先日お話しした、立花隆が読書日記連載で畑田国男をほめていたという件、下に引用します。(立花隆『ぼくはこんな本を読んできた』文春文庫 p.222-223)
> 畑田国男の『「弟の力」伝説』(コスモの本)という本が出ているのを見て、早速購入。
> 同じ著者の前作、『「妹の力」社会学』(コスモの本)が滅法面白かったので買ったのだが、なんとなく二番煎じの感じで、インパクトがいまひとつ。でも、「歴代のホームラン王は 『弟』ばかり」とか、「オリンピックのメダリストは『弟』が独占」とか、お笑いタレント、 好感をもたれるタレントは圧倒的に弟が多いとか、データをもとに語るところは、相変らず面白い。
手放しで絶賛というわけではなかったですが、「データをもとに語る」というところで立花隆の琴線に触れるものがあったのかも知れません。
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ジャッキー
さん
投稿日:2023年12月11日(月) 18時35分
ありがとうございます!!
『弟の力』についての所感は僕も立花さんとおなじですね、『妹の力』が素晴らしかっただけにインパクトはあまりなかったですね。しかしもちろん「相変わらず面白い」という感想もおなじ。
畑田国男『妹の力』はたしか、15〜20年くらい前にブックオフかなんかでジャケ買い(?)した記憶があるのですが、こんなに長い付き合いになるとは思っておりませんでした。そしていまだに通用するものの見方であるような気がします。きょうだい関係は普遍性が高い。
「妹の時代」は続いていつつ、しかしそこをベースにいろいろと変化はある、それを考えるベースとなるような研究だと思っております。いまだ『ちびまる子ちゃん』は続いていますからね……。
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元間借り人
さん
投稿日:2024年01月03日(水) 05時17分
お店で『妹の力』を少しめくった時には「おもしろいけど、本気(マジ)か?」という感想だったのですが、この年末年始に『兄弟の社会学』を入手したので、ペラペラめくってみたのですが、「おもしろいけど、本気(マジ)か?」という第一印象です。眉が唾液でびしょびしょになりそうです。
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元間借り人
さん
投稿日:2024年01月03日(水) 05時19分
日本語がおかしくなったけど、修正も削除もできない! なつかしいインターネットですね。
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ジャッキー
さん
投稿日:2024年01月09日(火) 02時51分
僕も、畑田先生の研究については当初からずっと眉を濡らしております。ただ、「確かにまあなんとなくそういう傾向があるような気がするよなあ」という感想は強く持っており、「参考の一つとしては有用だろう」と思っています。
かつて大学受験参考書のベストセラーとして『例の方法』という本がありました。問題をろくに読まず、設問と選択肢のクセのみで正解を導き出してしまおう!という趣旨なのですが、確かにこれだけである程度の点数は取れてしまう一方で、これだけで100点を取ることはまず不可能。問題を読み、正攻法で解凍する実力をつけたうえで、「例の方法」を参照するとさらに正答率が上がる、もしくは「どうしてもわからない問題」にのみ適用する、というふうに活用ができます。
畑田先生のきょうだい型論も、そのくらいのものとしてインストールしております。主に余興としてですが、ちょっとくらいは何かに役立っている気もしないではないです。
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ジャッキー
さん
投稿日:2024年01月09日(火) 02時55分
解凍→解答(笑) ↑の書き込みを受けての故意ではないです
ついでの余談。高校3年生の時に『例の方法』を熟読し、おかげさまで(特に国語は)恐ろしいほど正答率を引き上げることができた、と思っています。もちろんすべての科目に適用できて、これがなかったら受からなかったのでは?とさえ。眉唾も使いよう……。