!」
なんかこんな感じで延々1時間ほど。何度も性別・人間関係なども変わりつつ。でもテーマは「家庭内のいざこざ」でした(たぶん)。
結局2時頃まで昼食休憩。まじめな向陽演劇部にとって異例の出来事です。
それから格技場というところで練習・・・かと思いきや、そこに落ちたるひとつのバド羽根。
バド羽根相手にバレーボール(?)がこれまた40分間。
テーマは「青春女子バレー部」。
部員「はいッ」
部員「行ったわよ~」
部員「ドンマイドンマイ良く見ていこ~」
部員「行きま~す」
部員「声だしていこ~」
みたいなテンションで。
お世話になったバド羽根には「はねみ」という名前が付けられ、「保護」という名の下に演劇部の備品となりましたとさ、めでたしめでたし。
その後は立ち稽古などして順調に進みました。
ふ~、なんかある意味達成感だわこりゃ。
部活終了後、ダッシュで映画館へ。
「12人の優しい日本人」と「櫻の園」が同時上映。どっちも素晴らしかったです。

2001.2.11(日) I hate...Manju.Ohhhh....

「まんじゅうこわい」という古典落語を知っているでしょうか。
「しけってかたくなってしまった饅頭」という意味ではなくて、「饅頭は恐ろしい」という意味です。
ある日善さんが、「おれは饅頭が死ぬほど怖いんだ!」と言って、寝込んでしまいます。それを見た仲間たちが、善さんを脅かしてやろうと目論んで、善さんの寝込んでいる部屋に山ほどの饅頭を持っていくのです。しばらくして仲間たちが善さんの部屋を覗いてみると、善さんは起きあがって饅頭を美味しそうに食べています。「善さん、あんた饅頭が怖いんじゃなかったのかい、本当は何が怖いんだい」と仲間たちが尋ねると、善さんはしたり顔で「おれは今、お茶が怖い」と言うのです。
意味わかんないひとおいていきますよ。いちいち説明しませんよ。義務教育や無いねんからね。
しかし、なんてうまい落語でしょうか、感動します。僕もこのネタにあやかってみたいと思います。
もうすぐ、2月14日・・・
あぁ~、怖い!チョコレートが死ぬほど怖いっ!怖くて怖くて仕方がない!やめてやめてっ!まじでまじで怖いの!うぎゃ~
「尾崎くん、チョコレートが怖いんじゃなかったの?」
「僕は今、あなたが怖い」

2001.2.10(土) 1㌧2㌧3豚デブ。1㌧2㌧猿飛。

さかさに読んでもスキトキメキトキス。
久しぶりに演劇部の休日練習です。
今度の役は非常に難しい。というわけで、僕の練習にも自然力が入る。
肺活量と体力をもっと蓄えなければ、この役は演じきれないでしょう。
それだけではなく、動き方、歩き方もかなり深くまで研究する必要があるのです。
演劇部のお昼休みは、楽しいです。
今度の劇で脚本・演出をしている方は、色々な事にやたら詳しくて、「おもしろいこと」もわかっており、話していると楽しいのです。前の前の劇で脚本・演出をなさった方もそんな方で、いや、良い先輩にめぐまれております。
今日の話題は漫画でした。僕は漫画にかけては超高校級なのですが、こと少女漫画のジャンルでは一般人にすら負けてしまいます。全く知らないわけではないのですが、特に最近の少女作家さんに詳しくないです。タイトルだけ知っていても読んだことがないとか、そういうものばかりです。今日の話題は少女漫画に偏りがちでしたが、なんとかついて行くことができた自分に乾杯。
ところで、その先輩が『現代死語ノート』という本を持っていて、作者を見れば小林信彦さん。この人は色々なジャンルの本を書くのだなぁと思って、少し感動。爆笑問題経由で読み始めた作家は多いですが、この人が一番良いかも。
9時~16時半までの部活を終えて、帰り道に古本屋に寄って、藤子不二雄の漫画を買いあさりました。
店長さんは僕が以前にこの店で藤子不二雄の単行本をたくさん買っていったのを覚えていたらしく、僕が藤子不二雄好きだということを知っていて、少し話しをしました。マニアックな店の店長さんは、やはりとても詳しかったです。
「『ジャングル黒べえ』は上も下もないね、20000円で決まりだ」
というので、Yahoo!オークションに200000円で出品されていたことを話すと、ケタを間違えてるんじゃないか、ということでひと笑い起きた。いや、やはりこういう、お店の人と交流があると嬉しいもんです。
一本のメールが入りました。
中学2年の時に同じクラスだった友達が、会おうと言ってきた。久しぶりだったので、会ってみることにした。
そいつは、自分の将来について悩んでいるみたいで、僕にこんなことを聞いた。
「俺って何になりたいんだ?」
知るか。
そいつは「サラリーマンにはなりたくない」と言った。
「サラリーマンってなにか知ってるのか?」と聞いたら、知らなかった。僕は半ば呆れた。
つまり彼は、いわゆる【社会の歯車】なるものになりたくないのである。
それはわかるのだが、話から読みとるに、彼の仕事選びの基準は、【安定】と【楽】なのである。
矛盾してはいないか。
彼は言ってみりゃ青春野郎の浪漫野郎のカッコツケ野郎で、ついこないだまで「美容師になりたい」などと言っていた輩だ。
好きなサッカーに携わる仕事もしてみたいという。
でも、【安定】と【楽】が基準で、消防士になっても良い、とも言う。
僕に言わせりゃ、負けている。
サッカー好きだったらサッカーの仕事に就けばいいのに、考え方があまりに現実的すぎるのだ。そんな考え方しか持っていないのならば、公務員になるか、どっかの企業に就職した方が良い。
そんな考え方で夢を追いかけることなどできないだろうし、きっと成功もしない。
その考え方と結びつくのは、【無難な生き方】だと思うので、無難に生きたらいいんじゃないですかね。
他にも、いろんな話をした。
少なくとも、中学の頃よりは成長した様子だったが、僕が【カッコイイ】と思うような男には、なっていない。
もともと種類が違うのかも知れない。彼は中学の頃からブランドを着てたし、コアバンドが好きだし、眉毛もいぢくっている。
彼は意識の中でビジュアルに重点をおいているのだろう。
大友克洋の『AKIRA』を読んだ感想も、「絵が細かくて好き」だった。確かにそうだし、『AKIRA』の魅力の一つはそれである。僕だってそう思う。でも、なにより初めにそこに行き着くと言うことは、やはりビジュアル面での格好良さを重視しているのかな、とも思った。
最近は、人間の中身とかについても格好良さを感じるようになった様子で、その辺が中学の頃より少しは成長していると言った由縁である。
「成長」という言葉を使っているが、それは僕から見た基準での「成長」なのであって、他の種類の人間からしてみれば「わけのわからんことを言いだした」的なところはあると思う。
8時半頃、彼は帰った。
土曜日の8時半。
めちゃイケは半分以上終わっているわけである。
見逃したわけである、ビデオも録っていないわけである。
僕は彼をのろった(笑)。

