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Makoto さん 2023年04月25日(火) 12時35分

氷砂糖のおみやげ聞き始めました。ラジオっぽいのが斬新だと思います。


  • ジャッキー さん 投稿日:2023年04月30日(日) 15時16分
     
    ありがとうございます!!!
    ラジオ大好きなのでラジオっぽくしたいです。CMや曲も本当は入れたいですが、今んところはこんなところで。

Ez完全有料化!!祝! さん HomePage 2023年04月01日(土) 17時42分

そして夜学バー6周年もおめでとうございます!4/1ってやっぱなんかはじまりの日って感じがしていいですねえ〜晴れた春の日だったのもまた浮き足立たせました。


  • ジャッキー さん 投稿日:2023年04月03日(月) 03時17分
     
    始まりの場所から真っ白な夜を超えて〜♪←歌ってる

    ありがとうございます。4月1日に始められて本当によかったです。
    Podcastを4月始まりにしたのも、新番組っぽくしたかったから。2週めになっちゃったけど、1週目はだいたい特番やるから。

返信不要 蝉海 さん 2023年02月20日(月) 21時48分

え? 明らか悪化しているみたいですけど、本気でヤバくないですか?
朝になっても立ってるのが厳しいなら、#7119かけていいと思います。
本当にご自愛ください。


  • ジャッキー さん 投稿日:2023年02月22日(水) 02時28分
     
    ありがとうございます、日記書きましたが今日病院行きました。とりあえず様子見をしております。

ジャッキーさんお誕生日おめでとうございます のめみ さん HomePage 2022年11月01日(火) 10時30分

お誕生日おめでとうを伝える手段はたくさんあるものの、ジャッキーさんのお誕生日は広く知られ、広く祝われなければならないので、BBSにてお伝えすることに致しました。お誕生日おめでとうございます!!!


  • ジャッキー さん 投稿日:2022年11月02日(水) 03時53分
     
    ありがとうございます!!
    時代は変わりましたが、BBSで一件、メールフォームで一件、お祝いがありました。嬉しい限りでございます。お店に来てくださった方、SNSでお言葉等をくださった方、心の中に浮かんだけど何となく連絡することはしなかった人、みなさまもちろんありがとうございました。

半世紀愛される函館の裏ソウルフード「名古屋うどん」 間借り人 さん 2022年10月13日(木) 18時30分

先日話していた、「名古屋発祥のものが何故かよその地名を付されて流通していく(例:台湾ラーメン)問題」に関連して、函館に「名古屋うどん」があったという情報を得ましたので、共有いたします。
https://dailyportalz.jp/kiji/hakodate-no-nagoya_udon


  • ジャッキー さん 投稿日:2022年10月27日(木) 21時23分
     
    昔は遠くの土地に行くこともあまりないし、二度と行けないから一度行った想い出が永遠になる、そしてメディアによって真実(?)が伝えられることもない。ヘロドトスやマルコ=ポーロの記述をみんな信じるしかないみたいなことだったのかもしれないですね。
    ともあれ名古屋うどん、函館に行ったら絶対に食べよう!と誓う札幌の夜です。

寄付始めました YT さん 2022年09月28日(水) 09時45分

遅くなってごめんなさい。
よき散歩を。


  • ジャッキー さん HomePage 投稿日:2022年10月05日(水) 16時53分
     
    ワイティー…ユキヒロ・タカハシ?? ありがとうございます! 健やかに歩きます.

一度そうなってしまったら、そうでなくなるのは難しい makoto さん 2022年09月07日(水) 21時47分

そうでなくなるのは難しくないと思いますが、優しかった人が仕事中毒になったり、立場や権力を得るにつれて徐々に変わってしまうのはよく見ますね。いやですね〜。
それが変わってまで得るものなのかよく考えるか、変わっていく自分を省みることぐらいはできてほしいですね。


  • ジャッキー さん HomePage 投稿日:2022年10月05日(水) 16時51分
     
    そうでなくなるのは難しいこともあるけど可能なことも多い、みたいなイメージです。
    「変わってまで得るものか」これですね。何かが変われば別のものも変わったり、何かと引き換えに何かを失ったり。

    失うものに対してその時は鈍感なくせに、あとから後悔や執着が湧いてきたりする人は殊にめんどうです。

あまりにも面白かったので にしまき さん 2022年07月27日(水) 04時43分

2022.7.26(火) ダチュラ・フェスティバル覚書(1)
今さらだけど本当に文章がうまいですね。
めちゃ面白かった。エンタメ性もありつつ、
夜学バーのこともよくわかるし、ジャキ的頻出重要テーマまとめみたいな感じも。
ときどき笑えるのもよい(特に「これ実は24日から書き始めてて、」のところ)。
タイムテレビでおうえんしてます


  • ジャッキー さん HomePage 投稿日:2022年07月28日(木) 20時33分
     
    にしまきさん実におひさしぶりでございます、書き込み光栄であります!

    今さらでも褒めていただけて嬉しい。長いし、とっちらかっているので「これで大丈夫か?」と心配していたところだからとりわけ助かった。

    あえて論理性を抜いたり、説明しなかったり、意味がとれないように(詩的に)したりといったジャキ的文体もすごく濃いと思うんだけど、面白かったなら嬉しいです。わーい。
    「これ実は」気に入ってくれてありがとう。急にこういうの差し挟むのもジャキ感ありますよね。勇気づけられました。がんばって自転車乗ります。

  • ジャッキー さん HomePage 投稿日:2022年07月28日(木) 20時34分
     
    説明過多と説明なしの丸投げとをぐゎんぐゎん行き来するのが最近の僕の趣味なのだなと自覚しました。

22周年おめでとうございます 間借り人 さん HomePage 2022年07月12日(火) 20時00分

遅れ馳せながら、ホームページ開設22周年おめでとうございます。

投票とコンセンサスの話、例えば国会審議においても「全会一致で決議」というのは珍しくもない話で、時折重要法案の採決に関して「強行採決」が問題になるのは、熟議を経て、一定程度のコンセンサスを確保した上で採決に及ぶのが通常であることの裏返しということが、世の中であんまり意識されていないのではないかと思うことがあります。小沢さんはあえて単純化して書いているのだと思いますが、実は投票の裏にコンセンサスが貼り付いていたり、コンセンサスの先に投票があったりする。

