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11月5日
2004(金) 敵VS心を燃やす。


 ある日、知己であるエッチラコ君が僕にこんなメールを送ってきた。

 「ドラ1さ、ヤフオクで帯付きが800円なんだけど、買うべきかなあ…」

 『ドラ1』というのは、我らが愛する『絶対無敵ライジンオー』というアニメの企画CDで、主人公たちが中学生になってからの様子をドラマ化したものである。僕は中学生の時大須(名古屋にあるアキバとアメ横と浅草を足して8で割ったようなところ)中の中古CD屋を駆けずり回って捜索し購入した覚えがある。本編が終了してから数年後に出たものとあって枚数も少ないらしくかなりレアである。帯付きで800円ならば当然「買い」なわけだが、ところがどっこいエッチラコくんはすでにこの『ドラ1』を持っているのである、曰く、

 「いや、持ってるんだけど、状態もあんまりよくないし、帯もついてないから…」

 もう一枚買おう、という訳である。早い話が、CDの帯だけのために、800円。


 この話を聞いてどう思うだろうか。あなたはエッチラコ君を笑うか?あるいは病気呼ばわりでもするか?それとも「わかる」と共感するか?僕は「わかる(笑)」と共感しつつも(お互い)病気だなあと笑いかけます(あたたかく)。

 僕はこの話を仔猫ちゃんにしてみました。僕は「エッチラコ君ったら、どうしようもないだろう。アハハ。」「そうね。オホホ。」などというちょっとした微笑ましい会話を淡く淡く期待していました。



僕「エッチラコ君ったら、どうしようもないだろう。アハハ」

猫「え。いや、でも、そりゃ買うでしょう














 病気だなあ。




 そういえばこんなエピソードを思い出す。
 仔猫ちゃんが高校生のとき、部活にケロケロちゃいむのサントラCDを持っていきました。
 ところが、しばらくしてからそのケロちゃのCDを見ると、
 なんと帯がなくなっています。



猫「ねえねえ、このCDの帯しらない?」

後輩「あ、ちゃんと捨てときましたよ



 …いつも穏和な(笑顔がステキと評判の)僕の仔猫ちゃんが

 この時ばかりは本気でぶん殴ってやろうと思ったらしいです。






 気持ちはわかるが。



 で、そんな話を知己の黒宮くんにしてみました。
 僕は「エッチラコ君も、僕の仔猫ちゃんも、どうしようもないだろう。アハハ。」「そうだなあ。オホホ。」などというちょっとした微笑ましい会話を淡く淡~く期待していました。


 僕「エッチラコ君も、僕の仔猫ちゃんも、どうしようもないだろう。アハハ。」

 黒「え、いや、ごめん。まじでわかんねぇよその気持ち。













 ごめんなさい。(病気代表)


 結婚したい。



 まだまだ自分も棄てたもんではないと思うんで、まあ、ただの色ぼけで終わるつもりはないんです、本当は。
 エキセントリックな色ぼけ。エキセントリックで家庭的な色ぼけ…どこだ?どこが矛盾している?

 見えない。


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