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2001.2.9(金) きこえるか、俺の片手間のヨーデルが(うた:おおひなたごう)

授業は、なんだか片手間です。
僕って、全く勉強してないように見せかけて実は結構勉強していると思われがちなんですけど本当はあんまり勉強しないんです。だから初めて隣の席になった人からは、「お前がそんなに不真面目だとは知らなかった」とか言われます。そう言われると、なんだか嬉しいです。
好きな教科は打ち込みます。あと、先生が厳しかったらちゃんとやります(笑)。
国語と社会と体育だけは真面目にやります。
あとの教科は、なんか色々考えたりちょっと書いてみたり旅行の計画立ててみたり落書きしてみたり誰かと話してみたり。それでもテストのためにノートだけはちゃんと写します。ちなみに寝ることは絶対にありません。僕は授業中に眠ったことが今までに一度もありません。
でも、気が向いたらどの授業も真面目に受けてます。ご安心下さい。
休み時間は、だいたい誰かと話をしています。本を読んだりするのもいいんですが、ちょっと気恥ずかしいところもあるし、せっかく学校に来ているのにもったいない。勉強をするなんてもってのほかです。そう、僕の学校では、割と休み時間に予習だの宿題だのをやっている人がちょこちょこいるのです、少し腹立たしいです。そんなものは授業中にやっていただきたい。もっと面白い話などをしませんか? と思うのですが、そんなことは言いません。なので、とりあえず暇そうな人と話します。暇そうな人がいないと、とても寂しいです。といっても大抵は誰も勉強なんぞしていないので、楽しい休み時間を過ごしていますが、小テストのある日などは最悪なわけです。
今日は図書委員会の仕事があって、お昼休みと授業後4時半まで図書室のカウンターに座っていました。
テストが近いのでお客はまばらで、勉強しに来る人が多い。本を借りていくのは本の数人です。
とっても暇なので、図書室の本を少し物色してみます。
『チャップリン自伝』と小林信彦の『日本の喜劇人』が目を引きました。今度読まなくては。
読まなくては、こう言っておいて、未だ読んでいない本が多数あります。そんな本は、今に三桁を超えるかもしれない、いや、もしかしたら既に超えているかもしれません。
とりあえず太宰治の短編集を手にとって、カウンターで読もうかと目論んだんですが、鞄の中に結城恭介さんの『朝刊暮死』が入っていることに気付いたので、太宰は家で読むことにしました。
『朝刊暮死』を読んでいると、すぐに4時半になりました。たまに返却や貸出をする人の声に現実に戻されましたが。
当番が終わると、部活です。
部活が終わると、学校の近くの古本屋に入りました。
大きい古本屋ですが、プレミアコミックの揃いはなかなかです。
僕は藤子不二雄の本を何冊か買って、外に出ました。
最近は、いわゆるプレミアコミックしかほとんど買っていません。
方倉陽二さんの『のんきくん』が全8巻で2400円だったのですが、かなり悩みます。『のんきくん』はたまにブックオフなどの100円コーナーで見かけるのですが、バラバラで、全巻揃えるのは難しいのです。今回はお預け。次に来るときまでに決めておきましょう。
家に帰ると、PCをやったり、少し本を読んだり、テレビを見たり。
25時から『飯島愛のオールナイトニッポン・コム』を聴こうと思ったのですが、あえなく失敗。

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パーマン【てんとう虫コミックス旧装丁】(1)  藤子不二雄
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2001.2.8(木) タカモリが走れコータローまかりとおる