(関係ないですが、政治に関する話で小沢さんというと、どうしても小沢一郎が優先的に浮かんでしまいます。平成政治史を眺めていると、小沢一郎というダークヒーローに魅力を覚えずにはいられません)

でもって、個人的には、投票とコンセンサス以外に、「個人または少人数で勝手にやり始めて/作り始めて、みんなが乗ってきたら一緒に進めていく(うまく行かなかったら改善したり捨てたりする)」という方法論もあり得るだろうと思います。仮にこれを「(科学技術によらない)エンジニアリング」と呼びたい。

組織の成員が予め確定されているのであれば、投票かコンセンサスが必要なんでしょうけれど、成員を確定する必要がない(これから組織化すればよい)のであれば、エンジニアリングが有効に働く、というか手っ取り早い。

お店の経営とは正にエンジニアリングなのでしょうが、文章を発表するというのもエンジニアリング的側面があるかも知れない。

小沢さんはおそらくあえて単純化して、文章に対する反応を「わかる/わからない」と二分化してから話を展開していますが、エンジニアリングに対するエンジニアリング的応答として「新たな読み方を加える/話を付け足す」というような方法があり得るでしょう。

話がまた政治の方に寄ってしまいますが、例えば環境や原子力政策のような、気の遠くなるぐらい遠い未来を見据えて判断しなければならないものについて、現代人の「投票/コンセンサス」が十分でないことは当然でしょう。時間が進むにつれて画期的な対策が発見されることもあれば、にっちもさっちもいかないレベルに追い込まれることだってあるでしょう。どうしたって新たな理解や付け足しが加わってきて、エンジニアリングが必要になる。

日記というのも間違いなく、未来に向けて書かれるエンジニアリング的文章なのだろうと思います。


  • ジャッキー さん HomePage 投稿日:2022年07月13日(水) 15時27分
     
    ワガイヲエタリな書き込みありがとうございます。

    コンセンサスが「全会一致するまで手を挙げさせ続ける」を意味することもよくあって、それは投票と遠くない部分はありますよね。
    「〇〇くんのこと信じてあげるって人、手を挙げて〜? あれ? 挙げない人がいるなあ〜 どうしてかなあ〜 先生は〇〇くんのこと、信じるけどなあ〜。ほかのみんなも信じてるみたいだよ〜 どうして△△くんは手を挙げないのかなァ〜?」的なのが、コンセンサスと呼ばれる場合もあって。そうなると実力ある人、声のでかい人、あるいは多数派が挙げた手に結局はしぶしぶながら追随するしかない、ってことは多いはず。

    そういう意味でも、「投票は×、コンセンサスは〇」とは僕も思ってないですし、たぶん流石に小沢さんもそこまで単純には思っていない、と思いたいものです。

    ただ、「コンセンサス的な意思決定が多くの小集団で行われる」ことが常態となれば、大好きな中根千枝先生の言うごとく、小集団の連なりたる日本全体もウネウネとそのような動き方をするようになる気はするので、多数決でない(たとえば「調節型」「取引型」の)意思決定が増えることは良いようには思います。

    僕が『文学のテクノロジー』で感心するのは、文学(文章、あるいはその長さ)についての話であって、投票のこととかはどうでもいいといえばいいです。ただ、「投票が敵味方を作る」ということはまさしくそりゃそうだ、そこは大事だと思います。
    こないだまで「分断」って言葉がすごい流行ってたけど、投票も分断を生むものだと僕は思います。だからといって、投票はしないほうがいい、すべきでない、すぐさま廃止すべきだとか、そういうことを言っているわけではありません。(これは間借り人さんに言っているわけではなく、広くご来訪者様に向けて書いております。)


    さて「エンジニアリング」。
    僕もこれは良い動き方と思います。またも中根千枝せんせーを援用いたしますが、日本のような「小集団社会」には合ってそう。

    日本社会はまだまだ「組織の成因が予め確定されている」型が強いのですが、少しずつ「ユニット型」に移行しているというのが僕のずっと書いていることでもあります。
    2016年にSMAPが解散したとき、もう「集団の成員が確定している」という時代は終わったのだと思いました。これからは「ついては離れる、ユニットの時代」になるなと。
    「おいでやすこが」なんかはその象徴でしたね!(象徴にしてはなんか安っぽいけど)

    時代の流動性はどんどん速度を増し、「その都度」考えなくてはならないことが増えていきます。ホームページのごとく「更新」が必要なのです。(今ならアップデートって言葉になっちゃうけど……)


    僕の日記は本当に、どんどんバグ修正されている感じがあります。過去に書いたことについて、自分で愚かだと思う部分は多々ありますが、それを踏まえて少しずつ改良されていって、常に最新かつ最良の「今」がある、という感じなので、まあ自分で言うのもなんですが最先端なことを、22年も、続けてきて偉いよジャッキーさーん、って、思いまーす。

⭐︎22⭐︎ なな さん HomePage 2022年07月11日(月) 23時46分

ジャッキーさんこんにちは!ホームページ22周年おめでとうございます^_^
いつも読むのを楽しみにしてます!長生きしてください^_^(長いJ)


  • ジャッキー さん HomePage 投稿日:2022年07月12日(火) 01時47分
     
    ありがとうございます!!がんばります。励みになります。
    長いJ  ポリスはスーパーカー

  • なな さん HomePage 投稿日:2022年07月12日(火) 03時02分
     
    がんばっていますよね。応援していますよ^_^
    長い幼稚園 ポリスはスーパーJ

文学のテクノロジーが見つからない ayako さん 2022年07月11日(月) 14時43分

HP開設22周年おめでとうございます。
電車で15分くらいの通勤なのですが、読むのにちょうど良くて時々、日記読ませて頂いてます。長い文章でも、短い文章でも面白い文章は大好きです。
こちらには遡って、グッとくる文章を見つける楽しみがありますね。


  • ジャッキー さん HomePage 投稿日:2022年07月12日(火) 01時49分
     
    おお、めっっっちゃめちゃくちゃありがたいです。
    22年前には最先端の超ハイテクだったものが、今ではちょっと古風になってますよね。なんとか続けていって、生ける化石となりたく存じます。
    できるだけ面白いこと、書けるように精進します。

