2001年1月後半の行い(Jacky)

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2001.1.31(水) 氏神一番、電話は二番、三時のおやつは文明堂

えっと、今日は反町隆史特集です。

徳光「ではここで特に注目すべき今週の第30位から11位までをごらんください」
「第30位、ポイズン言いたいことも言えないこんな世の中じゃ、反町隆史」
必ずサブタイトルまで全て読み上げる。
喋ったことの90%は上手にまとめられてテロップとして表示される。

言いたいことも言えないこんな世の中じゃ、ぽいずん。俺は俺を騙すことなく生きていく。
口づけで注ぐ切なさは、2人だけの夜を今日も狂わせる、ぽいずん。抱きしめるたびに怖くなる。

FFで「バイオ」を使うときに出るあの音はなに?

今日は、僕の夢について語りたいと思います。
僕の夢は、キリマンジャロの頂上でキリマンジャロコーヒーを飲むことです。
幼き頃に見たキリマンジャロの素晴らしい風景が忘れられなくて、それ以来キリマンジャロに首ったけです。
と、いうのは実はディレクターにそう言えって言われたんです。
最も、大衆の抱く僕のイメージは、1にワイルド、2にワイルド、3,4がなくて5に松島奈々子と言うぐあいですから、わざわざディレクターに言われなくても、そんなようなことを言っていたと思うんですけどね。
ていうか、本当に行くんすか? まじでか? まじでキリマンジャロでコーヒー飲むんですか?
いや、ほらそれはなに、僕のイメージを創っていくための嘘であって、本当はそんなことちっともしたくないし、キリマンジャロなんてどこにあるかすら知りませんよ。なんていうか、冗談じゃないですか。何も本当にやらなくても・・・
「ついに、夢が叶いました。感無量です」
うわっ、恥ずかしっ、言っちゃったよオイ。穴があったら入りたいよ、松島奈々子でもいればちょうどいいんだけどなぁ。
あ~あ、せっかくの海外だってのにロケだけして終わりかよ、つまんないな。
まっ、これで僕のイメージも維持できたかな?
えっ? バカみたいだっていうイメージが定着しそうだって?

以上、反町隆史特集終わり。
今日の日記はとことんシュールにお送りしておりますので、全く笑えないというあなた、心配ご無用です。怪傑熟女です。


(レンタル)
ザッツ・エンターテインメント

1974・米、ハリウッド黄金期に作られた映画の名場面を一挙に紹介する。言ってみりゃただの総集編。
ザッツ・エンターテインメントPART2
1976・米、ジーン・ケリーとフレッド・アステアを案内役に迎えた、第二作。
(購入)
ステンシル2001年3月号

新創刊。天野こずえさんの新連載『AQUA』が載っているので、そのためだけに買った。実際それしか読んでない。
藤子・F・不二雄SF短編PERFECT版  藤子・F・不二雄
巻末の藤本匡美さんのエッセイが必読。F先生の作家としての苦悩が・・・


2001.1.30(月) なんでもいいから頑張れ、やってみなくちゃわからない。

いつでもハナマル、元気印。
帰ってからずっと映画見てて、『クイズ!爆笑難問題』を見て、それだけで一日が終わった気がします。

僕はモーニング娘。を認めますよ。
ミニモニ。
昨日、『HEY!HEY!HEY!ミュージックチャンプ』に出てました。歌ってました。
プッチモニ。
やつらの歌は、まだスジが通っていた。『子供の背伸びした恋愛感情』とかを歌っていたように思う。
ところが、ミニモニ。身長150cm以下。
なんの意味もない歌詞。いやいやつんくさんの中には何か意味とかあるのかも知れないですよ、万に一つくらいは。でもそれがあったとしても歌い手はそんなもん何も考えずに踊っちょるでしょう。
まさかあそこまで壊しにかかってくるとは思わなかった。
もはやあそこまでしないと売れなくなっている、という取り方もあるが、あの曲が現在CDセールス一位を突っ走っていることは事実。これは認めざるを得ないでしょう。
ていうか、つんくって変態だと思います。絶対変態です。僕の仲間です。濱口優の仲間です。
壊しすぎでしょう、あれは。一線を越えてしまっておりますよ。もはや笑えないよ。
すごいぜ、モーニング娘。(と、サンフランシスコガールズのうちの一人)はよ。
これからも頑張っていただきたいものですね。
意味、脈絡、曲調、全て無視。尊重するはノリとバカ。最高です。
まさにやつらにしか出来ない芸当です。

2001.1.29(月) のび太「ねぇ、どうしてまたが七つなのにやまたなの?」

6時過ぎ、家の前で近所のガキ共5人組に捕まった。
ガキ共と言っても、小5とか小6とか、その辺である。だから殴られると、そこそこ痛い。
子「おい尾崎、ちょっと来い」
J「ごめんなさい、お金なんて持ってないです、許して下さい」
子「うるっせぇ、早く出せ」
J「ごめんなさいごめんなさい」
さわりはこんな感じ。仮にも高校生と小学生なのであるが・・・
一度捕まったら最後だと思っていいです。
めちゃくちゃ労働させられました。

労働①
自転車にロープをつけて、キックボードを引っ張る。当然漕ぐのは僕である。とても不公平だと思ったので、ガキ共にも漕がせた。かなり楽しかった。ジェットスキーみたいでかなり楽しかった。ガキ共に良いところを見せようと、曲芸乗りに挑戦したところ、見事に転けた。
労働②
りんごみたいな形をしたジャングルジム。しかもぐるぐると回るやつ。あれ。果たして何周まわしたことか。全速力で何十週もまわした。ガキ共はきゃっきゃきゃっきゃ言ってジャングルジムに飛びついてスーパーマン気分。危うくバターになるところだったので、不公平に感じて、僕もまわしてもらった。今度も曲芸乗り(?)に挑戦してみた。今度は成功した。失敗していたら死んでいたかも知れない。腹筋が痛い。ガキ共が賞賛してくれた。すげぇすげぇもう一回やってくれ。野比のび太曰く、「僕は断然ガキ大将になる。今なれないから大人になってからなるんだ」と。なんだかそのせりふを思い出した。ちょっとむなしくも感じたが楽しかったので一瞬で忘れた。しかし、一緒にジャングルジムに登っているときに僕の股間を何度となく殴りつけるのはやめていただきたかった。
労働③
「バク転やって」やつらに会うと必ず言われるせりふである。できねぇっつーの。「そんなんできるか」と言うと、「じゃあバク宙やって」と言う。「まあどっちもマットがあったらやってもいいけどな」と逃げる。「だったら前宙やってよ」「・・・」「やってよ」「いやだよ」僕はなんとサービス精神が旺盛なのだろうか。こう言われるとできることであればやってあげたくなるのである。口では嫌だと言っているが、心の中ではやる気満々なのである。後に跳ぶのは怖いが、前ならちっとも怖くない。というわけで、ちょっくら空中で回ってみた。着地成功。僕の着地成功率は50%程度なので、運が良かったと言える。しかし、これで満足するガキ共ではない。「もう一回やって」「次やって失敗するとかっこわるいからやだ」「かっこわるくないよ」「右足の親指痛めたから嫌だ」「嘘つけ」それを言ったらおしまいよ。その一言で全てを否定するのか。本当に足痛いっつーの。これ以上何を言っても「嘘つけ」と言われるのがオチなので、ついに腹を決めた。すると、着地は失敗した。それ見たことか。手が痛い。そろそろ解放してくれよ・・・
労働④
僕の腹筋をボコボコ殴る。演劇部の腹筋はヤワではない。小学生のジャリん子程度の拳なら全然耐えられるのだが、やつらが必ずしも腹筋を殴ってくれるとは限らないのだ。いろんな所を殴られた。顔、肩、胸、股間、足・・・ 痛ぇ、痛ぇよアホ!