エーこの度、トーエーギャンブルをどのヨーに廃止するかという問題につきまして、シンチョーにケントーを重ねておりました結果、一番人気はハイセイコー、大穴は、アッと驚くコーモンセイコー・・・


「橋本直巳選手、大阪国際女子マラソン驚異の5連覇です・・・」
吐きそうだ、吐きそうだ、苦くて熱いものが、わたしの喉を焼き付けている。
頭が痛い、頭が痛い、早く薬を下さい。
目の前が真っ白で、何も見えなくて、意識ももうろうとしています。
わたしは走るのが大嫌いです。
走ると疲れるし、汗も出て気持ち悪い。しばらくは体が痛くて歩きたくもなくなります。走っているときはひどい顔になっているし、トレーニングだって大嫌いです。なによりわたしの場合、長時間走ると体が拒否反応を起こして、頭が痛くなるし、吐き気もする。体が痙攣して、ものもつかめないのです。発作は、薬を飲まなければ数時間続くこともあります。
わたしは小さな頃から走るのが速かった。
小学校の運動会はいつも一番だったし、陸上部で国体に出たこともありました。
でも、わたしは陸上部などに入りたくはなかったのです。
ただ、速かったから。だからわたしは、走りたくもないのに走ったのだ。
大学に行った。もちろん、マラソン選手として。何もしなくてもわたしは卒業することができた。
就職活動はしなかった。何も言わなくても、わたしを引き抜こうとする企業はいくらでもあった。
わたしは一番大きくて、信頼できる企業に入った。もちろん、マラソン選手として。
何もしなくても、わたしはお金がもらえた。ただ走っているだけでよかった。
走るたびにわたしは発作を起こし、薬を飲んだ。
体は既に、ぼろぼろだ。
発作の薬とは別に、新しい薬がいくつか、増えた。
わたしは決心した。
走るのを、やめようと思います。
社長に、かけあってみます。
その後、わたしの姿を見たものは、誰もいない。

ドラえもんの映画を見た感想

2001.2.7(水) デブだって女の子だもん、ドラマみたいな恋がしたいです。

男の子度、女の子度チェック。
部長さん(♀)が持っていたので、やらせていただきました。
20問ほどの質問に答えて、男の子っぽいか女の子っぽいかを判断します。
160点を越えれば女の子。
解いてみる。
215点。
ほえ?
説明を読むと、「男の子はまず0~180点しか取ることがない」と書いてあります。
「もし180点を超えるようなことがあれば、その人はゲイになる可能性が高い」だそうです。
へ~、僕ってゲイになるかも知れないんだなぁ。
いやしかしですね、確かに僕は他の男の子に比べて女の子っぽさが多いのではないかもしれません。
えぇ、すねげも薄いです。
髭はほとんど生えない。剃る必要なし。電気代が浮く。家計を助ける。
やせっぽちだし。
顔つきはどうかわかりませんけれども。
そういった身体的なことはなんだか男らしくないんですが、精神面では結構オトコ。だと思います。
しかしこういう結果が出るということは、もしかしたらそういう面もどこかに含まれているのかもしれません。

(レンタル)
ドラえもんのび太の恐竜

映画第1作。
ドラえもんのび太の宇宙開拓史
同じく第2作。
巴里のアメリカ人
ジーン・ケリー目当て。
バンド・ワゴン
フレッド・アステア目当て。
少年時代
藤子不二雄A原作。