    冊子見つかるまで、こっそりと引用をお楽しみください……。

8日と10日の日記について 蝉海 さん HomePage 2022年07月11日(月) 01時50分

蝉海です。HP開設22周年おめでとうございます。
8日(金)と10日(日)の日記なんですけれど、一言で所感を申し上げると次のような感じです。

「文学と政治的問題を接近させすぎていて、あるいはハードルを高く設定し過ぎていて、現実の問題から乖離しまっている」

ここでいう文学とは、「価値判断の知識体系と方法論」くらいに捉えて頂ければと思います。
いま日本人が共通に抱いている政治的問題は大きく分けて、財政的問題と共同体的問題に分けられると思います。
前者は具体的に言うと、「市場に出回ってる貨幣と平均所得が絶対的に足りないのに、緊縮財政を続けている」ということが考えられ、
後者は、「家庭・地域・学校・職場など共同体の結びつきが弱く、政治教育が希薄になって、政治リテラシーが低くなった」とことが挙げられるでしょうか。
まず前提として、財政的問題は為政者の判断次第で具体的かつ迅速的に解決しやすいのですが、
共同体的問題は抽象的になりがちで精神論に赴きがちであり、解決が困難といえます。
文学は、共同体的問題に属する諸問題に取り組む理論的支柱として機能する可能性はあります。
しかしながら、その方法は余りにも迂遠です。
現代の有権者は財政的問題にしろ共同体的問題にしろ、
「生命の危機」を感じるレベルにまで逼迫されられている人や、そういう人に同調する人が多いのです。
現代貨幣理論、財政学、法律学、統計学などの具体的な方法論を提示せずに、
文学的なアプローチを取ってしまうと(それがどれだけ論理的に正しかろうと)、
有権者たちからは「自己責任論だ!」「上級国民の願望を押し付けるな!」と解釈されて、
退けられてしまう可能性が高いのです。
それぐらい日本は「精神の貧困」という状況に陥っているというのが、私の認識です。

釈迦に説法であると思いますが、日本のインテリ・エリート階級が政治的問題に対して文学的なアプローチを提示して、
政治的問題を抱える大衆から怒りと失望を買って乖離するというのは、戦後以来のこの国の宿痾であります。
この文学的虚飾に対して大衆は、政治への「近寄り難さ」を覚えてしまい、
政治参加への意欲をなくして、最も簡単な政治参加手段である「投票」すら足が遠のかせます。
その他の政治参加方法を考える「知恵」なぞ、望むべくもないでしょう。

それで、ここからやっと日記の内容に入るのですが、
申し上げにくいのですが二日間の日記から読み取れるジャッキーさんの問題意識も、ある程度この陥穽のうちにあると思いました。

8日(日)は投降時刻が15時頃で、例の事件の情報がまだ不十分だったこともありますが、
基本的な論旨は変わらないと思いますので、その時点での版に対して感想を述べさせていただきます。

論旨は「民主主義の陥穽」「テロルの欲望」ということでよろしいでしょうか?
まず率直に言ってしまうと、極端なオピニオンの対比や例示が目立つなどのレトリックが先行していて、そのテーマにおいて語られるべきことが十分に議論できていない、という所感を受けました。これは、いつものジャッキーさんの文体であることは百も承知していますが、センシティブな問題、それも直近の時事問題(と簡単に類推できてしまう)に関する文章でこのスタイルは、やや疑問を呈したく思います。
それで内容なのですが、まず民主主義の陥穽という観点で意見を述べますと、
これを解決する方法の一つとして「抵抗権(革命権)」が挙げられます。
ご存知の通りロックが提唱したこの考えは、フランス革命やアメリカ独立などの理論的基盤となりましたが、
現代でそれをやるとまさしくテロルです。
したがって合法的な形で、この抵抗権を行う必要が出てきます。
国外ですと、間接民主制を取りながら抵抗権を有する西ドイツ憲法(ボン基本法)などはありますが、
本国では国政レベルだと残念ながら法律で保障された抵抗権は不可能です。
そこで出てくるのが、まさしく本記事の
「ではどうしようか? というのを必死に考えるために、人間の知恵というのはある」
という結論なのでしょうが、残念ながら前述した通り、
もはや国民にはこれだけの政治行動を組織化できる余力がありません。
月並みな結論で申し訳ありませんが、現状では「『よりマシ』な『ありもの』」に便乗しつつ、
知恵を模索するしかないのではないでしょうか。

次に、10日(日)の記事なのですが、基本的に引用が中心なので、引用部分について所感を記述します。

まず三島由紀夫の文章ですが、この議論は時代背景が全く異なり、これを現在の政治的問題に直結させるのは危険です。
三島が全共闘の学生と議論した1969年当時は、「暴力」に対する距離は現在よりもかなり近かったのです。
「無前提に暴力否定」というのは自民党や共産党の一部エリート階級のみで、
有権者の間で暴力は、階級や身分に拘らずありふれていました。
言い方を変えると、「暴力」はマジョリティのものだったのです。
そして、三島が相手取っているのは(少なくとも建前は)大衆を率いるエリート革命戦士です。
だからこそ、全共闘の学生は三島の「暴力→対立」という梯子的政治論に耳を傾けるのです。
「暴力→対立」という構図を、一般学生や労働者に組織化する際の理論に組み込めないかを、模索しているのではないでしょうか。
もちろんジャッキーさんの言うとおり、
三島のこの論の本質は「対立」という概念を用いた関係論でありますが、
前提となる時代背景や対話者の特殊性が際立っている議論であり、
現代的な政治的問題への援用は難しいと思います。

小沢健二さんの文章は、「投票論としては」申し訳ないんですけど考慮に値しないレベルです。
投票制度に関する認識に穴が多く、普通選挙に対する例示が余りに不適切で……。
ただし「コンセンサスを取る」という一点については、職場単位の労働組合などでなら良案だと思います。

色々述べましたけれど、私の意見は
「現代日本は投票以外の政治参加のハードルが高過ぎて、今すぐできる最善手は投票しかない」
ということです。
「これだけネチネチ言っておきながらこのオチかよ! そんなもの俺も考えたわ!」
と思われることでしょうが、何卒ご寛恕いただきたく存じます。
長文大変失礼致しました。