なにも労働ばかりしていたわけではない(労働していた時間は全体の85%くらい)。ガキ共の話を聞いていると面白い。僕が「僕はドラえもんのことなら何でも知ってるよ」と言うと、「おれだって、ドラえもんの事ならなんでもわかるよ」と言う。数分後には同じガキが、「おれ、ジャッキー・チェンのことなら何でも知ってるよ」と言う。「ポリスアカデミーって知ってるか?」と聞くと、「なんだそれ」と言う。お前こそ何者だ。かと思えば別の子供が、「ジャッキー・チェンって、アナコンダだろ」とか言いだす。いや確かに昨日放送されてたけど、明らかに無関係だろ。少しすると突然僕に向かって、「お前はボンドだ」と言いだす。僕が「でんでれでんで~んでんでんでん、でんでれでんで~んでんでんでん・・・」と、『007』のテーマを口ずさみながら拳銃を構える真似をすると、「お前なんでジェームスボンド知ってんだよ」などと言われた。いやいやお前らこそなんで『007』なんて知ってるんだよ。しかも中途半端に詳しいし。ガキ共は下ネタが大好きである。ここでは書かないが、恐ろしい単語を次々に連発する。こちらとしては大爆笑である、やつらは意味もわからず言っているので更に面白い。
とまあそんなこんなでかなり疲れた・・・ 疲れたところでガキの中の一人が「忘れてた、今日は犬夜叉だった」などと言いだして、帰っていった。すると連鎖反応で他のガキ共も帰っていった。最後に残った二人の兄弟は、「家までついてこい」と僕に言った。僕は丁重にお断りして、ガキ共に別れを告げた。疲れたけど、楽しかったぜ。

2001.1.28(日) のび太「スネ夫を殺して、僕も死ぬ!」

ドラえもん読みまくり。
と言っても大した量は読んでないのですが、昨日友達に出題されたドラえもんのクイズに触発されたのか、突発的に単行本を引っぱり出してきて、数年ぶりに読み返しました。あまり読み過ぎると新鮮味が薄れてしまうと思っていたので中学時代はあまり読まず、「ドラえもんは何回読んでも面白いに決まってるじゃないか」という単純な事実にやっと気付いた頃には、受験シーズンに突入。高校になれば部活やネットに時間を割かれてしまい、読む時間が無くなってしまった。というわけでほとんど3年か4年ぶりくらいに読んだ巻もあるかと思われますが、それでも同年代の他のファンよりは知識に長けているとは自負しています。やはり小さい頃に読んでいたのが効いてますね。記憶力が並はずれて良いこともありますが。
今日は11~24巻までを一気読みしました。やるべきことがちっとも出来ていません。毎週日曜は流離いのページを更新するはずだったのに、もしかしたらできないかもしれません。
衝撃でした。爆笑でした。感涙でした。
ドラえもんを「夢がある」とか「ためになる」とか「教育に良い」としか捉えていない人は、おそらくアニメばかり見ていて原作漫画を読んだことが無いのだろう。はっきり言って、「アニメドラファン」と「原作ドラファン」では、全く違う人種だと思っていいです。「グッズドラファン」というのもいますが、こういう人はあまり好きな人種ではありません。
特に今の「アニメドラファン」は、ギャグ漫画としてのドラえもんをほとんど知らないのでしょう。スネ夫をぶち殺そうとするドラえもんや地球を破壊しようとするドラえもんを知らないのです。なんて可哀相なんでしょうか。バカとしか言いようがない。
アニメとマンガの違いについてはそのうち詳しく書きたいと思いますが、全然違うんです、違う作品なんです、別々なものとして味わってもらいたいです。アニメだけ見てマンガ読んだこと無いくせにファンとか言ってる人間には極端な話、軽蔑すら覚えます。
ドラえもんのすごいところは、個々の話が一辺倒にならないところです。
ただ痛快なだけのギャグ作品、ひたすら泣かせる感動作品、教訓を含んだ寓話的作品と、様々な方向性を持っており、決してワンパターンにならない構成力がある。ドラえもんが「ワンパターンだ」とバカな奴に言われてしまうのは、ひとえにアニメのせいである。
ある話で泣いていたかと思えば、次の話では爆笑している。そんな自分に気が付いたとき、改めてドラえもんの凄さに圧倒された。どの作品にも暗くなりすぎない明るさと前向きさがあって、感動と爆笑の共生が成立している、すごいよ!ドラえもん。
僕の兄がバイト先の本屋でドラえもんを読んで爆笑していたら、バイトの仲間にこんなことを言われたという。
「よくドラえもん読んで笑えるね・・・」
もし僕が独裁スイッチを持っていたら、僕はこいつを消していたかも知れない。

追記
昨日、『映画ドラえもんのび太と翼の勇者たち/がんばれ!ジャイアン!!/映画ドラミ&ドラえもんズ宇宙ランド危機イッパツ!』の前売り券を買い、ピンバッジをもらいました。外れでした。