2001.2.6(火) 授業中ララバイ

僕は今、富士三景の一つがのぞめる場所、山梨県の御坂峠に来ている。
まもなく御坂トンネルに差し掛かる。お腹が空いた。トンネルに入ってしまっては、ご飯を食べるのはおっくうになる。僕はそこで一旦、昼食をとることにした。
僕がまさに昼食のおにぎりをほおばらんとしたその時、遠くから何か人のうめき声のようなものが聞こえた。少し気がかりになったので、つたかずらかきわけ、声のする方へ歩いていった。近づくに連れて、それが人の声だとわかり、それも女の子で、助けを求めているということがわかった。僕は足を早めて、林の更に奥の方へ進んでいった。
崖だ。それも、新しい。まるでついさっきにでも崖崩れが起きたような・・・ 崖の下を覗いてみると、白いワンピースを着た女の子が、土が崩れてあらわになった木の根っこに捕まっていて、今にも力尽きそうである。もしも力尽きてしまったら、手が根っこから離れてしまって、そうしたら、まっさかさまである。その下は岩場になっていて、ひとたまりもない。
僕は全身の力を込めて、女の子を引き上げた。
「ありがとうございます」少女は言った。「おかげで助かりました、何かお礼を」
「いや、いいよそんな。それより、君はこの辺りに住んでいるの?」
「はい、峠で茶屋を。・・・どこから来たんですか」
「僕? 名古屋から」
「え、そんなに遠いところから?」少女は目をまんまるにして驚いた。「疲れたでしょ」
「そうでもないよ。これから疲れるところさ」
「ここから少し登ったところに私の家があるんですけど、良かったら休んで・・・」
僕はその言葉に甘えることにした。
少女に誘導されるとおりついていくと、「天下茶屋」という茶店に着いた。ここが少女の家らしい。
「ただいま」
「おかえり。おやっ、お友達でも連れてきたの」
「お客様よ。あっ、入って」
「う、うん」
僕はその茶店で考えられる限り最高のもてなしを受けた。可愛い一人娘の命の恩人と言うことで、地にもつかさぬ調子であった。昼食も、ここで頂いた。
「これからどこへ行くのかね」
「はぁ、とりあえず、三つ峠に登ろうと思っています」
「あそこは慣れてないと少し危険だよ。傾斜が急だから。そうだ、娘についていかせよう」
「いえ、そんな、お構いなく、大丈夫ですから」
僕が慌てて遠慮の意を示していると、少女が台所から出てきた。
「山を甘く見ちゃ、いけない」
いや、そういう問題じゃ、ないんだ・・・
「さっきは自分が落ちそうになってた」
僕はそんな冗談を言えるほど、この茶店に慣れてきていた。なんて居心地の良い空間だったろうか。
その言葉に、少女は顔を赤らめて、「とにかく、三つ峠で道に迷って、反対側に降りちゃったりしたら、大変」
「そうそう、予定通りに帰れなかったらどうするの」おかみさんがだめ押しする。
「そうですか、そうまで言われると」僕は、折れた。
「じゃ、支度してくる」少女は奥へ消えた。
僕は、当惑していた。女の子は、あまり得意でない。
少女は、先のワンピース姿とはうってかわって、ジーパンにフリースという軽快な姿をして出てきた。「さ、いこ」
僕らは出掛けた。手ぶらで、出掛けた。
三つ峠までの道は、思った通り、険しかった。何しろロック・クライミングの名所である。僕は少女の手をひきつひかれつ、男としての威厳を保とうとして必死に、平気な顔して山を登ったが、なにしろ相手は慣れている、体力こそこっちのほうが上ではあるものの、少女はひょいひょいと軽々として登っていくのだが、僕は一歩一歩踏みしめて、登山初心者の如く登る。リュックを置いて来れば良かった。
頂上のパノラマ台で、2人で富士を見た。少女は見慣れているはずだが、僕のためにいちいち感動して、「ほら綺麗」とか、「あれ、河口湖」とか言ってくれた。僕は「こんな富士なんかより、君の方がずっと綺麗だ」と言ってあげたかったが、言えなかった。少女は本当に無邪気で、良く笑った。僕も良く笑って、また、良く笑わせもした。こういう所で力を発揮してくれるユーモアというものは、やはり大切なものだ。
ひとしきり感動と笑うことが終わると、老爺と老婆が経営する三つ峠の茶店でお茶を飲んだ。色々な話をした。学校や、自分達の事はあまり話さなかったが、他愛ない話題で、大声出してきゃあきゃあ笑い合った。楽しかった。
「日が暮れる前に、そろそろ下りましょう」
少女は心配してそう言ってくれたのだが、少女の方から「下りよう」という言葉を聞いたのが、少し寂しかった。僕は、いつまでもこうしていたかった。でも、そういうわけにはいかないことくらい、もちろん知っている。僕らは山を下りた。
山を下るとき、僕らはあまり話さなかった。でも、僕はそれを沈黙だとは思わなかったし、それまでのどの時間よりも充実していたと思う。
天下茶屋で、発とうとする僕は、家族一同に力一杯の引き留めを食らった。こんな時間から峠を下るのは危険だし、体力だってもたない。甲府まで歩くなんて無茶だ、と言うのである。僕だって発ちたくは無かった。しかし、どうしても行かなければならない、という気がした。これ以上、少女と一緒にいては、いけない。
小一時間ほど論じた後に、家族一同は承諾した。何を言っても無駄だと思ったのだろう。それくらいに僕は、ここにいることに言いようのない、全く根拠のない危険のようなものを感じていたのかも知れない。
「行っちゃうの」少女は寂しそうに言ってくれた。「また来てね」
僕はポケットを探したが、月見草の種なんか、入っていなかった。だから、「来年また来るよ」なんていう台詞、言えるはずがなかった。
「富士山なんかよりも・・・」僕は、その先を言わなかった。「もう、富士山は、見に来ないと思う」と、「富士山は」を強調して言った。
少女は、不思議そうな顔をした。
僕は、身を翻して、御坂トンネルへ入っていった。
トンネルの中でだけ、僕は泣いた。
朝までに、甲府に着くと良いな。

きーんこーんかーんこーん。
いつのまにか、国語I現代文編の授業が終わっていた。
どうやら太宰治の『富岳百景』と川端康成の『伊豆の踊子』が合わさったような話を作って、妄想にふけっていたようだ。
実は今、習っている最中なのだ、『富岳百景』。

ザッツ・エンターテインメント

2001.2.5(月) アイハヴノーナーバス

国会ってわけわかんねぇ。

「KSDというのは、〔K〕金で〔S〕政治家を〔D〕抱き込むの略称なのです」

「それこそが、ザ・自民党なのです」

うぜぇ~よ、政治。
などと知った風な口を聞いていますが、未だにKSD事件の詳しい内容を知りません。
海部首相は何をやっておるのだ。
なんで「ケーエスデー」なわけ? 「ケーエスディー」じゃいけないの?