  • ジャッキー さん HomePage 投稿日:2022年07月12日(火) 02時41分
     
    なかなかちゃんとお答えするのが難しそうなのですが、がんばって順々に思ったことを書いてみます。箇条書きで。

    ・>「文学と政治的問題を接近させすぎていて、あるいはハードルを高く設定し過ぎていて、現実の問題から乖離しまっている」
    僕は乖離しているとは思いませんが、即効性のあることを言っているつもりはないので、その意味では「現実の問題にすぐに対処するために役立つこと」は書いていないと思います。

    ・仰る通り僕は「迂遠」なことしか申しておりません。

    ・僕は文学をやっているつもりではあっても文学的なアプローチをとっているつもりはありません。具体的な何かに向かっているとは思っていません。
    関心事は「結果として僕の文章が、世の中を良くするものかどうか」です。
    もし蝉海さんが「この文章は世の中を悪くします」と仰っているのだとしたら、僕は「この文章は世の中をよくする」と思っているので、そこを焦点とした議論は生まれ得ます。

    ・>論旨は「民主主義の陥穽」「テロルの欲望」ということでよろしいでしょうか?
    前者については、そう読めることを書いたかもしれません。後者は分かりません。「テロルの欲望」が論旨、ってのは意味がわからないので判断できません。テロルの恍惚、意思、誘惑という語は使いましたので、そのあたりを解釈して「欲望」とまとめてもさほど問題はなさそうですが、それが「論旨」とはどういうことでしょう。「テロルの欲望は〇〇である」とか「テロルの欲望による××」とか、論旨っぽく表現していただけると助かります。

    ・僕はテロ、テロルを否定しておりません。10日の記事にもあるように非合法な方法を容認すらしています。法律で保障された方法を必ずとらなければならないとも思っていません。

    ・僕は「ありもの」に便乗することを否定しましたか? 《そこに便乗するだけでは、とても知恵とは言えない。》と書きました。便乗しつつ、知恵も絞ればいいと思います。

    ・僕は三島の発言を、「現代の政治的問題に直結」「現代的な政治的問題への援用」しましたか? していないと思うし、するつもりはありません。
    このタイミングで引用するのだから何か含みがあるのだろう、と思うのは自然ですし、実際なんらかの「含み」はあったと自分でも思います。しかし、その含みを↑のように解釈するのはなぜですか? 僕はそんなつもりないです。「今これを振り返ることに意味がある気がする」みたいなことは、考えました。だから引用したわけです。
    いったい僕は三島の発言を、何とどのように直結し、何にどのように援用したのですか? 僕にはまったくわかりません。無責任ですみません。この引用とそれについての僕のコメントによって「世の中が悪くなる」と僕が思ったら、即座に記事を削除又は修正します。

    ・僕は小沢さんによる「投票をモチーフとした二つの例文」には一切触れておりません。言及しないのに全文引用した理由と気持ちは本文に書いています。
    >投票制度に関する認識に穴が多く、普通選挙に対する例示が余りに不適切で……。
    ここについては、小沢健二研究家としてぜひ具体的に、どんな穴があり、何が不適切かをお伺いしたいです。
    ただし、小沢さんは二つの例のうち、どちらが正しく、どちらが間違っているとは明言していません。もちろん雰囲気としては後から例示したほうに心情寄り添っている感じはありますが、そこは巧妙に明言しないよう注意していると思います。だから僕も触れないようにしました。
    小沢さんは二つの例文のうち、どっちが正しいとは言っていないはずです。「こういう可能性も考えようよ」「こういう発想もあるんだよ」というのは本音として想像できますが、どういうつもりであの例をあのように引き合いに出したかは実際不明です。
    ともあれ僕の関心事は、「あの文章が世の中をよくするか、悪くするか」の一点に尽きます。
    そういうところも含めて、ご批判・ご分析ありましたらご教示いただけますと嬉しいです。ファンとして単純に興味があります。

    >「現代日本は投票以外の政治参加のハードルが高過ぎて、今すぐできる最善手は投票しかない」
    「政治参加のうち今すぐできる最善手は投票しかない」という意味なら、「政治参加」の定義によってはその通りかもしれません。しかし「政治参加のうち」という意味でない、あるいは「政治参加」の定義を広めにとるとしたら、「今すぐできる最善手は投票しかない」という言葉に僕は100%反対です。「簡単に実行できる善き手の一つは投票である」とかなら分かります。もっと色々やれることはあると思います。投票が善き手と信じるなら投票をして、他のこともすればいいと思います。どんなに余裕がなくても、「共産党バンザイ! 共産党バンザイ!」と叫びながら歩くくらいはもののついでにいくらでもできると思います。あるいは、できるだけ人に優しくするとか。余裕がないなりに、ほんの少しでも笑顔を増やすとか。

  • 蝉海 さん HomePage 投稿日:2022年07月14日(木) 01時59分
     
    蝉海です。ご丁寧なご返信をいただき、ありがとうございます。
    12日(火)に補足された分も含め、8日と10日の日記を読み返したのですが、
    ご指摘の通り、先日の私の投稿には、
    「書かれていないことを書いている」「明らかに誤読してしまっている」
    と自分自身思う箇所がいくつもありました。
    これについては、まさしく私が自分のポジション(立場)に無自覚で、
    そのバイアスの許で勇み足に書き込んでしまったためだと思います。
    まず、このことについて率直に認めるとともに、
    非生産的な誤読をしてしまった箇所についてお詫びを申し上げます。

    日記の内容に入る前に、まずは私の「暴力・テロ・非合法」に対する立場と、
    その理論的前提を明らかにしないことには、
    再び話がすれ違う危険があるので、長くなりますがそちらの方から述べさせていただきます。

    私は、基本的に「暴力やテロはいけない。非合法は場合による」という立場に立ちます。
    何故なら、現代社会の基本的な成立要件である「人権」に反する結果を招く危険があるからです。