2001.1.27(土) とうようようじんでんようじんぼう

友達の添え木くんから電話が来た。
「雨降ってるけど、自転車で行くのか?」
僕はほんの少しだけ呆れた。
「昨日行ったろ、雨だから今池行くんだ、晴れる予定なら名古屋駅に行ってるよ」
僕らは名古屋駅、つまり「BROTHER」「バトルロワイヤル」を蹴って、今池の国際シネマへ行こうとしているのである。
まあ、今池などと言っても誰もわからないと思うが、僕が自転車で旅行した帰り、不良の兄ちゃんに車で追っかけ回されて死ぬほど怖い思いをしたところだ。今思い出しても恐ろしい。もう夜中にあの道は通るまい。
午前10時、予定より30分も早く奴が来た。こちらにも都合というものがあるのだ。10時半に来ると思ったから、おめかしもしていない。彼は結婚してから奥さんが化粧するのを待つことが出来ないタイプのようだ。僕は化粧は嫌いだから別の意味で待てない。
彼は僕から借りていた結城恭介氏の『美琴姫様騒動始末』という文庫本を返しに来た。カバーを破いてしまったので、弁償してくれたらしい。彼は新しい文庫本をくれた。と思いきや、なんだかぼろっちい。言われるまで、弁償品だとわからなかった。カバーは水に濡れていた。日焼けもしている。どうやら中古で買ったらしい。絶版だろうから、当然だ。これでは弁償されても一緒だろうと思ったが、彼の好意を無には出来ないので、中途半端に礼を言ってみた。だってなんか悪い気がした。文庫本如き汚れていてもいいのに、いちいち弁償とかされたらなんだか悪い気がする。僕も冗談で「弁償しろよ」と言ったが、まさか本当に買ってくるとは思わなかったのだ。
僕はPCで文章を黙々と打つ、彼は黙々と『回復!スパスパ人間学』を見る。そんな時間が続き、やがて僕はご飯を食べ、雨の中を出掛けていった。最近は、いや『雨に唄えば』を見てからというもの、雨の日には傘を持ってタップを踏みたくなるのだが、そんな技術もない自分に腹が立つ。微妙にリズムに乗って足を踏みならしてみるのだが、なんだか格好が付かない。
かなりはしょるが、映画館に着いた、自転車で15分くらいだ。晴れの日に急げば10分を切るだろう。僕らはコンビニでカロリーメイトと軽い飲み物などを買って、劇場に入った。今池国際シネマ、家から最寄りの映画館だが、入るのは初めてかも知れない。
『天国と地獄』と『用心棒』がやっている。どちらも黒澤明監督の六十年代初頭作品だ。これで千円、かなり安い。
11時半、場内の電気が消え、磯野貴理子の顔がアップで映し出された。やたらにいい人そうな笑顔を振りまき、ゴミ分別の説明をしている彼女の姿を、僕は哀れみを含んだ瞳で見つめていたが、彼女の楽しそうな顔と意味不明なポーズに、思わず顔を緩めざるを得なかった。そして5分ほどの予告が終わり、いよいよ『天国と地獄』が始まる。
上映中、添え木が始終面白く無さそうにしていた。溜息をついた。余所見をした。目を擦った。カロリーメイトを食べた。トイレに行った。1分足らずで戻ってきたことから、小用だとわかる。下痢や腹痛などで仕方なくトイレに立つならわかる。しかし小用なら我慢できぬ訳でもあるまい。その行為によって現実に引き戻された客が何人いただろう、少なくとも僕はその一瞬、きょとん、と素に帰ってしまった。まあ彼は可愛いものである、平気で隣の人と話したり、携帯を鳴らしたり、音を立てたり、むやみに席を立ったりする客は他にもいた。僕らの真後ろにもいた。ぶん殴ってやりたかった。
映画が終わり、実験的に僕は添え木に言ってみた。
「お前、帰るか?」
僕はこの映画を見て深い感動を得、黒澤明の映画に外れはないのではないかと心底感じたものだ。
「いや、帰らないっすよ」
「面白かったか?」
「微妙っすね」
「は?」
「いやだから、微妙」
あなたは本当に文章を書くのが好きな人間なのですか。ていうかあなた日本人ですか。なんですか「微妙」って。何がどう微妙なのかちゃんと説明して欲しいところだ。「刑事達に追いつめられた犯人の顔が状況を把握するに連れて微妙に変化していくのが良かった」とか言うのなら話はわかる、しかし一文節で「微妙だ」とだけ言われたのでは意味が全くわからない。それに今は映画の全体としての感想を聞いているのだ。「面白さが微妙」とでも言いたいのだろうか。どっちに微妙なのか。なにが微妙なのか。そもそも微妙ってなんだ。そうやってすぐあやふやな言葉を使って濁すのは良いことではない。まあたぶん彼は半分ネタとして口走ったのだろうが。
僕が「帰るか?」と聞いたのは、怖かったからだ。やはり映画は一人で見るものだ、と思った。彼がつまらない映画を義理で嫌々見ているのであれば、僕ほど嫌な奴はいない。それに、僕としてもそればかり気になって映画に集中できないのだ。こいつつまんねぇんじゃないかな、退屈してるんじゃないか、帰りたいんじゃないか、と。そう考えると嫌~な気分。罪悪感に似た気持ちにさいなまれる。
まあなんだかんだ言って、彼は劇場に残った。次の『用心棒』は僕も一度見たことがあり、その映画が面白いという事については、自信があった。だからこれにかけてみようと思った。これを見終わった時にはこいつは『天国と地獄』を見た感想を自分で恥じるかも知れない、と小気味よい予想を立てて一人ほくそ笑んではいたが、不安だった。これでもダメなら、「つまらん映画に千円も出させやがって、時間と金の無駄遣いもいいとこだ」と恨まれるかも知れない。その時はきっともう『生きる』を見せても『七人の侍』を見せても無駄だろうと思った。
『用心棒』が始まった。何度見ても面白い。
僕は恐る恐る添え木に「どうだった」と尋ねてみた。
「面白いな」
と言った。初めてのまともな感想である、しかし、
「あの、なんていうか・・・ ごめん、俺感想とか言えねぇ」
いや、なんかあるだろ。面白かったならなんかに触れてやれよ。
彼はどういった風の吹き回しか知らないが、もう一度『天国と地獄』を見ていくそうだ。実は僕はかなりお腹いっぱいだったのだが、もう一度彼に見せればまた考えが変わるかも知れないと思ったのと、自分自身ももう一度見たいシーンなどもあったので、二回目を見ることにした。
二回目のあとも、まともな答えは返ってこなかった。でも、とりあえず「面白い」とは思ってくれたようなので、満足した。
家に帰ってから、彼からまともな感想が来た。しかも結構僕が思っていたこととかぶっていた。どうやってあの映画のレビューを書こうか、非常に迷っている次第だ。だが気になる点が一つ。『天国と地獄』の感想は結構書いているのに、『用心棒』のヨの字も出てこない。全く触れられていないのだ。明日辺りにまた感想をくれると思うが、期待せずに待つ。