今日は嬉しいメールが来たり来なかったり。
結城恭介さんからのメールは感激でした。

誰かキックボード下さい。もしくは売って下さい。
ダサイのはわかってます。流行ってないのもわかってます。
でも、ほら、旅に行くときとかに重宝するじゃないですか。
駅から降りた時って、基本的に徒歩しか無いわけじゃないですか。
それだと疲れるし、時間もかかる。
だから、キックボード。ローラースルーゴーゴー。
自分で作ろうかとも考えたんですが、材料が無い・・・
ヤフーオークションで安いのがあるのですが、なんかめんどくさいのは嫌なのです。
奇特な方は僕にキックボード下さい。
しかし、自分で言ってて恥ずかしいほど「キックボード」という響きはダサイなぁ。
なんか他の言い方は無いものか。
名古屋人らしく「ケリンチョ」で言ってみるか。
鳥山明先生も『ドクタースランプ』の中で「ケリンチョ」という言葉を何度も使ってるわけだし。
誰かケリンチョ下さい。うん、なんだか格好良くなった。
でも、名古屋人しかわからないなぁ。
いや、最近では名古屋人でもわからないらしい。

今企画している旅はこんな感じね。

①北海道
津軽海峡線と札沼線のドラえもん列車に乗ってくる。
②富山
藤子不二雄両先生の故郷、高岡市の各藤子スポットや、富山市の藤子スポット、A先生の疎開先、『少年時代』の舞台などを回りたい。
③山梨
太宰治のゆかりの土地、『富岳百景』でお馴染みの御坂峠へ。富士急行で河口湖まで行って、そこから御坂峠・三つ峠などを回って、甲府まで歩く。場合に寄っては石和温泉にでも入ろう。なんと!ドラえもんにはほとんど関係ない。

さあ、どれから行こうかねぇ。一番日数がかからないのは多分③なんだよなぁ・・・

2001.2.4(日) 東村山一丁目

ナゴヤドームの第13回次世代ワールドホビーフェア名古屋大会に行ってきました。
写真はこちら
尾崎家長男(22)と。
でっかいバルえもん(ドラえもんバルーン)が飛んでいた。
藤子しりとりをしながら30分ちょい並んで、9時20分頃にやっと入場。
ちらしを持っていくと、素敵なグッズがもらえるということで行ってみたら、コロコロドラゴンのバンダナだった。格好いい。兄はコロコロドラゴンが大好きらしく、羨ましがっていた。ちなみにコロコロドラゴンというのは、てんとう虫コミックスの背表紙なんかについてるアイツです。
エニックススペースにはドラクエしかなかったのでパス。
小学館出張編集部には、ドラえもんが来ていた。『ドラえもんのび太と翼の勇者たち』のビデオを流したり説明をしてみたりクイズをしたりしていたので、2人で見ていた。そう、クイズ。正解すると賞品が貰えた。かなり欲しかったが、大人げないのでやめた。問題も、「ジャイアンの妹の名前は?」などというものだったので、気分も萎えた。それに、手を挙げたって高校生に答えさせてくれるはずがない。それが終わると、記念撮影会が始まった。流石に高校生と大学生が記念撮影もないので、隣の売店で『ドラえもん21世紀パトロール隊・隊員バッジ』を2つ買った。この売り上げは森林保護として寄付されるらしいが、そのバッジが100%天然素材のヒノキで作られていて、とてもいい匂いがする。でも、無駄な伐採には変わりない。傍らのドラえもん人形や空飛ぶドラえもんを見物した。空飛ぶドラえもん、これがまたすごい。でっかいバルーンが空を飛んでいるわけだが、糸も何もついていない。よく見ると何カ所かにプロペラがついていて、遠隔操作で動くのだ。どうやって操縦しているのかと思ったら、鉄人28号のようなリモコンで、ぐいぐいやって動かしている。すごい、欲しい。何十万円するのだろうか。
小学館出張編集部では、なんと『スーパーマリオくん』沢田ユキオ大先生のサイン会が行われるらしかった。僕はとてもサインが欲しかったが、ゾナー登場と時間がかぶっていたので、ゾナーをとった。
色々歩き回って、セガトイズのドリームキャスト専用ソフト『ぼくドラえもん』のチラシとステッカーが2枚ずつと、スピードくじ3等賞賞品のドラえもん人形をGET。そして、ゾナーに会いに行く。

知っているだろうか、怪人ゾナー。
テレビ東京「おはスタ」に出演中で、何人もの戦闘員を従えている怪人である。茶色の髪をおったてて化粧をつけてギターを構えてなぞなぞを出す怪人である。ここにはゾナーだけでなく、番長も来ていた。忘れてはならないのは、カメラ撮ったりカンペ出したりマイク渡したりと雑用で大忙しだったやたらいい人そうな戦闘員と応援団員。
ファンになってしまった。
もう大好きっす。最高っす。
めちゃイケに出たときに初めて見て、かなり面白かったのだが、それはめちゃイケが面白いのであって、ゾナーはそれほどでもないかと思っていたが、テンション高いし、芸達者。客へのサービス精神も旺盛だ。なにより番長との漫才のような駆け引きや、時折見せる怪人らしからぬいい人っぽさが良い。
「蚊は蚊でも、名古屋に住んでいる蚊はどんな性格か? ハイ正解! なごやかな性格。オーベイベ!それはな・ぜ・か!?(コントは割愛)名古屋の蚊、名古屋蚊、なごやか・・・ というわけで、正解はなごやかな性格!」
途中のテンションの高いコントが下らなくて笑える。「オーベイベ!それはな・ぜ・か」にはまった。
「おーはー」も明日から使わないと。いやいや「ぞーなー」のほうがいいな。
ギターはたぶん本当はひいてない。
ゾナパラも覚えた。「右手8の字左手8の字フー(高い声)Z描いてZ描いて開いて開いて閉じて閉じて開いておーはー」だ。
番長の応援団も最高であったなぁ・・・
「サヨナラのかわりに」
「ありがとうカード」
「おーはー」
「ぞーなー」
「ふれっふれっおーはー」
「おはっす!」
「だいすっき、あ~い!」
「よーいこ!」
「ドゥドゥドゥ」