    「個人が人間である権利であり、人間とそうでないものを区分する作用を持つ」人権は、
    全ての人間社会の出発点です。
    人権は、自然法を提唱する近代の法哲学者によって発明されたのではありません。
    彼らは、自然法という思考の枠組みを作っただけで、
    自然権である人権は、先史時代より存在してきました。
    近代以前の人間たちは、「人権」という概念こそ知らなくとも、
    「人間とそれ以外のものを分ける」という理性が備わっていたことは、疑いようもありません。
    しかし前近代の世界では、時の為政者や為政者に従う多数派(宗教など)によって、
    「人権のある人間とそうでない人間」が意図的に区分されてしまっていました。
    人権を「自然に与えられ、何ものにも奪うことのできない権利」と解釈した自然法論者は、
    「人権を恣意的に与奪する権力者」に対して抵抗権を唱えました。
    この抵抗権に基づき、民衆は当時の権力である王侯貴族を打倒するか、
    対等な権限を認めさせ、近代民主制を誕生させました。
    しかし、その民衆の革命の指導者たちであるブルジョワ階級は、
    自分たちが負かした王侯貴族と同じように、恣意的に人権の適用範囲を操作するようになりました。
    暴力やテロルによる勝利に酔いしれた彼らは、人権の「所有権」としての性格ばかりを重視し、
    侵略や差別と言った人権侵害を国内外で引き起こしてしまいました。
    そこで私たちは、暴力やテロルに頼らず、
    人権の本質である「人間が人間である権利」を具体的な権利にするべく、
    社会権などの新しい解釈を法律に加えるなどして、何度も改良を加えられ続けてきたのです。
    反対に、人権を否定する形で暴力やテロルによる抵抗をイデオロギーとする国家は、
    次々と衰退し、滅亡してきました。
    このように歴史を振り返れば、人権を出発点とする近代国家が相対的に最良の政治体制であり、
    それに反する結果を招いてきた暴力やテロルは、厳格に否定するというのが私の立場です。

    また「暴力・テロ・非合法」を容認する考えは、現代の日本の政治状況において相性が悪いのです。

    現代日本の政治勢力は、左右中道リベラル関係なく、ほぼ全て「ムラ」社会化しています。
    集団内部の利害に関心が向きがちで、参入のハードルは高く、秘密性が強いです。
    このような集団においては、「暴力・テロ・非合法」は彼らの利害を守るためだけに行使されがちで、
    政治腐敗を促進する結果につながることは想像に難くなく、現状の社会的問題の解決には向かいません。

    それと現代の日本人は、厭戦気分と同時に政治的な暴力やテロが多かった高度経済成長期などと比べて、
    全体的に感情のレベルで暴力を忌避し、法律に準ずることを良しとする傾向があります。
    暴力やテロを肯定する考え方を訴えても、(条件付きであっても)多くの民衆の共感を得難く、運動は成功しないと思います。
    前回、「合法的な形で、この抵抗権を行う必要が出てきます。」と言ったのは、このような理由もあります。
    加えて反体制側の非合法活動は、ビラ撒きの様な軽微なものであっても摘発され易く、戦略的な面でもデメリットが大きいのです。

    ただし、私も教条的になりたくなく、裁量的な考えは捨てたくないという点では、
    ジャッキーさんと共通していると思います。

    前提はここまで、ここから具体的な返信に入ります。
    まず、私はこの二日間(とその補足)の文章が「世の中を悪くする」とは思っていません。
    ただ、現実の政治的問題に対してうまく噛み合っていないんじゃないか、
    と投稿した時点で思い、今の私の意見を述べさせていただきました。

    「テロルの欲望」が論旨、ってのは意味がわからないので判断できません。>
    これについては、私の書き方が不味かったです。申し訳ありません。
    私は8日の文章内容を、「民主主義の陥穽がテロルへの欲望を引き起こす」というような論旨として捉えました。
    しかし読み直して、かつご返信も踏まえると、
    飽くまでもテロは例であり、どちらかというと「既成の手段に便乗する『だけ』」に陥ってしまうことへ対する批判が本旨なのかなと、思い直しました。

    僕は「ありもの」に便乗することを否定しましたか? 《そこに便乗するだけでは、とても知恵とは言えない。》と書きました。便乗しつつ、知恵も絞ればいいと思います。>
    ここは、私の読み落としです。
    既に補足の方にも書かれておりますが、8日、10日の記事の結論は、
    私の意見と近いものだと思います。

    「ジャッキーさんは便乗はしてもしなくてもいいという立場のようですが、私は絶対に便乗すべきだと考えます」というふうな主張であれば、争い(?)は成立します。>
    絶対に便乗するべきまでは思いませんが、「便乗した方がいい」くらいには思っています。
    既成の手段すらハードルが高い以上、比較的効果的で簡単に実行できる方法の代表が投票ですので。

    大昔にもし言っていたら、ぬかってるので教えてください。>
    比較的近いのは、この記事ですね。
    「がんばって、投票に行かないようにしなければならない。それを多数派にせねばならない。」という記述があります。

    ここを押して

    僕は三島の発言を、「現代の政治的問題に直結」「現代的な政治的問題への援用」しましたか? していないと思うし、するつもりはありません。>
    この部分も、完全に私の勇み足ですね。すみません……。
    ただこの文章に関しては、小沢さんのと比べて引用した理由がほとんど記述されていないように見受けました。
    また内容面においても、非常にプロブレマティックな政治思想の強い文章であり、
    今回の事件を受けて困惑している人にとっては、
    引用の意図についてやや誤読を招く危険があるかもしれません。
    もう少しジャッキーさんの補足があると優しいかな、とは思いました。

    >投票制度に関する認識に穴が多く、普通選挙に対する例示が余りに不適切で……。
    まず、この小沢さんの文章は、「投票は敵と味方をわける」という前提に立っています。
    この段階で引っかかるものを覚えます。

    選挙は基本的に、秘密投票が原則です。
    立候補者や選挙協力人、著名な党員や公然活動家などは、たしかにどの陣営についているかがわかってしまいますが、
    単なる有権者レベルであれば「誰が誰に投票したか」は普通わかりません。そして、そういう人は多数派のはずです。
    小沢さんの言うような、選挙における敵・味方の対立や禍根を発生させないために、
    民主制国家では秘密投票の方法を時代ごとに改良してきたのです。
    この観点が全く抜けています。

    あと、投票はどうしても敵・味方意識を作ってしまう、というのならば、
    「投票の結果によって敵・味方意識を抱かない」政治的主体性を育むために、
    議論を重ねてコンセンサスを得るというわけにはいかないのでしょうか。
    学校・職場・地域で投票や事前討論のシミュレーションを行うなど、
    政治教育はいくらでもやりようがあるのではないでしょうか。