めちゃイケを見る。有野さんはもっと面白いのに、と思った。
そして、九時になった。九時には某所でチャットが行われる予定だった。あるサイトが閉鎖するというので、最後のチャットである。でも僕はそのサイトの管理人さんと日常でも親しくお付き合いがあり、毎日のように顔を合わせており、つまりは身内なわけである。だから、ものの一分ほどお邪魔して挨拶だけ済ませると、足早にその場を後にした。やっぱり身内がいるとテンションも上がらないかも知れないし内輪ネタに入り込みやすくなる。そう思ってしばらく離れていたのけれども、日付が変わって人数が減ってきたのを見はからって、もう一度入ってみた。話題が僕の得意というか、割とよく知っている所だったからだ。チャットもお開きに近づいてきたので、ちょっと顔を出してみたのだ。二度、チャットに入ってみて、なんか、感動した。一つのサイトが閉まる(とはいえコンテンツは一部残る)というだけで、これだけの影響があるのだなあと思ったし、集まった人たちも暖かい方ばかりだったようで、とてもいい言葉をその管理人さんにかけてあげていました。いやあ、これはいいなぁ、これはいいなぁと始終思っていて、発言は少なめでした。いや、良いシーンに立ち合ったような気がする。
ところで、その間を僕はどう過ごしていたか。問題を解いていました。
と言っても、学校の勉強なんかをしていたんじゃありません。
ある方が問題を送って下さったのです。
ドラえもんに関する問題が50問ほど。しかもかなりカルト。マニアでもソラじゃあ答えられない問題ばかりだったので、悪戦苦闘してたのです。しかし、割と有意義な時間だったはず。今まで積み重ねてきた知識を一気におさらいしてみた感じ。
ああ、藤子不二雄ってすばらしい。

2001.1.26(金) (女教師が草むしり中の生徒に)コラ、立たなきゃ抜けないでしょ。

久しぶりに『ウッチャンナンチャンのウリナリ!』を見てみた。
面白くなってた。少なくとも、嫌悪感を覚えはしなかった。
昨日出演していたのは、ウンナン・よいこ・キャイ~ン・K2のみ。最後に藤崎奈々子がCDの宣伝ということで数分出ていただけだった。エンディングでブラックビスケッツらしき人たちが歌って踊っていたのが気になったが、今回出ていたのが芸人だけだったことに感動した。内容は『ウリナリ7』という新コーナーで、日本一のプロとボウリング対決をしていたが、感動に走り過ぎもせず、そして最後にはウリナリ7が負けてしまうという結果だった。負けたにも関わらず、さらりとしていて、昔のように涙を見せたりはしていなかった。ただ、エンディング近くの合同コントが無くなっていたのが寂しい。ウンナンが笑う犬に出始めてお腹いっぱいになってしまったのだろうか。確かに全てが面白いコントというわけではなかったが、無くなるとやはりもの悲しい。この番組については今後に期待です。もし今回いつもより視聴率が下がったのであれば、路線は元通りの感動する汚い企画ものになっていくだろう。

ところでみなさん、ブータンって知ってますか?
インドのお隣の国、ブータン。
なんと、ブータンの映画が日本に初上陸するらしいですよ。
というわけで、我が演劇部はその話題で持ちきりでした。
「ブータン」というお題数十分間喋りっぱなしのこんこんちき。
僕が「ブータン映画って知ってます?」と口にしたのがきっかけだった。
そこからどんどん発展していき、我々演劇部の中でのブータンのイメージが確立されていきました。
「なんでも監督が僧侶で、出演者も全て坊さんだそうです」
「そうそう、それで、キャストもカメラ位置も全部占いで決めたんだって」
「何もかも占いで!?」
「どんな占いで決めたんだろう・・・」
「そりゃあまあ、ダウジングだろうな」
「コックリさんとか」
「“3丁目のゲンさんは、実はいい役者さんです”と神のお告げが?」
「しまいには“今年は運勢が悪いので公開を一年延ばしなさい”なんて言われて」
「映画完成してるのに一年間も(笑)」
「そのうちに風化してるネタとかあったりして」
「見に行きたいなあ」
「そもそも名古屋でやるのかな?」
「やるんじゃないかな」
「いや、わかんないよ。突然電話がかかってくるとか」
「“日本の名古屋地方は気運が悪いので上映は中止にして下さい”」
「それもブータン語で」
「公開されたとしても、“この辺の席は風水上良くないので座らないで下さい”」
「しかしブータンでここまで話が広がるとは」
「ブータンから感謝状とか届くかもよ」
「だけどブータン語だから読めないの」
「なんだコレいたずらかな、とかいって捨てちゃって」
「その前に、届くのか?住所もブータン語で書かれてて」
「いやいや、一つの郵便局に必ず一人はブータン語のわかる人がいる」
「“ふむふむ、これは三丁目の○○さんの家だね”」
「なんてかっこいい!」
「ていうかそもそもどうしてブータンが映画なんて撮ろうと思ったんだろう」
「ブータンがねぇ」
「それもやっぱ、占いでしょ」
「お告げがあったんだよ。“映画を撮れ! さすれば・・・”」
「さすれば?」
「“遙か東の果ての国のどっかの学校の演劇部が喜ぶから”」
「あたしらのために?」
「なんていい人達なんだ、ブータン人!」
「いや、ブータンの神に感謝!」
「招待状とか届くんじゃない?」
「注意書き:但し、ブータン本国でしかご利用になられません」
「意味ねぇ~っ」
すっかりブータンファンになってしまった我が演劇部。
「それにしてもなんでこんなにブータンで盛り上がれるんだろう」
「洗脳されてるんだよ、すでに、ブータンの神様に・・・」
「ていうかさ・・・」
「なに?」
「題名って何?『ブータン』なの?」
「知らない・・・ 愛のナントカじゃなかったっけ?」
「サブタイトルでしょ、ブータン」
「愛の○○~ブータン~」
「~ブータン~なのね」
「うん、波線」
「~ブータン~」
夢のアンテナ~ブータン~、二月下旬に日本上陸予定。

2001.1.25(木) かきすぎて真っ黒になっちゃった。

クラスの女の子がやけに嬉しそうに「まんぴ~のじ~すぽっと、じ~すぽっと、じ~すぽっと」と歌っていたのが、大爆笑。

自転車にて登校中、歌を歌いながら登校。
今日は奥田民生特集。
あくまでドライブ→イージューライダー→さすらい→大迷惑→おかしな二人→リンジューマーチ
とまあこんな具合で到着するということは、どのくらいの距離かわかるでしょうかねぇ。

今日は二時間目が自習。
それで、友達と二人で色々なことをして遊びました。
例:麻雀
J「がらがらがら・・・」(混)
友「かしゃかしゃかしゃかしゃ」(並)
J「がっちゃん」(重)
友「よいしょっと」(押)
J「はい、じゃあサイコロ振って」
友「えいっ」(振)
J「えっと、いち、にい・・・」
友「ここからか。いちにいさんしい」
J「おっ、いい牌だ」
友「はい!」(捨)
J「ポン!」
友「やると思った!」
J「へへへ、えいっ」(捨)
友「チー!」
J「ちぇっ」(捨)
友「えい!なんだ、字牌かぁ、捨てちゃえ」(捨)
J「チー!」
友(大爆笑)
J(大爆笑)
友「字牌はチーできないっしょ。」
J「あ~、おもしろ」(捨)
友「はいっ」(捨)
J「ロン!」
友「あ~あ~・・・」
J「やった!」(狂喜乱舞)
友「もういっぺんもういっぺん」
J「がらがらがら・・・」
(中略)
J「よし、じゃあ君からだ」
友「やぁっ!」(捨)
J「カン!」
友「いきなり!?カンする意味無いじゃない」
J「やった! ドラ乗った!」
友「四枚も!?」
J「へへへえ」(捨)
友「ポン!」
J「カン!あっ、ドラ乗った」
友「ポン!」
J「カン!あっ、またドラだ!」
友「ポン!」
J「カン!やった、これまたドラだっ!」
友「ポン!」
J「カン!」
友「そんなにカンできないでしょ」
J「あっ、そうか」(捨)
友「ロン!」
J「負けたぁ」
(後略)
結局、J12000点、友20000点で友の勝利。

