未成年性考のにき(日記)ですが、子供どうしのことだから…というフレーズを思い出しました!
犬猫の喧嘩は犬猫どうしのことだからよくわからないですよね。子供どうしの性交まで禁止するのって、犬猫の避妊手術を人間の都合で行うようなことで、ちょっと子供の世界に介入しすぎというか、あまりにも子供を犬猫扱いしすぎな気もします。現代の建前では子供は人間に含まれているので(一応)そことのバランスもとらないとだし。 日記(にきと読む)に即して書くと、誰であろうと未成年を相手に性交するのは大人の世界のルールからすると判断バグ案件に見えるけど、子供の世界ではバグ案件ではない。
18歳になると18歳未満の人間と性交してはいけないのは、大人の仲間入りをしている者が子供の世界にズケズケ入ると罪になる、ということなのかな… そして18歳未満だと、子供の世界にズケズケ入ってくる大人がイイモンなのかワルモンなのか(いいもん/わるもん というワードは二十世紀少年からの引用です)、判らない人が多い。これを大人たちは「判断能力がない」という言葉で呼んでるのかもしれないです(18歳以上の大人は大人の世界のルールを理解している前提なので、「判断能力がある」)。つまり、セックスが重大ごとだからセックスから子供を守らなければならないのではなく、大人の世界から逸脱する大人の存在が重大ごとだから、そういう大人から子供を守らなければならない、という考え方なのかもしれないです。
子供に大人の善し悪しが判らない理由は、子供には過去に大人だった経験がないからだと思いました(転生してない限り)。大人の社会に未成年者として出入りしていたりとか、大人っぽい未成年者どうしの仲間内で大人ごっこ(揶揄ではなく憧れからこのように呼びました)したりしているのと、成年として世間から扱われるのとでは、成年/未成年という区切りがある限り、やっぱり全然勝手が違う気がします。未成年者のうちのあれこれは予習くらいにしかならないような… 根本的な問題は、子供の世界と大人の世界が乖離しすぎていることなのかもしれないです。
ただ最近では「いじめ」を犯罪として裁こうという流れも強まってきてるので、そのうち誰しもが未成年者との性交を禁じられるようになるかもしれないです。というか法律がいまだに許してるだけで(法律による自由の制限は最小限度に抑えなければならないので…)社会的にはそうですよね、たぶん。高校ではセックスしたことある子とか白い目で見られてたかも。法律が子供の世界に侵襲してきている…例の境目が無くなってきてる現象のひとつですね。
大人の世界を統べる代表的なルールは法律ですが、制限行為能力者(未成年者はそのカテゴリのひとつ)という法律ワードを使って考えてみても面白いかもしれないです。不勉強&長くなりましたのでこの辺で。
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☆なな☆
さん
投稿日:2025年06月10日(火) 04時22分
本当に長くなりました!!!侵襲すみません。
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ジャッキー
さん
投稿日:2025年06月10日(火) 21時25分
すばらしい書き込みありがとうございます。これは難しい問題で、僕こと芝浦慶一が『ぶっころせ!刑法39条ちゃん』(2670/2010)で問おうとした内容とかなり重なります。
たとえば、子供存在を犬猫と同等とするなら、クジラ、イルカ、障害者、心神喪失状態にある者などとの線引をどうしましょうね?という話にもなるということ。「制限行為能力者」の件ですね。
「子供は犬猫なんだから口出しすべきでない(しなくていい)」という話になると、じゃあ性交しまくってホウボウに子供を作りまくるような子供はメーワクだから去勢・不妊手術をしましょう!という話になりますが、子供はやがて大人(人間)になる、という点で犬猫と異なるので、「それはちょっと」ということになります。
しかし「子供の世界(犬猫の世界)」は大人の世界(人間の世界)とは切れていて、大人が子供に(人間が犬猫に)干渉するのはいかがなものか、ということですよね。子供にはその干渉を評価する能力がない(と大人の世界は判断している)ゆえに。(ここまで、ななさんの話を僕なりにまとめたつもりです。)
そこで問題は、「そもそもその区切り方で良いのか?」ということだと僕は思っているのかもしれません。
大人/子供(成人/未成年)という区切りを考えると、大人はかつて子供だったことがあり、一方で子供はそのうち大人になるという途轍もない不均衡があります。大人は子供のことをわかった気になれるし、子供は大人のことが「わからない」が、いつかわかる可能性が目の前に拓けております。それだけでなんだか面白い。
その線を「18歳」という一本の線でスッパリすることに僕は違和感を覚えるのかもしれないです。
書き込みの前半、「大人の世界から逸脱する大人の存在が重大ごと」というところ、なるほどと思いました。その「大人の世界」というところに、18歳になったら一瞬にして、強制的に連れていこうというのが法律の考え方で、素直にスゲーなと思うのです。今のところそれ以外に方法がないということなのでしょうが。
もし、この線の引き方がおかしいとなって、近い将来に「未成年者同士の性交は児童保護施設や鑑別所送り!」みたいになったら、位置エネルギー並の大予言として褒めてほしいな〜と思います。えへへ。
中学の先生をしていた24歳くらいの僕は、このあたりのことを踏まえて『39条ちゃん』を書いたのかもしれないな、と思いました。あらゆる「区切り」というものを疑いたくて。だからラストシーンでは知恵院とリカ先生が合体して共闘するわけです。(未読の方々、たぶんほぼ全員、ごめんなさい、どうにかして読んでください。)