明日からおはスタ見るために早起きだッ。

2001.2.3(土) 節分の日に米騒動する話

本日は3月の演劇連盟合同発表会の会場下見の日。
これまた普段会えない他校の方々とも久々に交流。
某女子校の方々が僕を見て、「あっ、童顔だ」と口々に。言っていた。
全体で会場の説明をしている時に居眠りしている奴を全員ぶん殴りたかった。
吉野家が100円引していたので、牛丼を食べて帰る。
帰り道、古本屋を回る。

今日のテーマ:とにかく藤子不二雄

①ブックオフ太閤店
広い。揃いもまあまあ。『コミック・キュー』100円が即買い。『逆境ナイン』が100円で全巻置いてあったのが嬉しい。『宝島』の完訳版など、児童書の量も多かった。結城恭介の『朝刊暮死』が250円だったが、買っておいた。なんだか藤子関連のでないものをたくさん購入してしまったので、次のお店からは藤子本以外買わないことにした。

②ブックランド浄心
マニアックな店だが、藤子不二雄関連の本が全くと言って良いほど置いてなかったので、シュガーのLPだけ買って帰る。LPアルバムがなんと100円である。何気なく中身を見たら、「作詞・作曲 古田喜昭」の文字が。即買い決定。古田喜昭というのは、名曲『パーマンはそこにいる』を歌った人で、新作パーマンに使用された歌には全てこの人の手が加えられている。

③マジカルガーデン黒川店
この店では過去にF・Fランド版の『ドラえもんのび太の魔界大冒険』が100円で売られていたことがあり、期待を持って行ったのだが、今回は特にコレだというものもなく、『シャドウ商会変奇郎』だけ買って次の店へ。ただ、てんとう虫コミックス『ドラえもん』が結構たくさん置いてあったのだが、かなりボロボロで、それがまた250円というのがぼったくりであるが、それでこそ売れずに残っているわけで、ドラえもんという作品の素晴らしさと衰えを知らぬ人気を考えれば妥当なところである。

④ブックオフ黒川店
ここもハズレ。何も買わなかった。活字本の揃いはなかなか良いのに。

⑤名前はしらんがとにかくマニアックな店
天国である。下を見ればわかると思うが、めちゃくちゃたくさん買い込んだ。13冊で4300円。100円から700円まで。F・Fランドのドラえもん4巻が、てんとう虫コミックス未収録がたくさん入っていてとってもよろしい。他にも素敵な藤子本達が・・・ ああ笑いが止まらん。

くはぁ、もう満足じゃ・・・
気が付けばもう9時を回っている。

めちゃイケ見逃したー!
と言うわけでだれかビデオ。


(購入)
ドラえもん【中央公論社・藤子不二雄ランド版】(4・29)  藤子不二雄
まんが道【少年画報社・ヒットコミックス版】(2)  藤子不二雄
忍者ハットリくん【小学館・てんとう虫】(4・6・12)  藤子不二雄
怪物くん【小学館・てんとう虫コミックス版】(4・5・6)  藤子不二雄
プロゴルファー猿【小学館・サンデーコミックス版】(13)  藤子不二雄
新プロゴルファー猿【小学館・てんとう虫コミックス版】(4・5・6)  藤子不二雄
シャドウ商会変奇郎【秋田書店・秋田文庫版】(2)  藤子不二雄(A)
逆境ナイン(1・2・3・4・6)  島本和彦
COMIC CUE(2・4)  江口寿史・他
宝島(完訳版)  ロバート・ルイス・スティーヴンソン
朝刊暮死  結城恭介
コーヒーブレイク  シュガー