そういえば、今日はモーニング娘。について語った。
J「モーニング娘。デビュー曲モーニングコーヒー、これ20万枚のセールスね。それで三人増えて、サマーナイトタウンや抱いてHOLD ON MEが売れました。といっても、42万枚、50万枚と、まだまだ大ヒットとは言えないんですね。そしてそれから何枚か、一般の人は誰も覚えていないような曲を立て続けに出すも、パッとせず。だいたいが20~30万枚で、ひどいのは17万枚なんてのもありました。ところが、LOVEマシーン。これが165万枚くらい売れたんですよね、確か。まあ声を大にして言いたいのは、LOVEマシーンは小沢健二が今夜はブギーバックの中で歌ってたからね、その辺をふまえて貰わないと。つんくがオザケンをパクッたという可能性も否定はできないと。その辺は声を大にしてこれ叫びたいね。イェイイェイウォウウォウ言ってたわけですよ。あの訳のわからない踊りね。そして次の恋のダンスサイト。、う~は~う~は~、アイヤイヤ、アイヤイヤで、これがまた123万枚でしたか?かなりのヒットですよね。これもわけのわからんダンスと歌詞と曲調で若者の心を掌握しましたな。ところが、新人が加わって最初のシングルは60万枚そこそこしか売れてないんですな。ハッピーサマーウェディングは90万枚以上売れましたけど、これもわけのわからん台詞とか入ってるし、まあ先に挙げた2曲とそんなに変わり無いんではないかと思われるんですけどね。そして、福田明日香へのメッセージとか言ってるI WISHですか。これは珍しくバラード系の曲ですよね。あれもそれほどパッとはしなかったと。で、恋愛レボリューション21で取り戻しつつあるわけです。で、何が言いたいのかというとですね、まず、LOVEマシーン等の成功はなんであったか。何故、あの3曲は売れたか、と。そしてどうして新人入ってすぐの曲は売れなかったのかと。バラード系は売れないのかと。そう、それなんですね。ヒット曲は全てノリの良い曲なんですな、これ。いいですか、あのですね、つまり、モーニング娘。のアイドルとしての魅力は、ASAYAN効果を加えてもわずかの20万、30万の価値しか無かったんです。それが165万枚売れると言うことは、やはりアレですよ。イェイイェイウォウウォウ言ったからですよ。カラオケ市場を牛耳ったからですよ、あの辺の曲は。ところでミニモニじゃんけんぴょんの牛乳がどうしたとか言うところ、恋のダンスサイトとかぶってませんかね。しかもなんかンパ、ンパ、ンパ、ンパ、言ってますけど、それは東京ビンゴビンゴダイナマイトジャパンのネタをパクッたと考えてもよろしいのでしょうか。で、元々20万、30万の奴等が、イェイイェイウォウウォウというそれだけの付加価値によって、大ヒットしてしまうと。ちょっと新しい人が加わったくらいでビジュアルも歌もそう変わるもんでもないでしょうに。そのぶん抜けてったりするわけだから、トントンですわな。そして怖いことに、その付加価値がほとんどついてないはずの曲でも、60万だの80万だのを売り上げるようになってしまった。これは怖いよ。本当に怖いよ。モーニング娘。自体に付加価値が残置されてしまってるということだからね、元々売れてもせいぜい50万程度のアイドルが、なんにもしなくてもあれだけ売れるようになってしまうんですな。なんとなく買ってったりもするんでしょうな。ネームで売れると、そういうことになってるわけよ。そして何より一番怖いのは、LOVEマシーン、恋のダンスサイト、ハッピーサマーウェディングと売れてますけども、同じ路線なのにだんだんと売れ行きが下がってきておられるでしょう。つまり、大衆が飽きてきてしまったんですね。その路線に。だから今売れてるミニモニの曲、だいぶぶっ壊してきてるでしょ、でなきゃ売れないようになってきてしまったわけなんですよ。これからどんどん壊れていきますよ。でなきゃもうあからさまに路線変更して普通の曲しか歌わなくなるか、どっちかだと思いますよ。これは。まあ、どこまで壊して壊れていくのか楽しみでもありますけどね。プッチモニ、三人揃って米泥棒。」

ヌケジャラソ、ムンルリゲ(by爆裂お父さん)

ダウンタウンの流し

2001.1.24(水) 認めたくないものだな・・・ 自分自身の、若さ故の過ちと言うものを

サザンオールスターズの名曲に、『マンピーのGスポット』というものがあります。
『マンピーのGスポット』。これでは何かが違う、とお思いではないですか?
ファンなら「待った!」をかけるでしょう。
そう、★が足りないのです。
実は今日、学校で
『マンピー★のGスポット』なのか、
それとも『マンピーの★Gスポット』なのか、
はたまた『マンピーのG★スポット』なのか、
もしかしたら『マン★ピーのGスポット』だったかもしれない、と、
おおいにもめました。論議をかもしだしました。
この内のどれかだということはわかっているのですが、どれもしっくりこないのです。

結局決着はつきませんでしたが、帰宅して調べてみると、
『マンピーのG★SPOT』であることが判明。
ああ恥ずかしい(この日記自体も)。

転じて、ちょっと美しい話をいたしましょう。
先日、クラスの女の子に一言、説教をしました。
「指に変なもん塗ってちゃダメだよっ」
その娘はマニキュアっぽいのを塗ってたんですね、これが。
僕は自分の体の一部に直接手を加えて外見を整えたりするのが大嫌いなのです。
だから、軽い気持ちでそう言ったのです。
その娘は怒ったような、それでいて悲しいようなまなこで僕を見ます。
しまった、と思いました。つまらないことで君を困らせて思い出すたび赤くなる。
傷つけちゃったかな。怒らせちゃったかな。
僕は少しだけ自分自身を呵責しました。
次の日、その日もその娘は元気に登校してきました。
その娘はすっぴんの五指を僕に向けて、にこりと微笑んでくれました。
そこには、すっかり綺麗になった美しい指がすらり。
「やっぱりありのままが姿が一番可愛いよ」
と言ったら格好よかったのですが、バカみたいなのでやめました。
向こうも引くっちゅうねん。