    それと普通選挙に対する例示が、「コンセンサスを得る」というのも余りに非現実的です。
    家庭のようなインフォーマルな共同体であったり、
    参加人数が少ない組合(400人のコンセンサスを得るのはすごいことではありますが、)であるから、
    コンセンサスは取れるのであって、一億人ではどう考えても無理です。
    もちろん、一度民衆の利害を代弁する代表が選出されてしまえば、
    間借り人さんがおっしゃるように国会審議などでコンセンサスを得ている事例はあります。
    しかし国民全員となれば、
    公平性が高く参加への敷居が低くて簡易であり、時間のコストがかからない投票というシステムは、
    やはり民主制を維持する方法の中心として置かれざるをえません。

    このような抑えるべき点を抑えていない、不適切な例示を出すということをしてしまっているのは、
    やはり小沢さんが「投票をすると、敵味方ができてしまう」というポジションに立っているからじゃないかな、と思います。
    もっともこの文章の主題は「投票の是非」というよりは、
    「文章の短調と文学リテラシーとの関連性」といったところじゃないかなと思うので、
    あんまりここに引っかかることに意義もないのかもしれませんが……。

    投票が善き手と信じるなら投票をして、他のこともすればいいと思います。どんなに余裕がなくても、「共産党バンザイ! 共産党バンザイ!」と叫びながら歩くくらいはもののついでにいくらでもできると思います。あるいは、できるだけ人に優しくするとか。余裕がないなりに、ほんの少しでも笑顔を増やすとか。>
    さっきの話の繰り返しになりますが。
    ジャッキーさんが「投票含め、既存の方法に便乗しつつ、知恵を絞って新しい方法を考えよう」という結論を示していることは、理解しました。
    以下は飽くまでも例示なので、余り深くは突っ込みませんが、
    多くの国民はいま、そのようなことができる余裕と地頭がないように思えるのです。
    私たちは、この絶望的な事実から出発する必要があり、
    そのなかで知恵を絞る方法論を、啓蒙していければいいと、私は考えています。
    (なお、ジャッキーさんが絶望的な事実を認識していない、とは思っていません)

    前回に引き続き、長文失礼致しました。

  • ジャッキー さん HomePage 投稿日:2022年07月14日(木) 15時36分
     
    ありがとうございます! この度の書き込みについて不明な点は特にありません。

    蝉海さんは、一つの言論に接するとき、「『現実の政治的問題』に対して適用可能かどうか」を常に考えているようにお見受けします。

    たとえば、小沢さんはこれまた巧妙に、「投票の代わりにコンセンサスを用いよう」とは言っていないわけですし、ましてや「国政(ないし地方議会議員)選挙の代わりにコンセンサスを用いよう」とは言っていないのです。「投票の欠点を避けられる方法としてコンセンサスというやり方がある」とだけ、慎重に述べております。

    ところが蝉海さんは、「これを国政(ないし地方議会議員)選挙等に用いるのは不可能だ」ということを言っていると思います。《普通選挙に対する例示》《一億人ではどう考えても無理です》《しかし国民全員となれば》など。
    もちろん小沢さんも悪くて、「投票は大切な大人の責任」「良い社会をつくるために、投票を」というような、普通選挙を想起させる言葉をあえて使ってるわけですから、「普通選挙に対する例示」と読むのを誤読とばかりも言えません。その箇所に関しては明らかにそうとしか読めません。ただし、その後は「投票」概念そのものの話に移っていきます。
    「強い社会をつくるために、なるべく投票をしないこと大切です。」という例文は、「選挙に行くな」という具体的なメッセージではなく、「投票という方法を用いると敵味方ができてしまうので、あらゆるところで、あまねく、投票という現象を減らしていきましょう」という提言に僕は読めます。もちろんその中に、結果として普通選挙も含まれるでしょう。

    ただ、彼のことを決してバカではなかろうと信じている(信者たる)僕は、コンセンサスを現行の「政治」にそのまま応用させることが非現実的だということくらいは小沢さんだって当然わかっていると思います。だからやはりそうは書いていないのだと思います。

    むしろ小沢さんは、一億人同時にコンセンサスを得るのは不可能だから、一億人同時にコンセンサスを得なくてもいいような世の中は実現できないか?(もちろん投票もNO)くらいのことを考えていそうに思います。(これは無根拠な僕の想像です。)
    つまり小沢さんは「現実的な政治問題」にほぼ目を向けておらず、もっと抽象的、観念的な、なんならもうSFレベルの夢想を語っているのだとも思えます。

    『逆襲のシャア』でシャアは地球にアクシズを落とすという実力行使を企てるわけですが、それに抗するアムロは、特に具体的なヴィジョンなく、「わかってるよ、だから!世界に人の心の光を見せなけりゃならないんだろう!」と観念的なことだけを言います。小沢さんはアムロなのです。たぶん僕もアムロです。
    「見せてくれ 心の中に ある光」(575)とは小沢健二さんの『ある光』という曲の歌詞です。(どうでもいい)

    秘密投票のくだりについても、《この観点が全く抜けています》とありますが、秘密投票の観点の有無によって、小沢さんの文章は特に変わらないのではないでしょうか。現実としてTwitterとかにも「自民党に入れるやつは〇〇」みたいな言葉は溢れておりますし、心中で「あー、自分が入れた候補、ダメだったかあ」と思うのは自然にありますよね。
    投票は敵味方を現実として作っていますし、敵味方意識も育んでいると僕は思います。だからこそ、それを「教育」によって是正しようというのは真っ当な考えという気がします。

    また、《投票というシステムは、民主制を維持する方法の中心として置かれざるを得ません》とありますが、小沢さんは「民主制」を維持すべきだと考えているのでしょうか? 実はそうじゃないのかもしれません。だから(あんなに頭がいいのに)平気で投票を軽視するような発言ができるのかもしれません。
    もし、小沢さんが民主制の維持にこだわっていないのだとすれば、「そんなんじゃ民主制が維持できないよ」と言っても意味はありません。
    むしろ「民主制以外のありかた」を念頭に置いている可能性もあります。

    現実の政治的問題を考えると、現実は民主制なわけだし、とりあえず民主制を維持しておいたほうが無難な気がするので、とりあえずその前提で考えたくなりますが、「現実の政治的問題」を傍に置いて考える人もいます。