2001.2.2(金) 明日の日記は普通に書きます。

2階から目薬実演。

※以下は、今日の昼休みに友達相手にしゃべりまくった内容である。
※語り口は、しばしば村上春樹風に展開していきます。


あのさぁ、ガチンコっていう番組あるじゃん。
あれのトレードマーク考えた。
あのね、チンコに蛾みたいな羽根がついてるの。触覚もあるの。
遠くから見ると蛾とか蝶にしか見えないんだけど、よく見るとそれはチンコなの。
羽根や触角がついてるだけで、結局はチンコなの。
で、番組始まる前に『この後は、ガチンコ!』とかいうのやるじゃん。
あそこでもね、それを使うのよ。
TOKIOの五人が列んでて、みんな手に蛾を持ってて、ズボンのチャック開けてチンコ出しとくの。
並び方にも決まりがあるよ。大きい人はなるべく真ん中にするの。
だから、一番小さい城島なんかは右端で、細長~い長瀬が真ん中。
以外と小さい山口は左端が妥当かな。残るは国分と松岡だけど、松岡は太く短いけど、国分はどちらかというと細いほうだから、左右のバランスが合わないんだ。だからちょっと角度決めとかで難儀するわけなんだけどさ。
それで、まず蛾がアップになるわけよ。で、「蛾~!」ってみんなで叫ぶの。
それからね、カメラが引いて、TOKIOが手に持った蛾をチンコにくっつけて、「チンコ!」って叫ぶと、再びカメラが寄って蛾とチンコのアップ映像になるのさ。そこで1秒くらい映像が止まってから、またCM行くわけね。
内容もすごいよ。ファイトクラブとかでもね、長瀬とか国分とか、ずっとチンコ出してるの。ボクサー達がなんかもめてる横で、真剣な顔でそれを眺めてるんだけど、チンコ出てるの。たま~にチンコだけがアップになったりしてね。言い争う声だけが響く中、国分のチンコが大アップ。静かに口論とか聞いてても、たまにピクッと動いたりするの。あ、もちろんトレードマークの『蛾チンコ』は画面の右上のほうで常に踊ってるよ。ぷらぷらぷらぷらしてんのよ。TOKIOもたまに塾生とかと喧嘩したりするじゃん。その時でももちろん、チンコは出しといてもらうよ。
ほらどうよ? 絶対売れると思うんだけどなぁ。視聴率取れると思うよ。
あとはほら、ウリナリね。ウッチャンナンチャンのウリナリ。
あれも改造が必要だと思うよ。
ドーバー海峡横断したじゃん。あの時さ、全員チンコ出してたら面白かったのにな。これは芸人だけでかまわない。
女の人がそれやったら引いちゃうからね。ギャグにならない。
チンコでなくてもほら、例えば全員はみ出すところがちがうとか。
濱口は大きいからちゃんとチンコ出すけど、内村は袋だけ。堀部は包茎だから毛しか見せない。
でも堀部はゴールしたときテンション上がって全部脱いじゃったんだよね。意味無いじゃん、みたいな。
おかげで堀部、ディレクターから戦力外通知さ。しばらくウリナリ7は本当に7人になるかもしれないよ。
とにかくね、もう感動して、みんなで抱き合ってるところも、船の上で泣いてるところも、全部チンコ出してるんだよ。
こりゃ泣いてなんていられない。ついつい笑っちゃうと思うよ。
でもね、それも最初だけ。
ずっっっっとこんなことやってたとしたらさ、きっとチンコに対して免疫ができてくるんだよ。
だから、欽ちゃんがチンコ出してようが、所ジョージがチンコ出してようが、誰も気にしなくなってくる。
すると、チンコを出してない番組がどんどん視聴率下がっていくんだ。
ドラマの視聴率が下がっていくよ。みんなバラエティ番組に取られちゃうわけさ。
そうなるとドラマだって黙っちゃいられない。初めてドラマでチンコを出したのはテレビ東京で、ヨネスケ主演の「珍崇光紀行」が視聴率30%を越えちゃった。30%を越えるなんてことはテレビ東京では物凄い珍しいことなんだ。それを見たTBSが、これはイケると思って木村拓哉主演の「チンコフル・ライフ」を製作した。木村拓哉にはかなりの金を積んだらしいよ。工藤静香はそれほど反対はしてなかったらしい。その素晴らしいモノを自分一人のものにしておくのは気が引けたのかもね。するとどうだろう、なんと視聴率が70%。70%だよ70%。スペインのグレンダイザーより高いんだよ。エルビス・プレスリー並の視聴率を取っちゃったんだよ。これにはフジも日テレもびっくりしちゃってね。こぞってチンコを出し始めた。ヒット作が次々に生まれたね。
ついに、頑なにチンコを出さずにいたNHKも中学生日記が初めてチンコを出したのを皮切りに、大河ドラマやら朝の連ドラやら紅白歌合戦やら色々な番組で出すようになってきたよ。もちろん、ニュース番組でもね。最も、ロシアなんかじゃそれほど珍しいものでもなかったんだけどさ。
ちなみにこの年のNHKの調査によると、前年度よりも犯罪が2割ほど減少したんだって。こと性犯罪に関しては、その中の8割近くを占めてたっていう話だよ。
ついには、チンコが高値で売買されるようになった。上質のチンコは高く売れる。なにもテレビ業界だけの話じゃなくて、それは日常生活にも浸透してきた。チンコ出しルックが流行ったんだ。恐ろしいことだね。チンコに自信のない奴はヒヤヒヤさ。だって、どんなに顔が悪くたってチンコが良ければもてるんだ。それまでプレイボーイ気取りだったヤサ男も、チンコがどうしようもないくらい悪かったら一気に谷底へ転落さ。そう、谷底へ転落ってのは冗談じゃないんだ。ほら、チンコに自信が無くても、金さえあれば手術をするか、新しいチンコに変えるかすればいいことなんだ。でも金のないやつは、一生そのままのチンコでいるしかないんだ。自殺者が激増したね。性犯罪も元以上の数になった。へっぼいチンコしか持ってないやつは、強姦するしかないんだから。チンコ強盗や、チンコねらいの空き巣による被害も増大した。夏には盛大なチンコ花火が上がったっけ。
そんな状態を、政府だって黙っちゃいられない。何故犯罪が増えたのか? それは良いチンコの需要と供給のバランスが偏りすぎてたからなんだ。政府は科学者を集めて、人工チンコの開発を進めたね。でもバカな政治家たちは気付かなかったんだ。良いチンコを世にたくさん送り出してしまったらどうなるか。日本の科学者は優秀だった。完成したチンコは皮肉にも、本物と見分けがつかないくらいに出来が良かった。それこそ中身を直接見てみるまではわからないのさ。それも低価格で。それこそコンビニで誰でも手軽に買えてしまうって言うんだからさ。全くもって皮肉なもんだね。
そりゃあ、人工チンコより天然チンコのほうがもてはやされるのは当然さ。でも、どっちも区別がつかないんなら、なんて言ったってわかりゃあしない。あちこちに天然チンコが溢れた。それじゃあ誰も人工チンコを買ってないことになっちゃうよ。それを巡って裁判も起きた。男は人工チンコを天然だと偽って結婚したんだけど、ひょんなことからばれちゃったんだってね。「あたしはあんたの天然チンコのために結婚したのよ」こう言われちゃあ男も黙ってすごすごと・・・引くしかないわけだ。男性的な魅力が一つもなくて、わら一筋の嘘だけが女の欲望を駆り立て、結婚までしちゃったって言うんだから、天然チンコのパワーも凄まじいものだよ。
でもそんなことは長くは続かない。天然にしろ人工にしろ、巷には良いチンコしか無くなってたんだ。そんな中に、ごく一握りの粗末なチンコの持ち主が残っていたらどうなると思う? たちまち大スターさ。女達はどれもこれも同じようなチンコに飽き飽きしてた。粗末なチンコの男は華々しくテレビ・映画・雑誌にも進出し、注目を集めた。街を歩けばそのチンコにわらわらと女共が寄ってくるのさ。世の男達は後悔したね。だけど後悔先に立たず。一度人工に変えてしまったら、もう自分のチンコに戻すことはできない。最も、他の人工チンコに付け替えることは可能だけどね。わかるでしょ? 政府が次にどんな行動を取ったか、さ。結局はそれの繰り返し。流行なんてそんなもんなのさ。
「ちょっと前にガチンコっていう番組流行ってたよな」「なんだそれ、新しいチンコか」
舞台は突然変わって、アメリカ合衆国のホワイトハウス。
大統領がなにやら電話でお話ししています。
日本の最大の貿易相手国、アメリカ。
そのアメリカが、日本の流行をキャッチし、チンコの輸出を決めたのは、遅すぎることだったかもしれない。