(レンタル)←洋風に
パリの恋人

スタンリー・ドーネン監督、オードリー・ヘプバーン、フレッド・アステア。
死刑台のエレベーター
ルイ・マル監督のデビュー作。
黄金狂時代/給料日
毎週一本、チャールズ・チャップリン。
HANA-BI
第54回ベネチア国際映画祭金獅子賞受賞作品。北野武監督。
ダウンタウンの流し
漫才とか入ってます。


(BUY)←更に洋風に
Gファンタジー2001年2月号

夜麻みゆきの『刻の大地』と、天野こずえの『クレセントノイズ』のためだけに買ってます


パリの恋人

2001.1.23(火) 釈シェイク

何週間か前のある日、添え木という僕の友達が、うちへ遊びに来た。
彼とは小学校からの友人で、中学の頃からの小説仲間である。
彼がいなかったら僕はそんなに小説とかを書かなかったろうし、こんなHPなどやっていない。
だからといって、奴に感謝などするものか。

添え木が、最近お前全然小説書いてないじゃないか、と言った。
僕は言った。じゃあ書こうじゃないの。

同じシチュエーションを使って、それぞれが小説を書く。
するとストーリーにどんな違いが生じるだろうか。
それを試してみることにした。

「牢獄の中の二人」
ふと、口からこぼれた言葉。
これが「不動のシチュエーション」として二人に与えられた。

一週間ちょっとすると、添え木は僕のもとにメールで小説を送りつけてきた。
長くなりそうなので連載にして欲しい、というメッセージを添えて。
僕は焦った。添え木の送ってきた話は僕の考えていたのとかぶっていた。
それに、なんだかこれ面白くねぇやと自分で思えるほどその作品に自信が無かった。
だから、今まで考えていたものを全て捨て、全く違うのを書こうと思った。

僕は〆切を破りに破った。
そして今日、やっとそれを書き終えた。

ろうごくのくまごろう

わずか3時間で書き終えたにしては、最高の出来だ。
今までで最高傑作だと自負する。
添え木の作品とも全くかぶっていない。
なんか「ジャッキーらしい」作品と言われてしまいそうだが、それもまた良し。
ま、とにかく読んでぇな。

ちなみに添え木が書いたのは、

手紙と看守と死刑囚

連載らしいので、今のところノーコメント。

うわ~、なんか今すっごい気持ちいい。
まさに自己満足。
自分が気に入ってるから、他の人が見えない。
たぶん「わけわからん」と言われるだろうけど、僕は好きだ。
戯曲なのか、落語なのか、小説なのかのイリュージョン。(C)立川談志
ちょっと実験的になりました。こういうのは大好きなので自分すっごい満足です。
気持ちいい。ダメージをっ



キッズ・リターン

2001.1.22(月) 広瀬香美で『夏だモン』

3/21~23に中村文化小劇場にて催される2000年度中部日本高等学校演劇連盟名古屋第2・第4地区合同発表会で我が向陽高校演劇部略してK.D.C.が上演する芝居の台本第1稿が渡されました。
恐らく、かなり面白いものになるんじゃないかと思います。脚本だけで見れば、かなり面白いと思いますが、結局は演出と役者と裏方の問題になってくるので、なんとも言えませんが。僕も多分かなり出ると思われるので、興味のある人はお誘い合わせの上どうぞいらっしゃって下さいませ。合発は毎年一般客が少ないので、出来るだけたくさんの方が来ていただけると活気が出てよろしいかと思いまして。
先だって告げられてはいたのですが、なにやら登場人物の一人が、明らかに僕のためにあるような役なのです。現在僕の部活には部員が8名しかいなく、しかも男子部員はたったの2名。そしてその中からでも僕が選ばれたということは・・・ ネタバレになるので多くは語りませんが、めちゃくちゃ勘の良い人ならもしかしたらどんな役なのかわかってしまったかもしれません。まあ、そんな役だというわけで、だいぶ面白いと思います。脚本自体もめちゃくちゃ良いです。すっかり気に入ってしまったのであります。なんつうか、台詞まわしが良いのですね、世界観も素晴らしいのですね、なんだか、今まで見たこともないような台本だったわけですね。ちょっぴり感動して泣きそうになっちゃったんですね。だからもしも上手いこと練習ができれば、良い良いな作品になることは間違いないっす。

演劇関係でひとつ。NHK教育の『中学生日記』という番組をご存知でしょうか? NHK名古屋製作で、全国ネットの番組です。昨日の日曜日、久々にその番組を見たのです。名古屋に住むものにとって、この番組はとっても身近なものです。僕の家の近くもたびたび撮影に使われたりしていたし、友達がその番組に出ているといったこともザラです。
そう、この番組はオーディションによって選ばれた中学生や高校生を生徒役として使っています。
ズブの素人を・・・
昨日、この番組を見ての、感想。
とりあえずは、大爆笑。
爆笑に次ぐ、爆笑。
パパと2人で見ていて、笑いが止まりませんでした。
しかしそれは、そのうちに怒りというか、呆れというか、そんなものに変わってきました。
内容がありきたりだというのは、仕方が無いことかも知れない、だが・・・
演技が下手だ。
台詞に抑揚が皆無、表情に変化が皆無、貴様らには感情が無いんかい。
何故あのような下手くそな奴が主役を張っているのか。
主役だけでなく、脇役達もいい演技をする奴は一人もいなかった。特に男が下手だ。
大人達まで下手くそに見えてきてしまうほどだ。いや、実際そうだったりして。
そして、演出がしょぼい。
果たしてカメラ位置を意識しているのだろうか。
生徒が教師を殴るシーンでスローモーションになったが、どうしてあんなにスロー映像がへぼいのか。
ていうか演出って存在するのか?
「はい、じゃあ台本に書いてあったこと読んでね~」
とかって言葉だけで終わらせてないだろうな?
下手なのは仕方がないにしろ、努力はさせて欲しい。
努力してもあれならば、解雇していただきたい。
あんなので三万も五万も貰っているのだと思うと、非常に腹が立つ。
そこらの中学や高校の演劇部からスカウトした方がどれだけ良いことか・・・
高校演劇のレベルの高さを実感してしまった。
まあ、高校の演劇部員でもへったくそなやつはいるけれども。
とにかくこれを見て、無性に『中学生日記』に出たくなった。
見ちゃいられない。
だって、『3年B組金八先生』にも全く同じくらいの世代のガキ共が出ているのに、あの演技力の差は何? TBSとNHK名古屋ではどう違うというの? 地方か! 地方だからか? いや、武田鉄矢の力か!
とまあ、こんな具合の話を、今日は学校にいる間中誰かしらに語りまくってました。
う~ん。
やっぱり金八のほうが出たい。
出して下さい、いやまじで。
武田鉄矢に会いたいだけなんです、ファンなんです。
コホン、まあ・・・ とにかく。
全員とは言わないが、中学生日記に出てる奴らは非常に“痛い”。
特に
「お前はどうみても高校生だろ!」
というやつが、無表情でしかも棒読みで喋っているとスタジオに行ってはり倒したくなる。
僕の友達で中学生日記に出ている人は、どう思ってらっしゃるんでしょう?
彼は演劇部の部長さんだからさぞ良い演技をなさるのでしょう(笑)。
でも、彼の演技を未だに見たことがありません。早く見たいです。