    >多くの国民はいま、そのようなことができる余裕と地頭がないように思えるのです。
私たちは、この絶望的な事実から出発する必要があり、
そのなかで知恵を絞る方法論を、啓蒙していければいいと、私は考えています。<

    ここについては90%同意します。
    10%は「方法論を、啓蒙」という部分です。そこまで深く考えてはいませんが、方法論の啓蒙以外になんかあればいいんですけど……。



    前後しますが、

    >現実の政治的問題に対してうまく噛み合っていないんじゃないか

    と僕の文章に対して思われたとのこと、それはごもっともです。現実の政治的問題には噛み合っていないと僕も思います。噛み合わせようとも思っておりません。
    そもそも僕は「政治的問題」というのがどういうことを指すのかもわかっていません。


    さらに前後します。

    >このように歴史を振り返れば、人権を出発点とする近代国家が相対的に最良の政治体制であり、
それに反する結果を招いてきた暴力やテロルは、厳格に否定するというのが私の立場です。<

    これは、暴力とかテロルの定義の問題になるかもしれません。僕だって人種差別に基づいた大量殺戮とかを肯定するつもりはありませんし、なんらかの目的を達するために行われる無差別殺人も肯定はしません。

    ただ、今まさにたとえば「人種差別に基づいた大量殺戮」をしようとする人間の、その行為を止めるためにその人を殺す(殺さずに止めるのが最良ですが、例えばすぐにピストルで撃たないと間に合わない、等の状況があった場合を想定します)のを、果たしてどこまで「厳格に否定」できるのかは、難しいところだと思います。おそらくどこかで、「これは暴力ではない」というラインが引かれるはず。

    僕は悪い結果を導く暴力は嫌いですが、良い結果を導く暴力は認める価値があると思います。しかし、良い結果を導く暴力のことを、人は暴力とは呼ばないでしょう。さてその「良し悪し」は誰が決めるのか?
    結局、暴力であるかどうかを「誰か」が決める必要がある。その判断をより優れたものとするために、司法が洗練されていくということなのですよね。

    そしてその洗練された司法ですら(その洗練の途上であるがゆえに)取りこぼしてしまうものがあるから、時に非合法も許される場面が(現状では)あるのではないか? というようなことを、僕は思っています。


    >また「暴力・テロ・非合法」を容認する考えは、現代の日本の政治状況において相性が悪いのです。<

    僕は政治状況だけのことを言っているのではありません。
    蝉海さんはここで、「政治勢力による暴力・テロ・非合法」について語っています。その後も「運動」「活動」という言葉が出てきて、どうも「ある政治的目的を持った勢力または個人」についてのみ語っているように見受けられます。(僕はもっと広い範囲で考えています。)
    「テロ」についてはまあ、おそらくは定義上、政治的な目的と不可分だと思うのでいいのですが、暴力と非合法については、何も政治的な目的でのみ行われることではありませんよね。
    例の事件も、政治的な目的があったらテロだけど、それがなければただの怨恨殺人になりますよね。それでも結果としては政治と社会を揺るがす大事件なので、別の語られ方をするかもしれませんが。

    ところで、暴力や非合法はたぶん現状、政治の世界にいくらでもあって、「特定の宗教団体」にまつわることもその一部。〇〇事件を追っていたジャーナリストが不審死!みたいなのも本当に政治がらみの可能性があります(陰謀論と言わないで〜)。

    「現状の社会問題の解決」のために、暴テ非(略した)を用いるのは分が悪いにしても、「現状の社会問題」には暴テ非が蔓延っている。これにどう対処すべきかという。
    卑怯な手を平気で使う巨大勢力にはなかなか勝てない、だから毒をもって毒を制すという発想があってもいいとは思います。しかし「目には目を」という野蛮な発想ばかりでもどうしようもない。どうしたらいいのでしょうね。「啓蒙」ももちろん一手ですが。

ホームページお誕生日おめでとうございます のめみ さん HomePage 2022年07月11日(月) 00時00分

初カキコです…。
ホームページお誕生日おめでとうございます。
きっと熱心な読者の30人のうちのひとりであると思います。
これからも更新楽しみにしております!


  • ジャッキー さん HomePage 投稿日:2022年07月12日(火) 01時51分
     
    初カキコに返信…ども…
    このBBSは開設当初のデザインを踏襲している(おそらくそのはず)ので、動いているだけで嬉しいです。これからも頑張ります。訳のわからない時も多いかもしれませんが、自由に闊達にやっていければと思います。自分と一緒に変わっていく感じで。
    HomePage欄を使ってくれてるのも嬉しい。。

22 ジャッキー さん HomePage 2022年07月11日(月) 00時00分

22

知性なき善意 Makoto さん 2022年06月19日(日) 14時47分

タクシー運転手とかが面白い冗談のつもりで女性客にひどいセクハラ発言したりするのが思い浮かんだ…こういうのは田舎でよくあります。でも東京でもありそう。


  • ジャッキー さん 投稿日:2022年06月21日(火) 03時51分
     
    いやーーーありますよね。田舎には無限にあります。東京にもめちゃくちゃありますが、少なくとも夜学バーとかいうお店がギリギリ成り立たないでもない(人が1人自活するための金額すら稼げていませんが)くらいには、有限かもしれません。

    知性って、「セクハラ〜〜ギャハハー」みたいな人に対して、「それはダメですよ」とブレーキかけるようなイメージなのですよ。人は誰もがちょっとアレな欲求を持っていて、でも自制している。それを自分に対しても他人に対してもできる、ということが「文化水準が高い」ということの前提だと僕は思うのです。

  • Makoto さん 投稿日:2022年06月29日(水) 10時32分
     
    前言われてた距離感の近さもあると思います。田舎はよそ者が少ない分距離感を測る必要性が低い、東京などはそこら辺多様なので測れるようになっていくと。

  • ジャッキー さん HomePage 投稿日:2022年06月30日(木) 04時15分
     
    たしかに、田舎の人たちは「ゼロ距離」(身内)と「ヒャク距離」(知らない人、警戒したり無視したり)しか基本的にないのかも。
    都会の人は人間関係を「距離の層」みたいに考えている節はありますね。「親友」「友達」「友人」「知人」「知り合い」などなど。「この人って友達って呼んでいいのかな?」みたいな悩みとか。