幕。
拍手。


この日記は、現在のバラエティ番組および現代社会への皮肉・風刺を多分に含んだモノであり、単なる低俗な下ネタというわけでは決してないと言うことを堅くお断りしておきます。

意味わかんねぇ人のために一応言っとくけど、アメリカが日本にチンコ輸入してきたら、どうなるかわかりますよねぇ?
ほら、日本人とアメリカ人のチンコのサイズって、どうなのよ? ね、わかりますよね。

2001.2.1(木) ヌードフォト・イン・トショルーム

名曲『雨に唄えば』に乗せて・・・
自転車を走らせる。
少し透き通った水色の傘。
振り回す。ぶんぶん振り回す。
これでもか。
音楽が『オクラホマミキサー』に変わる。
ぶんぶんぶんぶん。
あっ、ひょっとして僕は傘を扱うのが上手いのではなかろうか。
と勝手に思う。
指で回してみたり、腕に絡ませてみたり、空に向かって投げてみたり。いろいろ。
ん。どうもMGMミュージカルに影響されているなぁ、かなり。
自転車を漕ぎながら、なので、制約が大きく、自由に傘が回せない。
それでもかなり楽しかった。辺りが真っ暗だったからこそできた芸当である。
あまりにも楽しかったため、家の中に傘を持ち込んで、狭い部屋で回す。
ぐしゃ。ドラえもんのお面に直撃。割れた。
それでもめげずに回す。
がきん。天井の電気に当たった。カバーが外れかけた。
アホだな。
でも楽しいな。足で蹴り上げてみたり、リフティングまがいの事をしてみたり、足の下を通してみたりと、自転車の上ではとてもできなかったようなこともできた。誰もいない部屋で、ひとり。ただのバカ。
音楽は再び『雨に唄えば』に変わり、いつしか独自のリズムを刻んでいた。
適当にそのリズムを刻みつつ、ひたすら踊る。
誰もいない部屋で、ひとり。
快感である。いいしれない。
なんて僕は変態なんだろうか。
そうそう、クラスの女の子に
「僕は変態だよ」
と言ったら、
「知ってるよ」
と言われた。
本当のことなので別にショックでも無かったが、アララ(少年山賊団)って感じ。
そのうちに、疲れ果てて、寝た。

追記
ゆずが好きな人へ。
これが「ナインティナインのオールナイトニッポン」を聞き逃した理由です。

なんだかゆずが好きな人って決まってナイナイ好きな(?)ような気がする。

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