あ~、そういえば今日は数学の小テストだった。
小テストっつっても一時間まるまる使いました・・・
僕って天才じゃあなかろうかと思いました。

追記
中学生日記について、出演者の方からコメントを頂きました。
「良いギャラを貰える上に、楽しい」
ウハウハじゃありませんか! いいなぁ。
そんなのちっともうらやましく・・・うらやましいっ!!(C)のび太in鉄人兵団
彼の言うには、
素人っぽいからいい、と。
それはわかってまさぁ。
じゃなきゃたぶん共感とかもしづらいと思うし、僕も大爆笑出来ませんでした。
でも、アレは酷すぎるでしょう。素人は良いけどさ。
なるほどと思ったのは、
なまじ舞台技術を知った演劇部員を使えば番組の趣旨は変わる、と。
ああそうか、そりゃそうだと、ちょいっとばかし自分の間違いに気付きました。
いやちょっと待て、お前演劇部員じゃねぇか(笑)。
とまあそんなことは置いといて・・・
そりゃあそうだけど、
もうちょっとなんとかしてほしいのよね・・・
あと、映像にも多少はこだわりをもって欲しいよ。
だって全国だよ? 地方のちゃっちい番組だったら何も言わないけど、
アレが全国に流れるとなると・・・ ちょっとねぇ。
悔しい。
結局羨ましいだけなんですよ、このバカは。

2001.1.21(日) ぽかぽか日曜日、初めてのでえと。

今日のタイトルは、かぐや姫のファンしかわからないでしょう。
さて、かぐや姫で思い出したのですが、先日学校でこんな事がありました。
僕はNHKのBS放送で氷川きよし『箱根八里の半次郎』を歌っているところを見ていたく感動し、「やだねったら、やだね~」と振り付きで歌いまくっていた日のことです。下駄箱のところで、隣のクラスの、学年でも1,2を争うくらいの秀才くんに会いました。

J「氷川きよしって、いいよねえ♪」
秀「ああ、そうだねえ最近出てきてるよね」
J「やだねったら、やだね~っなんつってさァ」
秀「ひょっとして、演歌ファン?」
J「ファンって程じゃないけど、まあ、好きだね」
秀「へぇ、珍しいね」
J「舟木一夫『高校三年生』なんかが好きかな」
秀「まじで? いやあ、僕も大好きだよ」
J「本当に?」
秀「中学の時、修学旅行のバスの中で歌ったもの」
J「バスにそんなの積んであるんだ! いや舟木だからこそあるのか・・・」
秀「次の日から学校一の有名人さ」
J「そういう名前の売り方っていいなぁ」
秀「“あ~か~い、ゆう~ひが~~”
J「“校舎をそめぇ~てぇ~~っ”とくらぁ」
秀「あとは、『神田川』とか・・・」
J「かぐや姫の『神田川』なら歌詞見なくても全部歌いきれるよ」
秀「それはすごい!」
J「いやぁ、母さんが南こうせつの大ファンでね」
秀「いいよね~」
J「ほんと。“窓のォ下にはぁ、かんだがぁわ~”(2番)

こんな単語で会話する高校生も少ないでしょうに。御三家て。せめて新御三家・・・


あ~、今日は雪合戦したかったのにな・・・ ほんとにごめんなさい。

「コール」と「海援隊ラストライブ」と「サーカス」と「一日の行楽」

2001.1.20(土) This is a pen.(おれはえらいのだ)

今日のタイトルは偏差値65です。わかる人は小山ゆうのファンだけです。
テストが返ってきました。
国語と生物のテストの解答欄には、びっしりと小説が書き連ねてありました。
古典の先生がそれを返すときに、「読んだよ」と言われたのが恥ずかしくもあり嬉しくもありでした。結構好きな先生だったもので。ちなみに国語のテストに書いたのが第一話で、生物が第二話。第三話は、今日の数IIの授業中に書きました。なんか流れがものすごい真面目になってきて困ってます。もしも「ワープロでタイプしてやろう」という奇特な方がいらっしゃれば、UPします。自分でやるのはおっくうなので。
そうして授業時間も終わり、部活の時間。
今日は、2000年度中部日本高等学校演劇連盟名古屋第2・第4地区合同発表会の第一回実行委員会でした。僕は実行委員では無いのですが、実行委員である先輩が、風邪でぶっ倒れやがったので、代わりに行くことになりました。僕としては万々歳であります。うちの高校はいわゆるひとつの「第2地区」なので、「第4地区」の方に知り合いがほとんどいない。だから、とりあえず「第4地区」の人に顔を売る意味もあったし(笑)、やっとかめ(名古屋弁で『久しぶり』の意)な人や普段はネット上でしか顔を合わせない人などにも会えるので。
かくして、僕を含む各校の実行委員が熱田高校という学校に集まったわけであります。
そこで、なんだか自分の凄さを実感しました。
自分でも驚くほどの協調性。ひとくせもふたくせもありそうな他校のなにやら面白い方々と初対面で仲良し(?)になりました。その空間はもうボケ合戦です。少しでも気を抜いたらすぐにKOされてしまう。だからどんどんボケた。2年生の人にも突っ込んだ、先生にも突っ込んだ。取っつきにくそうな人には取っつかなかった。嗚呼、なんて賢いのでしょうか。しかし、気合を入れてボケまくっていたのは実は自分だけで、他の人は素で結構面白かったのです。でも、自分では勝った(何に?)と思っています。
しかしなんですな。他校の方々のあまり接したことのなかった人(ここでの「の」は同格の「の」→~であって・・・だ)に「ジャッキー」などと呼ばれるとかなり嬉しいものがあります。いいあだ名を持ったものだ、としみじみと感じました。
そうそう、部活関連で、こんな出来事がありました。
次の舞台で演出をする方から、【ジャッキーが髪の毛を切ること禁止令】が出されました。つまり、「髪の毛が短いと役のイメージに合わないから、伸ばしていろ」と言うのであります。次の芝居は、3月と4月に上演する。ということは、来年度まで髪の毛を切れないかもしれないのであります。今度こそロン毛の危機です。まずいです。キムタクです。息子はコキムです(C)99ANN。
織部金次郎だよバカヤロウ。
最近は、帰り道などで自転車にまたがりながらビートたけしの物真似をすることが自分の中でムーヴメントなんです。今日も存分に「菊次郎だよ、バカヤロウ」だの「ダンカン、バカヤロウ」などと叫んでおりました。とりわけ、「ダンカン、バカヤロウ」は語感も良く、言ってて気持ちがいいです。口の中で音が跳ね回ります。パン、パン、パパパパン、という感じで。また、最近は「菊次郎だよ、バカヤロウ」以外にも「~だよ・・・」シリーズが増えてきました。「お正月だよ、ドラえもん」「ここがヘンだよ、日本人」「八時だよ、全員集合」等。

