lanternzone
●ランタンzone
 ランタンを囲む会です。野外・屋内を問わず、ランタンのある場所が会場です。
 最新情報はTwitterをご確認下さい。


<開催日程>
・9月3日(土)15時頃~(ドラえもん生誕)
・9月10日(土)16時頃~
・9月15日(木)18時頃~(十五夜)
・9月23日(金)18時頃~(F先生ご命日)
・9月29日(木)18時頃~(Ez終了)
・10月8日(土)15時頃~
・10月13日(木)18時頃(十三夜)
・10月22日(土)15時頃~
・10月31日(月)18時頃~(主催者生誕前夜)

 11月以降は寒すぎて屋外での開催が不可能じみて来ますのでその後の展開は未定です。


<開催場所>
 場所は常時流転しますが、2016年9月1日現在、新宿中央公園の「富士見台」を定例の地にしたいと考えております。高台にあって見晴らしが良く、自然に囲まれ、屋根で直射日光や雨を防ぐことができ、非常に居心地が良いです。ただしもともとは散歩などで公園を訪れる人の休憩所としての役割を保つ場でもあるため、独占は控え相席もできるように努めていきましょう。

 新宿中央公園のアクセスについては以下を参照してください。
 Googleマップ 公園内部マップ 富士見台
 都営大江戸線「都庁前」ほか、「新宿」「西新宿」「新線新宿」「新宿西口」などからどうぞ。
 富士見台にいない場合は、「ナイアガラの滝」のある水の広場周辺か北側の芝生広場など、どこかほかの場所にいる可能性があります。主催者まで直接ご連絡いただくかTwitterをチェックして下さい。


<場の説明>
 ランタン(Jacky-o'-Lantern)を囲みながら、立ったり座ったり、飲んだり食べたりする会です。飲食物は基本的にお客さんの持ち寄りとなります。後述の「木戸銭」を入れていただければ、その場にあるものすべてが飲み放題・食べ放題となります。自分が持ってきたものだけでなく、ほかの人が持ってきたもの、前回来た人が持ってきて余ったものなど、すべて自由に飲み食いできることになります。
 主催者は紙コップや紙皿、割り箸、水など消耗品のほか、前回までに余ったものを持参します。焼酎やウィスキー、リキュールなどは責任を持って管理し、運搬しますのでじゃんじゃん持ってきてください。
 ランタンの傍らに箱がありますので、そこに「木戸銭」を入れて下さい。目安としては500~1000円程度と設定しますが、その時の経済状況や滞在時間など種々の事情に応じてお客さん自身の裁量で決めて頂きます。「10分くらいしかいないので100円で」「お金ないので300円」「1000円入れたいけど大きいお札しかないので今日は800円」「給料出たから2000円」と、適当な感じで構いません。
 戸の有無に関係なく、野外でも「木戸銭」と呼びます。ランタンを囲む場を一つの「空間」と考えるからです。その空間=場に入るためのお金ということで、儀式に近いかもしれません。
 家賃が存在せず運営費はほとんどかからないので、「金を取るなんて!」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。「それでも諸々お金はかかる」「主催者の人件費」といった考え方もありますが、何より強調したいのは、「場そのものにお金を払う」という価値観です。ランタンzoneでは、飲食物にお金はかかりません。時間にお金を払う、というわけでもありません。ランタンが象徴する「場」そのものに価値があると見なし、それに見合った(とお客さんが思う)お金を出していただく、という感覚です。
 家賃のかかる空間には、一時間につき○○円、という金銭的な価値がもともと存在しますが、そういったもののまったくない空間にも、価値はある、というか、人々によって生まれうる、はずなのです。

 モノよりも時間よりも、人よりも、大切なのはひょっとしたら「場」なのかもしれない、と考え続けています。その具体的な形として、ゴールデン街のバーや「おざ研」など、七年間ほど様々な形態で実践してきて、たまたま今「ランタンを囲む」というところにたどり着きました。これが結論かどうかはわからないし、正解かどうか、妥当かどうかもわかりませんが、やってみることにします。良い「場」となることを祈っています。
 良い「場」とは、より良き「場」を作りたい、という意志(たとえそれが無意識でも)が寄り集まってできていくものだと思います。そのための工夫は惜しみなくするつもりですが、当然僕一人の意志ではどうにもなりません。来て下さるお客さん一人一人の気持ちが、良い「場」をつくっていきます。たとえ楽しくない日があったとしても、「次はもっと良い場にしたい」という思いで、また来ていただきたいです。お金を払うにも、「場」の未来への投げ銭だと思って、そのわずかなお金が素晴らしい「場」を作ることに繋がると、ご協力いただければ幸いです。

 というわけで、少しでも気になる方は、現場に足をお運び下さい。そこにいるいちばん話しかけやすそうな人に「あのー……」と一言いえば、何かが始まると思います。基本的に、ランタン以外に何もないので、椅子を持ってきて座ったり、凧を持ってきて公園で揚げたりしても構いません。何も飲まなくても、食べなくてもいいし、誰とも積極的に喋らなくても問題ありません。隅で煙草でも吸いながら、みんなの話を聞いているだけでも問題のない空間です。話しかけてくる人がいれば、自分なりに適当に対応すれば誰も文句を言いません(文句が出たらそれもそれです)。だいたいのことは自由です。場のためのことを考えてくださるならば。






 主催者(Jacky)が2008年~2015年まで続けてきた「木曜喫茶」「木曜□」などの場が、ランタンzoneの前身となっています。詳しくは各会場にて100円くらいで売っている『場の本』(主催者の書いた冊子、30000字ちょっと)や、おざ研のホームページをごらんください。また、直接関係はありませんが新宿中央公園で毎年開催されている「花見沢俊彦」もヒントにしています。