帯広 蝉海 さん 2022年06月19日(日) 00時26分

お疲れ様です。
帯広って荒川弘先生の御出身地なので、
「インテリの匂いがしない」「知性のヒントが見つからない」というのは意外でした。
荒川先生の故郷ということ以外ミリしらなので完全に想像ですが、
この街の知性は「職場」や「学校」とか、クローズドなところに存在するのかもしれませんね。
短文失礼しました。


  • ジャッキー さん HomePage 投稿日:2022年06月21日(火) 03時48分
     
    書いてみたら思ったより帯広ディスみたいになって恐縮でございます……。帯広いい町でした、本当に。深夜喫茶もあるし。

    荒川先生のご家庭やその周辺のことは『百姓貴族』でなんとなくうかがわれますが、インテリ……知性……みたいな感じでしたっけ?(うろ覚え)
    知恵がないとか、頭が悪いとかいう話ではもちろんないです。大学は畜産学部しかなく、本屋とかも少なくて(需要もなくて)、文系文化の育つ土壌がおそらくずっとないのだと思います。
    たぶん職場や学校にも、いわゆるこう、僕のイメージするような文系文化はあんまりないような気がします。文学!カルチャー!みたいな。オタク文化(主にアニメ、ゲーム、ネット)はあるとおもいます。音楽も。

    知性それ自体がないわけがないのですが、街に宿ってる感じはどうしてもしません。
    効率みたいなものはあるのかもしれないし、豊かさはあります。元気さも。だいたいのものは何もかもありますが、いまいち「文化」という感じがしないというのが感想です。ドメスティックな場にはあるのでしょうが、それが刺激しあって伸ばしあうための場があるようには思えません。

    結論 荒川先生はすごい

精神を加速! Makoto さん 2022年06月12日(日) 23時18分

            ∩_∩
           / \ /\
          |  (゚)=(゚) |
          |  ●_●  |
         /        ヽ
       r⌒| 〃 ------ ヾ |
      /  i/ |_二__ノ
     ./  /  /       )      精神を加速させろ
     ./ /  /      //
    /   ./     / ̄  
    .ヽ、__./     / ⌒ヽ 
        r    /     | 
      /          ノ 
     /      /    /  
    ./    //   /   
    /.   ./ ./  /  
   i   / ./ /   
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   i  ./  |_/ 
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  • ジャッキー さん HomePage 投稿日:2022年06月17日(金) 10時20分
     
    ズレてる?
    「AA」というチェックボックスをオンにするとズレないと思います!

  • Makoto さん 投稿日:2022年06月19日(日) 14時43分
     
           ∩_∩
               / \ /\
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           r⌒| 〃 ------ ヾ |
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         ./  /  /       )      精神を加速させろ
         ./ /  /      //
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        .ヽ、__./     / ⌒ヽ 
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       i /         
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      (_/   

    どうでしょう

  • ジャッキー さん 投稿日:2022年06月21日(火) 03時53分
     
    1行目だけズレてましたな
    こ、これでどうだ

               ∩_∩
               / \ /\
              |  (゚)=(゚) |
              |  ●_●  |
             /        ヽ
           r⌒| 〃 ------ ヾ |
          /  i/ |_二__ノ
         ./  /  /       )      精神を加速させろ
         ./ /  /      //
        /   ./     / ̄  
        .ヽ、__./     / ⌒ヽ 
            r    /     | 
          /          ノ 
         /      /    /  
        ./    //   /   
        /.   ./ ./  /  
       i   / ./ /   
       i  ./ .ノ.^/   
       i  ./  |_/ 
       i /         
      / / 
      (_/   

  • Makoto さん 投稿日:2022年06月29日(水) 10時33分
     
    ピッタリ!

ISTP Anime characters エルフ さん HomePage 2022年06月07日(火) 19時45分

I can't even protened to be stupid enough to play soldier in this insane world.

Annie Leonhart ISTP
Annie wants to be loved. She returns to her father even though she was a killing machine to him. She cares about Armin's kindness which she rarely experiences.

Annie Leonhart,
Attack on Titan
https://www.personality-database.com/article/istp-anime-characters


  • NEW CROWN さん 投稿日:2022年06月17日(金) 10時19分
     
    Thank you very much for this interview, Miss Cates.

ジャッキー さん HomePage 2022年06月06日(月) 23時26分

いちおうお断りしておきますが2ch的ノリがめっちゃ好きなわけではないです。こち亀は5巻まで、2chは2000年まで。

         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
          |  おまえらも  |
   ∩_∩  |          .|
  (´ー`) <   暇な奴ら   .|
  (   )  |           .|
   | | |   |  だなぁ     |
  (___)__)   \_____/


  • ジャッキー さん HomePage 投稿日:2022年06月06日(月) 23時27分
     
    AAチェックなし

             / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
              |  おまえらも  |
       ∩_∩  |          .|
      (´ー`) <   暇な奴ら   .|
      (   )  |           .|
       | | |   |  だなぁ     |
      (___)__)   \_____/

「手伝うという関係」 曳尾庵 さん HomePage 2022年06月01日(水) 12時44分

今まさにここを少し手伝わせてもらってるので、実感を伴って読むことができました。

自分の得意分野領域専門性を確立させてきたので、まさに「ここだ」というのは見極めができますし、声も力まずにかけられるようになったと思います。
ただ、今よりだいぶ若い頃、他人が困ってるのを見て、なんとかして助けてあげなきゃという気持ちから行動を起こしたものの、結果相手のためにならずに、恥ずかしい思いをしたり、残念な気持ちになったりした経験も無駄ではなかったなと思います。そこから、ただ気持ちだけあってもダメなんだと理解できたので。


  • ジャッキー さん HomePage 投稿日:2022年06月04日(土) 16時29分
     
     お手伝い、そして書き込みありがとうございます。
    「自分に何が、どのくらいできるか」「すべきか」とかが定まるまでは、どうしても空回りしてしまう。受ける側としても未熟な場合があって、なかなか手伝ってもらえなかったりします。(そういうことが過去にありましたよね、すみません…。)

     気持ちだけでなく、「自分と相手との関係」を見つめた上での行動でなければ、という。そこが1番難しいです。何にしても、ずっとこうして付き合っていられるのが本当に嬉しいです。重ねてありがとうございます!


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