2001.1.19(金) 太宰治『富岳百景』

今年の冬、私はある人から、意外の事実を打ち明けられ、とほうに暮れた。その夜、マンションの一室で、ひとりで、ミュージックステーション見た。無表情のまま、ミュージックステーション見た。奥田民生と、井上陽水だけ見て、すぐに寝た。
ばかにしていやがる。

頭頭

2001.1.18(木) トリチェリ=水銀実験をした人

「雨に唄えば」と「ブロードウェイのバークレー夫妻」
どうも、「まさか」よりも「よもや」を推進するジャッキーです。
明後日から共通一次ですね。全国の高校三年生あるいは浪人生の方々、頑張って下さい。

えっと、石坂浩二、離婚からわずか5日で再婚、ですか。しかも元旦に入籍と。思えば解散は去年の3月ですか? もうそんなになりますか。まさか上原多香子と結婚するとは思いませんでした。えっ、違う? だってほらここに、SPEED結婚って書いてあるじゃないですか。

言うときますけどねぇ、これおもろなかったら、これからずっと、おもろないよ。ここがぼくの漫談の、山場やからね。いちいち説明しませんよ、わからん人置いてきますよ、義務教育やないねんからね。

アリスが神戸で、19年ぶりにコンサート。「あなたは、稲妻のように、わたしの心を引き裂いた・・・」いやぁ、名曲ですねえ。「・・・たちつくす、ひとり、たちつくす」これってなんか、天災でもやって来たかのようですね。

安達由美、トレーディングカード発売。幼い頃からのプライベートも含めた秘蔵写真を一挙放出、と。お兄さんのカードが出ると当たりらしいですね。もう一枚お兄さんのカードがもらえるってさ。

KSD事件が大変な事になっております。なんでも国会議員のなんとかっちゅう人がどっかの企業から麻薬を受け取っていたと。全くとんでもないことしますなぁ、ってああ、ケーとエル間違えた。KSDじゃなくてミニモニでした。SPEEDみたいなもんでしょ、っていうことで。

2001.1.17(水) 邪道

こないだテレビ観てたらこんな場面が。
プロレスファンならお馴染みの大仁田厚とまなべアナウンサー。
2人がスクワットを汗だくでやり終えた後の会話。

大仁田:まなべぇ・・・ まなべよ。
まなべ:はい。
大仁田:できたじゃろうがぁ。
まなべ:・・・はい。
大仁田:千回スクワットできたじゃろうが、千回スクワットできたじゃろうが!
まなべ:できました。
大仁田:ようし。これを名づけてぇ、世直しスクワットぉ・・・ 世直しスクワットじゃ、世直しスクワットじゃ!
まなべ:世直し・・・スクワット。
大仁田:まなべよ・・・ このォ、この世直しスクワットでぇ、世直しスクワットで世の中を変えるんじゃあ。
まなべ:はいっ。
大仁田:ついてくるか、まなべよ・・・
まなべ:はい!
大仁田:よっしゃあ・・・ ついてこいまなべよ!




新しいギャグを開発しました。
まず、ビートたけしの物真似(例:首をカクカクさせながら「菊次郎だよバカヤロウ」と叫ぶ)をしながら、目標に近づいていって、腕をUFOキャッチャーのように、脇を約45度、肘を約90度に曲げ、指先をピンと伸ばして股間の前に持っていき、足は膝を外側に前から見て菱形になるようにガニ股にして曲げる。そしてそのまま腕を下方向に伸ばし、指先と指先が触れあったら、指と指とが作り出す角度が小さくなるように限界まで腕を伸ばしていき、伸びきったら、「ソナチネ」と叫んで腕を最初の状態まで戻す。



先生が言った。
「この教科書には、実験の方法や結果などに関しては詳しく載っていますが、実験に際した人間ドラマだとか、苦労話や、メンデルの思考などは全然載っていないんですね。実はこういったことの方が重要なんです。これが、学問なんです。だからこの教科書は学問ではありません、教育なんです」
これはなかなかに素晴らしいことを言う。
僕らが受けているのは教育でしかないんだということを改めて知りました。
学問じゃない。確かにそうだ。
自分は学問をしているわけではなくて、勉強を通じて教育を受けているだけ。
そう考えると、ちょっぴりおセンチ。
高校までは教育でしかないんですか。
大学へ行ったらどうでしょうか。
少しだけ大学への興味がわいてきました。
どうせなら学問がしたいから。


地下鉄のザジ観ました。


(借入)
地下鉄のザジ  ルイ・マル

パパ曰く、「フランスの黒澤明」であるルイ・マル監督作品。衛藤ヒロユキが薦めていたので知ったが、ものすごい映画だった。
雨に唄えば  ジーン・ケリー(?)
アメリカのミュージカル映画。ジーン・ケリーが雨の中で踊りながら唄うシーンが超有名。
サーカス/一日の行楽  チャールズ・チャップリン
またもやチャップリン。TSUTAYAにあるぶんは全部観るつもりです。
キッズ・リターン  北野武
小説版は読んだが、映画は観ていない。「ソナチネ」とどっちにしようか迷った。
頭頭  松本人志
必ず一本はお笑いビデオを織り交ぜます。松本のライブに板尾創路と今田耕治が参加。


2001.1.16(火) あ many 歌 エヴァ

アメリカミュージカル(字幕)バージョン。

今日ほど素敵な凶害はない
中学校じゃあ実力試験
学校は半日で終わりさ
「初め」の鐘が六回鳴って
興味もないのに今日も教室で
「勇気」の鐘が何回鳴っても――
僕は授業にくびったけ
ぽっけの震えは止まらない
焦るぼくとはうらはらに
なにもしらない授業の行進
参加しなけりゃいけないよ
いっしょに笑って笑わせて

ニューヨークで一番の美女と
連れ添って歩けば
“からだが宙に浮くようになる”と
どこかの映画で言ってたけれど

今宵もひとり
きみは窓辺のパントマイム
ぼくは
泣き出しそうな窓際のブルー
やりきれないね


なんか意味わかんなくなってきたからやめよ。
特に色の薄い部分全部パクリだし。
・・・最初に考えたのとずいぶん違うなぁ・・・


(購入)
タモリ  タモリ

ハナモゲラ語満載。


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